最近「福岡がアツイ」そんな声を聞いたことありませんか?
住みたい都道府県――
出張で行きたい都市――
など様々なアンケートでも、上位にランクインしている街、福岡。
「一度赴任した人間が本社に帰りたがらない」なんて話もよくあるそうです。
調べてみたところ、人気の主な理由は次のとおり。
■ ご飯がおいしい
■ お酒がおいしい
■ 水・空気がおいしい
とにかく“おいしい”ものがいっぱい、ということですね。
また、空港からのアクセスがいいところや、主要の商業施設が1つのエリアにまとまっているところなども、人気の理由に含まれているようです。
さて、冒頭でお話した「福岡がアツイ」という話ですが……
ナゼ福岡が今人気なのか、その魅力に迫ると同時に、福岡を舞台に躍進する企業を紹介します。
福岡の人口は、東京・横浜・大阪・名古屋・札幌・神戸に次ぐ日本第7位のポジションです。
2016年4月1日時点の推定人口は、約154万人。しかも、この10年で10万人以上増加中というのが驚きです。
また、同年2月から3月にかけての人口動態を見てみますと、市外からの転入が約1万人増加。
新生活を福岡で迎えた人が1万人もいるということですね。
そして、若者世代(15~29歳)の多さも政令都市の中では全国トップ。福岡の「活気」を象徴しています。
福岡に若者が集まる理由の1つは、大学や専門学校の多さ。
たとえば大学では、九州大学を筆頭に、福岡大学や西南学院大学、福岡女子大学、福岡女学院大学、福岡工業大学、九州産業大学、九州造形短期大学などがキャンパスを置き、主に九州各地から若者が進学してくるのです。また、卒業後はそのまま福岡で就職する人も多く、若い人材が集まりやすい土地となっているようです。
次は、こうした「人材が豊富である」という背景から、多くの企業が“福岡進出”している、という話をしましょう。
最近では、大手企業の福岡支店ばかりではなく、IT企業の進出も注目されています。
福岡で起業し、世界から注目を集めるゲーム制作会社の「レベルファイブ」やプロジェクト管理ツール“Backlog”の「ヌーラボ」、開発拠点を新たに設けた「サイバーエージェント」や「LINE」の拠点オフィスなど、活発な動きを見せています。
特に「LINE」は、2013年7月に福岡を「国内第2の拠点」として、市内中心部に約1000人が働く新社屋の建設を発表し、世間を驚かせたのも記憶に新しく、「これからは福岡」の流れを印象づけました。
それから2年――、子会社である「LINE Fukuoka」はすでに2016年1月時点で従業員数が655人にまで到達(LINE株式会社単体では1019人)、名実ともに「国内第2の拠点」としての地位を築きつつあります。
福岡は、韓国や中国・台湾などにとっても近い場所。福岡都心部に位置する世界有数の利便性が良い福岡空港は、国内航空ネットワークの中核拠点、アジアの玄関口として重要な役割を果たしています。
また、教育・物価・治安の面で東京より外国人が住みやすく、今後の海外展開に向けた前線基地として最適である、ということですね。
そして、ここに来て新しい動きも。
これまで駅周辺の複数のオフィスを利用していましたが、近年の従業員増を受けて5月、博多駅前に建設中の「JRJP博多ビル」(2016年4月27日開業)への入居を発表しました。こちらのビルは地下通路と2階デッキでJR博多シティに直結している、アクセス抜群の好立地。九州最大の玄関口である博多駅で、さらに「LINE Fukuoka」が存在感を増すことは間違いありません。
福岡のますますの“IT都市化”に目が離せなくなるでしょう。
前章で、福岡は教育・物価・治安の面で住みやすい、ということに触れましたが、ここでは福岡のメリットについて紹介します。
福岡は、住宅事情・消費者物価がとてもリーズナブル。
総務省統計局の「小物物価統計調査(2015年7月)」によると、東京都の民営家賃(月額)が8,647円/坪であるのに対し、福岡市は4,115円/坪、北九州市は4,036円/坪とほぼ半額です。
さらに、オフィス賃料を見てみると、東京都は17,490円/坪であるのに対し、福岡市は9,224円/坪とほぼ半額。
また、電気料金平均単価も、東京電力が23.4円/kWhであるのに対し、九州電力は19.0円/kWh(2016年5月現在)。
「LINE」が福岡を第2の拠点に選び、従業員を増員させるのは経費削減にも繋がるから、というのもありそうです。
そして、福岡は英情報誌「MONOCLE(モノクル)」の「世界でもっとも暮らしやすい25都市(2015年版)」で12位にランクイン。世界で通用するショッピングと食、山や海までのアクセスの良さ、国家戦略特別区域に指定されたことが評価されています。
ゆとりのある生活と、コスパの良いビジネス環境が福岡の最大のメリット。
海外からも評価されているので、国外からの移住者も増えていくことでしょう。
こうした背景から企業が福岡に注目し、拠点を移す理由もわかりましたね。
いかがでしたか?
福岡の魅力と、企業が注目するワケがわかっていただけたでしょうか?
今や「GO! WEST!」というより「GO! FUKUOKA!」という風が吹いています。
「LINE」をはじめとする様々なIT企業が福岡に進出しているので、今のうちにどういう企業があるか研究してみると、今後の就活や社会人になってからもその知識が役立ちそうです。
福岡で暮らす――、というのがイメージしにくい人は!
ぜひコチラのサイトを参考にしてみてください↓↓↓
https://ijuu-teijuu.pref.fukuoka.lg.jp/
世界でも認められた住み良い都市。
福岡に住んでいる人はもちろん、近隣に住んでいる人もそうでない人も、就業先に“福岡”というのも視野に入れてみませんか?