本格的な花粉・黄砂・PM2.5の飛来シーズンが到来。
花粉症の人、アレルギー性鼻炎・結膜炎の人にとってはなかなか辛い時期だと思います。かく言う私も花粉症に悩む人の1人。毎年春になると暖かくなってきてウキウキする反面、「また今年も花粉に苦しむのかぁ~」と憂鬱になります。
近年は、花粉症ではなかった人も発症してしまうほど、花粉の飛散量が増えているとのこと。加えて、黄砂やPM2.5まで飛んできてしまっては……これまで春を快適に過ごしていた人も、「鼻がムズムズする」「目がかゆい気がする」なんて人もいるのでは?
何はともあれ、春だけ国外へ逃げるわけにもいきませんし、みなさんは就職活動の真っ最中。しっかりと対策を立てて、なんとかこのシーズンを乗り切るしかありません。
「会社説明会でマスクはマナー違反!?」
「大事な面接中にくしゃみをしてしまったらどうしよう」
「薬の副作用で眠くなってしまったら困る」
「目の充血、真っ赤な鼻……顔の印象が変わっちゃう!」
などなど、今回はそんなみなさんの不安を解消するべく、就活中の花粉症対策を紹介していきたいと思います。
≪主な症状≫
■くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻にくるもの
■痒み・充血といった目にくるもの
■まれに微熱やのどの痛み
就職活動では、身だしなみを整えることも重要なポイントですが、花粉症やアレルギー性鼻炎・結膜炎の症状があると、絶えないくしゃみや鼻水、涙などがあなたの集中力を妨げることになるでしょう。さらに人によってはボーッとしてしまったり、眠くなってしまったりすることもあるので、就活中においては、多大なストレスになりかねません。
また、女性はメイクが落ちてしまう場合もあるので、ウォータープルーフのメイク用品を使うなど、花粉症トラブルを未然に防ぐための対策をしましょう。
≪まだ花粉症じゃない人の予防策≫
■外出時はマスクを装着
■帰宅後すぐに上着についたほこりなどを掃う
■空気清浄機があれば稼動
ポイントは花粉を生活圏内に持ち込まないこと。アレルギー性鼻炎・結膜炎の人はもちろん、風邪予防にも効果的な対策です。寒暖の差が激しい日や、風の強い日の外出は特に気をつけましょう。
ちなみに私は鼻のムズムズ感を感じたら、鼻の付け根に蒸しタオルを乗せ、仰向けで数分横になる、といった方法を行っていますが、スーッとして鼻の通りがよくなりますよ!
また、タンパク質や脂質が少なくて、体内の免疫バランスを保つのに良いと言われている和食をなるべく選ぶのも花粉症対策として良いと思います。
マスクや眼鏡は基本中の基本!
ここでは就活中に花粉症で悩んだ人たちが選んだ、マスク・眼鏡以外の便利グッズをランキング形式で紹介します。
NO.1 鼻洗浄スプレー
花粉症の人ならわかっていただけると思うのですが……「鼻をもぎとってタワシで洗いたい!!」という時ありませんか? もちろんそんなことはできないので、鼻洗浄スプレーをオススメします。鼻の中を直接洗い流せるので、花粉もほこりも一網打尽! 外出していて帰宅したらすぐに洗浄しておきましょう。
No.2 天然成分のスプレー
点鼻薬に抵抗がある人や鼻洗浄が苦手な人にオススメです。花粉に反応してしまったら鼻水・鼻づまりが悩みのタネに。ハッカやプロポリスなどの天然成分スプレーは、鼻が詰まった時にスッと吸うだけで鼻が通るようになりますよ。
大事な面接や訪問の前に使用すると安心です。
No.3 洗眼薬・液
鼻を洗いたいのと同じく「目玉を洗いたいぃぃぃ~!!」というのもこの時期よく聞きます。そんな時は洗眼液を。ただし、洗いすぎてしまうと目に必要な栄養分や油までも落としてしまい、角膜を傷つけてしまう場合もあるので注意してください。オススメなのは人工涙液や生理食塩水。病院で処方してもらえるので、お医者さんに相談しましょう。
No.4 ウィルス・花粉ブロックスプレー
外出前にシュッとひと吹きするだけでOK! 花粉やウィルスの浸入を防ぐスプレーです。服にかけるタイプや、顔に吹きかけるタイプなどがあるので、あなたに合ったものを選んでくださいね。女性の場合、メイクの上から吹きかけても大丈夫なものを選べば、メイクが落ちる心配はありません。
No.5 エチケットブラシ
古典的ですが「あってよかった」と思えるアイテムの一つです。帰宅後、上着などについた花粉やほこりを手で掃いきるのは難しいもの。エチケットブラシでしっかり掃い落としましょう。また携帯しておいて、訪問前にサッと掃っておくことで会場に花粉を持ち込まずに済むし、身だしなみも整えられるので一石二鳥ですよ。
この時期、花粉症や風邪のせいでマスクが手放せない人が多いかと思います。外を歩いている時や電車に乗っている時、マスクを着けている人をたくさん見かけます。しかし、悩ましいのは会社説明会や面接の際。マスクを着けていてもいいものか、外すとなればそのタイミングはいつなのか……正しいマスクの取り扱いについてまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
会社説明会では、マスクを外すのが正しいマナーであると考えられています。
会社説明会では、就活生が会場に入ってきた時の表情や立ち振る舞いをチェックしているケースもあります。その時に、マスクで表情が隠れていると印象に残りませんし、場合によっては「マナー違反である」とされ、評価が下がることも。またマスクは声が通らなくなり、担当者と会話をする際に聞き取りにくくなるため、マスクを外すのが無難です。
では、マスクを外すタイミングはいつか?
建物に入る前がベストでしょう。また女性の場合はマスクにメイクが付着してしまうこともあるので、近くのお手洗いなどで外し、メイクを直してから会場に入ると良いと思います。
どうしてもマスクを外せない場合は?
くしゃみや咳で周りへの迷惑を考え、マスクを着けておきたいということもありますよね。そんな時は受付などで「花粉症がひどく、周りに迷惑をかけてしまうかもしれないので、マスクを着用したまま参加してもよろしいでしょうか」と一言確認を取るのがベスト。そうすれば“気遣いのできる子だな”“マナーをわきまえているな”とマスクを着けているあなたへの印象も変わりますよ。
毎年悩まされている人も、そうでない人も、就活中にはきちんと対策しておきたいもの。今回ご紹介した予防策や便利グッズで、辛いシーズンを乗り切ってください。あまりにも症状がひどい人は病院に行き、医師に相談することをオススメします。薬の副作用で眠気が気になるという人も、漢方を処方してもらったり、花粉症を緩和する注射を打ってもらったりすることもできますよ。
大切なのは、シーズンが本格化する前に早期対策をして、面接時に症状がひどくならないようにすること。万全の対策をして、就活に集中できるようにしましょう。