同じ会社員でも、業界によってイメージは全く異なるもの。「商社社員」と聞くと、どういったイメージを思い浮かべますか? バイタリティ溢れる、フットワークが軽い、友だちが多そう、英語が堪能、高給取り……。
でも、これらはあくまでも“外から見た”イメージ。実際はどうなのでしょうか? JOBRASS編集部では、現在商社に勤める会社員85名に、「商社に勤める人にありがちなこと」を聞いてみました。
1)お酒好き
取引先などと飲食をともにし、コミュニケーションを密にすることも多そうな商社社員。お酒が飲める人、好きな人が多いのは事実のようです。
・みんな酒好き(女性・25歳)
・飲み会好き(女性・37歳)
2)口先三寸、チャラい
多かったのが「話がうまい」「口が達者」というもの。言葉は違えど、「チャラい」「テンションが高い」という声も。
・口先三寸(男性・62歳)
・口が達者な人が多い(女性・35歳)
・チャラいのが多い(男性・45歳)
・テンション高い人多い(女性・23歳)
3)持ち物は高級ブランド志向
ブランド時計、高級な車を持っている人も。「高収入だと、そういうところにお金をかけたくなることに加え、取引額が多い相手だと、案外身なりで判断というのもあるのかも」(女性・40歳)
・ブランド時計(女性・32歳)
・高級品をつけたがる。海外に行けるチャンスがある。何となく生活が派手になる(男性・64歳)
・分不相応な車(男性・68歳)
4)何故か常にスーツ、マナーはばっちり
言葉遣い、マナーはビシっと! そしてどこに行くにもパリッとしたスーツ。「三つ揃いという人も」(27歳・男性)
・当たり前のようにどこに行くにもスーツ(男性・51歳)
・年下にでも気を使う(男性・49歳)
・ビジネスマナー(男性・40歳)
・変にバカ丁寧な言葉を使う(男性・59歳)
5)やたらに英語
イメージ通り? 英語が当たり前に飛び交い、同僚には外国人という環境は、やはり珍しくないようです。
・やたら日常会話で英語の単語を使う(男性・53歳)
・外国人の社員がいる(男性・46歳)
6)タテ関係を重視
体育会系がつよいといわれる商社。先輩・後輩の関係は、やはり強い?
・運動部に入っていた人(女性・24歳)
・先輩の言うことにはある程度服従する(男性・75歳)
・朝礼で社訓を必ず叫ぶ(女性・30歳)
7)忙しすぎ
海外とのやりとりでは時差があるため、日本の深夜なんて関係ないことに加え、もう時間の概念がないくらい忙しそう。
「高収入とはいえ、タクシーの利用が多かったりして、余計な支出も多いです。時間をお金で買う生活ですね。なので、自分の時間を大切にしたいという人にはいちばん向かないかも」(男性・36歳)
・精神的にも肉体的にも丈夫であること(男性・48歳)
・仕事と生活の区別がつかない(男性・55歳)
・毎日が最終電車か都内からのタクシー利用(男性・43歳)
・カップラーメンになりがちな食事(女性・27歳)
その他、「お金だいすき」(男性・47歳)、「倉庫の検品など意外と地味な仕事がある」(女性・37歳)という声も寄せられました。大きなお金を動かすことも多い商社社員たるもの、お金が好きであることも仕事をするモチベーションの一つなのかも。そして、そんな仕事は、実はひとつひとつ、地道で小さな仕事の積み重ねだったりもするのです。
「商社社員あるある」に当てはまったり、当てはまらないからといって、商社に向く・向かないというわけではありません。ただ、「タフであること」「英語を使うことにストレスを感じないこと/勉強する気があること」はマストかも。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年2月16日~2016年2月24日
対象:商社に勤める会社員 計85名