面接部屋で、カバンはどこに置いたらよいのでしょうか。床の上? 自分が座る椅子の近く? 椅子の近くだとしたら、自分の右側? 左側? また床に置いたら倒れそうな場合、部屋の壁際で、壁にもたれかけさせるようにして置くのはアリ? それとも床に置くのはNGで、自分の座る椅子の背もたれのほうに置いて、自分はその前に座る? あるいは座った膝の上? 机の上?
カバンひとつとっても、案外悩みどころは尽きないもの。そこで今回、JOBRASS編集部では採用担当者106名に、面接時のカバンの置き場所について、意見を聞いてみました。カバンの置き方で、“マナーがなっていない!”と、マイナスポイントになることもあるの…!?
まず、「あまり気にしない」(男性/総務・人事・事務/45歳)、「どこでも良い」(男性/営業・販売/44歳)など、“可否には直結しない”という声も多く寄せられました。ただし、文房具を取り出したり、渡された書類をしまったりする可能性もなくはないため、基本的には壁際などではなく、“自分の近く”に置いておくのが良さそう。
では、床の上? 椅子の上? 膝の上? 机の上?
これについては意見が分かれましたが、おおむね「床」というものが大半。少数ながら「膝の上に置けばよい」(男性/公務員/44歳)、「一言言ってもらえれば机の上でも構わない」(男性/その他/45歳)など、膝や机の上でもいいという意見がありましたが、「椅子の上でいい」という声はゼロ。“カバンを椅子の上に置く”という行為は、たとえ自分が座る椅子であってもNGのようです。
もっとも多かったのは「椅子の横か後ろ」。「仮に自分の席の横に椅子があったとしてもそこには置かず椅子の横(足もと)に置く」(男性/営業・販売/36歳)というアドバイスもあり、繰り返しになりますが椅子の上はNG。気をつけたいところです。
・椅子の横(男性/企画・マーケティング/45歳)
・椅子の横か後ろ側(男性/公務員/41歳)
・椅子の側面か後ろ(女性/その他/42歳)
自立しないカバンの場合、椅子の脚にもたれかけさせるようにすべし、という声がある一方で、
「倒れないカバンを用意して」(男性/その他/31歳)
「そもそも倒れそうなカバンを使うことをお勧めしません」(女性/その他/38歳)
など、カバン選びのときにある程度底がしっかりとしており、“立つ”ものを選ぶと良いという声も少なくありませんでした。
・椅子に立てかけるようにすればよい(男性/その他/47歳)
・椅子の横に置いて立てかけるのが1番自然です(男性/広報・宣伝/43歳)
・カバンは基本的に下に置くべき。自立しないカバンはイスにもたれさせて良い(男性/出版・マスコミ関係/49歳)
・一言断ってから、イスの横に斜めに立てかければ良いかと思います(男性/研究・開発/45歳)
では、椅子の右側と左側、どちらに置く? これについては、
「左に置く」(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
「左側イスの横」(男性/コンピュータ関連技術職/33歳)
と“左”という意見、
「右下の足元」(男性/営業・販売/38歳)
「右側床に置く」(女性/その他/41歳)
と“右”という意見と真っ二つ。基本的には、カバンを持っている手の側にそのまま下ろして置くのがスマートではありますが、あまりこだわりはないようです。自分にとって、書類などの出し入れをし易い側はどちらかシミュレーションしてみると良いでしょう。
その他、「気になるなら、面接担当者に聞いて下さい」(男性/会社経営・役員/46歳)「悩むぐらいなら、面接官に聞いていい」(女性/総務・人事・事務/43歳)という声もありました。部屋に入って、座るように促されたタイミングでカバンも置くことになりますが、わからない場合は「カバンを床に置いてもよろしいでしょうか」など、聞いてみると良いでしょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名