サークルや部活の経験から「忍耐力」を自己PRとして利用する学生は多くいます。
営業職や新入社員には求められる力ですが、ただ「忍耐力」をアピールするのではなく、ポイントをおさえて伝える必要があります。今回はそんな「忍耐力」をうまくアピールするための自己PRの作り方、注意点を解説していきます。
【忍耐力】 苦しみ・つらさなどに耐える力。
【忍耐】苦しみ・つらさ・怒りなどを、たえしのぶこと。
▼類語:耐久力 ・ 持久力 ・ 堪え性
ビジネスシーンで求められる忍耐力とは次の通りです。
○困難であっても最後までやり遂げる力
○途中で物事を放り投げない
○困難なことがあってもすぐにあきらめない/頓挫しない
また、忍耐力をアピールすることは、「ストレス耐性がある」ことを企業に伝えることができます。ストレス耐性とは、社外、社内ともに必要となります。たとえば、営業職や販売職・接客の場合は、ときにお客様からきつい言葉を浴びせられるかもしれません。その際に、一回一回長く気にしていると、なかなかモチベーションもあがらず作業が効率的に進みません。また、社内では入社したばかりのときは指導され怒られることもあります。その際に、やはり気に病みすぎるとなかなか前に進むことができません。(もちろん一度しっかり意見をうけとめるということは大事ですが)
このように、忍耐力は「対自分」だけではなく「対他者」にでも発揮を期待される力です。
次に「忍耐力」をアピールするときの注意点について追加してお伝えしておきます。
「仲の良いパートさんが多く働きやすいアルバイト先で4年働いた」ということは「忍耐」ではなく「持続力」であったり「コミュニケーション力」という表現が適当かもしれません。
忍耐力のアピールといえども「ただただじっと我慢する」というニュアンスが強いと、
「この学生は自分自身でため込んでしまわないだろうか」「今後より大きなトラブルを抱えたときに、うまく発散できず解決できないのではないだろうか」と、不安に思われてしまいます。解消方法や解決方法などを併せて伝えることで、忍耐力をより効果的にアピールすることができます。
次に「忍耐力」をアピールする自己PRの作り方、整理方法について順番に説明していきます。
責任感をアピールするきっかけをまとめていきましょう。エピソード、他人の評価であると客観的な視点になりますので、なお良いです。
いつ(When) :居酒屋でアルバイトをしていたとき
どこで(Where):アルバイト先で
だれが(Who) :私が
なにを(What):常連のお客様に怒られてしまい、反省し改善し、お客様から褒められるようになった
なぜ(Why) :挨拶の声が小さい(マナーが徹底されていなかったから)
どのように(How): 先輩にお願いし改めて徹底的に指導してもらった
さらに、忍耐力があることをアピールするために振り返っておくべき点
・どのように大変だったのか
・なぜ粘り続けたのか
・どのように改善し、何が生まれたのか
忍耐力をアピールした内容は準備できましたか?エントリーシートや履歴書に書き終わったら必ず最後に以下の点を確認しましょう。
・主語と述語があっているか
・誤字脱字がないか
・サービス名、社名に間違いがないか(英語やカタカナなどは要注意)
…漢字はもちろん、英単語のスペル間違い、企業名の間違いなどには気を付けましょう。
・句読点が適切に利用されているか(”、”が多すぎないか、少なすぎないか)
その他すべてのチェック項目を確認したい方は、【エントリーシートや論文で使える!】少しの工夫で、文章力を身に付ける方法の記事をご覧ください。
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