就活において髪型は本人の印象を左右する重要なポイントになります。女性も男性も面接において、髪型次第で好印象をもたれるか否かで内定が決まると行っても過言ではありません。もちろん髪型「だけ」で全てが決まるわけではありませんが、初めて会う面接官に対して好印象、イメージアップを図ることは内定への近道になることは間違いありません。
そこで今回は、髪型で就活や面接にどのような効果が期待できるのか、好印象を与える髪型にはどんなものがあるのかをご紹介してきます。
髪型について好印象を与えることの意義や、髪型の違いでどのような印象をもたれるのかをご紹介していきます。
就活で髪型が評価を分ける理由としては、社会人として仕事をしている以上、相手の印象は第一印象でまず判断されるケースが限りなく多くなるということです。学生時代では自分の個性もあったかと思いますが、いざ社会人になった場合、周囲からどう思われているのか、また、どう見られているかを意識する必要がかなり多く出てくることを知っておきましょう。茶髪程度であればまだ良いかもしれませんが、金髪や派手な髪型などは人によっては良い印象を持たないことがあります。就活も一緒ということです。
さらに、就活面接で出会う採用担当者はほとんどが初対面になるはずです。そのため、初対面で「この学生は採用したくない」と判断される最初の要素は「見ため」になります。これは合コンなどでも一緒ですが、メラビアンの法則といって、よく知らない相手の評価は「見た目」でほぼ9割が決定してきます。
就活では自分が働きたいと思う企業に対して、どれだけ好印象を持ってもらえるかが大切になりますので、身だしなみは重要なポイントになると覚えておきましょう。
就活で意識した一番のポイントは清潔感とビジネスシーンにふさわしい格好かどうかになります。面接で会う採用担当者は初対面であると言いましたが、初めて会った方が清潔感のある好印象の学生であれば、それだけで評価はあがります。
ポテンシャル採用とも言われる新卒採用市場ですから、何ができるというよりも、この学生はできそうだと思われるような演出が大事になると言っていいでしょう。
見た目の清潔感に加え、自分で髪の毛が気にならないようにすることも大事です。
・黒髪に戻した(女性/総務・人事・事務/29歳)
・それまで固めてとんがっていた髪型をお坊ちゃま風にした(男性/その他/30歳)
・黒髪にして、前髪をきれいにすることを意識した(女性/総務・人事・事務/31歳)
・長めだった髪型を短くし、染めていた髪の毛を黒く戻した(男性/コンピュータ関連以外の技術職/33歳)
・長髪なので、束ねるときに清潔感のある髪型を心掛けた(女性/総務・人事・事務/27歳)
・髪の毛をまとめて、一日中歩いてもボサボサにならないようにした(女性/コンピュータ関連技術職/27歳)
・髪型を必ずきれいにまとめて、できる女風に見せた(女性/その他/27歳)
・前髪が長めだったためピンでとめた(女性/コンピュータ関連技術職/23歳)
・普段は特に気にしてなかったが清潔感が出るように髪が乱れないようにした(女性/営業・販売/30歳)
・普段は髪型がロングで下ろしているがひとつに結った(女性/総務・人事・事務/28歳)
・面接中に髪の毛をさわらないですむようにセットした。(女性/営業・販売/28歳)
・普段は乱雑に髪を縛り化粧もしないが少しでも良く見られたいので髪をピンでとめ化粧もし、こ綺麗に見えるよう努力した(女性/総務・人事・事務/26歳)
ポテンシャルとはいわゆる潜在能力や将来性と言われる要素ですが、今なにか具体的にできる事が何もなくても、飲み込みが早そうであるとか、会社のキーマンになってくれそうかなど、学生の将来性を判断して採用活動を行っています。
新卒の学生に対して企業側が思うこととしては、いい意味で会社のビジョンに共感して仕事をしてくれるのか、将来会社を引っ張ってくれるかどうかを考えて採用をしていますので、表に立って仕事をして行く以上、やってくれそうかどうかは学生のやる気や身だしなみ、社会人として恥ずかしくない格好を最低限しているかは、重要なポイントになるでしょう。
そこまで大きな影響は無いとは思いますが、業界によっては髪型を特別意識している場合もあります。例えばファッション業界に就職したい方は、髪の毛も重要な選考基準になるでしょうし、ショップ店員として売り場に立つ以上、身だしなみにどれだけ気を使っているかは重視される傾向にあります。
逆に、老舗と言われるようなメーカー企業や、少し「お堅い」と言われる銀行関係に就職する場合は、派手な髪型は嫌煙される傾向にあると言っていいでしょう。
このように、就活時の髪型で与える印象に影響があるのは事前に認識しておくことが大切です。
男性も女性も、できれば黒髪しておくのがベストですし、なにもマイナス要素がないので無難です。女性はある程度なら染めても良いとは思いますが、あまりにも明るい髪の毛にするのはNGです。やってもダークブラウン程度に留めるか、よく分からなければ黒に戻してしまうのも有効です。
男性を区別するわけではないのですが、男性の場合は髪の毛の色は黒にしておくのが良いでしょう。印象でマイナス面を与えたくないのであれば黒が安全策かとは思いますね。
おでこを出すことで顔の印象がよくなることは、ジョブラスでも繰り返しお伝えしていることですが、それだけ大事な要素であるという証明でもあります。
好感度は新卒採用のポイントですが、おでこを出すことで明るい雰囲気が出ますので、好感度アップに効果的です。好感度の高い人はひとからよく話は聞いてもらいやすいという特徴もありますので、もし髪型ひとつでそれが演出できる可能性があるのであれば、やらない方が損だといえます。
一般的に清潔感がない方に対して好印象や好感度は持ちにくいでしょう。同様に、長髪がどのようなスタイルなのかかという問題はありますが、あなたのイメージでも、賛成が長髪にしているのを見て印象が良かったことがあるでしょうか?
一般的に前髪が長くて暗い印象の方に対して内定が転がり落ちてくることはありませんので、自分の力で勝ち取るのが内定ですので、マイナスの要因はできるだけ無くしておくのをおすすめします。
参考:就活男子の髪型事情|男子就活生が前髪のアレンジで知っておくべきイメージアップのコツ
女性でも男性でも、就活スーツに似合う髪型を意識していれば、そこまで髪型を気にしなくても良いとは思います。ただし、勘違いして欲しくないのは、常識の範囲内が決してあなたの常識ではないということです。
学生のうちは特に考えもしなかった問題ですが、社会にでれば、社会の常識というのもありますから、そのあたりの感覚値はできるだけアンテナを張っておくことをオススメします。
写真にお金をかければ書類選考が通りやすいということを聞いたことがあるかと思いますが、実はそれは間違いとは言えません。膨大な量の履歴書をみる採用担当者とはいえ証明写真は必ず確認します。
最近は学歴社会も徐々に薄まりつつありますので、すぐに目に入る写真の効果はやはり無視できません。髪型で印象がアップすることはすでにお伝えしてきた通りですので、髪の毛や顔の印象をできるだけアップさせることはとても意味のあることだと覚えておきましょう。
ではまず、男性の髪型でおすすめできるものと、イメージアップにつながる髪型にするにはどうすれば良いのかを見ていきましょう。
ショートヘアは男性にも女性にも好印象を受けやすいという特徴があります。社会人になれば髪を染める方も少なくなってきますし、もし営業などで社外の方に会う機会が増えるのであれば、茶髪というだけでNGになる可能性は結構強いので、就活時からショートにし、黒髪にしておくのが良いかもしれませんね。
また、ショートよりも短いベリーショート系も基本の髪型と言って良いでしょう。髪が長すぎると清潔感が失われますので、長めよりかは圧倒的にショート系をおすすめします。
くせや天然パーマがないのであれば、そのまま何もせずに面接に臨むのも良いかと思います。キノコカットのような髪型でもない限り、面接でマイナス要素になることも少ないでしょう。
スポーツ刈りはNGになるという記述も多くありますが、スポーツ刈りだからNGということはほぼないでしょう。 ただ、スポーツ刈りは相手に与える印象にバラつきがあり、刈り上げ方によっては少々怖いイメージを持たれる可能性もゼロではありせん。
良い意味でも悪い意味でも目立つ
これは面接官がどう思うかによりますが、スポーツ刈りにしている方自体が少ないということもあり、好印象を残せるのか、逆に悪い印象を与えてしまうのかは面接官次第と言えます。
ただ、スポーツ刈りにしているからといって必ず悪い印象になるということではなく、良い意味でも悪い意味でも目立ってしまうというのが実情でしょう。
就活時のソフトモヒカンは、場合によっては調子に乗っていると思われるリスクもありますが、ベンチャー企業やネット系企業なら社員がソフトモヒカンにしているケースもかなりありますので、業界によっては高評価の髪型になると思っていいかと思います。
ツーブロックもNGではありませんが、ソフトモヒカン同様に評価が分かれますので、外すとリスキーですが、似合っているのであれば清潔感が出せる髪型と言えます。ただ、爽やかさもあれば「チャラい」「怖い」という意見もありますので、美容室の方に相談したり、友人の評価を聞いてみると良いかもしれません。
参考:男子就活生の髪型でツーブロックはNGなのか? ツーブロックの印象と身だしなみに付いて気をつけるべき事まとめ
黒髪ショートは好印象与えやすい髪型であるというのは間違いないでしょう。短髪で黒髪というのはあらゆるシーンで非の打ち所がない髪型ではあるますし、業界的にもNGがありません。もし、メーカーや商社に勤めたい方は、年配の方と接する機会も多いと思いますので、面接であろうと気を抜かずに黒髪で行くことをおすすめします。
男子就活生が好印象を残すための方法として、一つは前髪をあげておくというのはあります。これは女性にも共通することですが、前髪をあげておでこを出すことで顔が明るくなりますので、面接においては人事の方に対して好印象を残しやすいポイントではありますね。
逆に髪の毛が長い男性は、単純に暗い印象を受けやすく、結果的に悪印象を受ける可能性が高くなります。前髪が長くて目にかかっている様な学生では暗い印象もありますかた、髪が長く、伏し目がちで自信のない学生と思われた場合、誰も採用しようとは思わないでしょう。
髪型で気をつける要素には、もみあげや襟足の長さというのもあります。もみあげは長すぎると不潔な印象を受けますし、逆に長くても整い過ぎていると少し気持ち悪い印象が残ります。
実際どんな印象を相手が受けるのかは個人差がありますが、できれば短く整えておいた方が無難です。それに、もみあげや襟足が長いとスーツに似合わないというのもあります。長すぎる襟足のせいで、せっかくの好印象が台無しになる可能性もありますので、その点は注意しておくと良いかもしれませんね。
参考:就活男子の髪型事情|男子就活生が前髪のアレンジで知っておくべきイメージアップのコツ
ワックスの付けすぎにも注意が必要です。ファッション雑誌になどに出てくるような髪型にしている方も、もしかしたらいるかもしれませんが、あそこまでやってしまうと、たとえ黒髪ショートでも逆効果です。また、つけすぎるとテカテカになってしまい不清潔なイメージも持たれかねませんので、ほどほどがやはり良いと言えます。
参考:就活で男性が好印象を残すためのオススメの髪型と知っておくべき知識の全て
イメージアップをしやすいという意味では、眉毛を整えておくのも効果的です。前髪を上げているのであれば眉毛は意外とよく見られる部分ですので、整えすぎて怖い印象を持たれるのは避けつつ、ある程度眉毛を整えるだけであれば、美容室などに言って整えるのも良いかと思います。
顔全体の好感度をアップしやすくなるものとして、洗顔料を使うというのも良いかと思います。洗顔料を使う機会もそこまで多くはないと思いますが、使うとかなりの美肌効果を期待できます。具体的に何がどうなるのかはやってみないとわかりませんが、男性の場合はかなり顔が綺麗になるという傾向があります。
次に、女性の就活生が好印象の髪型にしてイメージアップを図るためのポイントについてご紹介していきます。
では早速、女子就活生におすすめの髪型をいくつかご紹介させていただきます。
参考:就活を勝ち抜くオススメの髪型とは|女性が好印象を獲得する髪型5選
ミディアムヘアは、証明写真の写りがよくなるといった効果が期待出来ます。おでこができるだけ出るように前髪を流し、できるだけ顔がよく見えるようにすること、おでこや目元などの輪郭がはっきりとわかるように撮影することで、だいぶ印象の良い写真を撮ることができます。
ミディアムヘアは少しのアレンジで顔の印象を大きくイメージアップさせられますので、こういったことを意識して行くだけで、内定に近づくこともできると思います。
ミディアムヘアの良いところは、何と言っても知的感や爽やかさの演出がカンタンにできるという点でしょう。そこまで長い髪でないとできない髪型でもありませんし、面接中に何度もお辞儀をしたとしても崩れる心配が少ないので、応用力の高い髪型と言っていいと思います。
社会人の女性にも多い髪型ですので、面接官も働いているイメージを掴みやすいと思いますし、おしゃれすぎず、でも暗すぎずのいい感じのスタイルを保つことができますので、自分も髪の毛を意識しすぎるということはないでしょう。
ロングヘアと同様、ハーフアップにした髪型でも清潔感を相手に与えることができます。
髪型で人の印象は変わるという話をしましたが、ハーフアップやショートは「明るさ」や「元気のよさ」を印象づけられる可能性が高くなります。プラスしてハキハキと話すことができれば、面接などでもその明るさが、より強調されるはずです。ただ、ハーフアップやショートヘアにしたから完璧というわけではなく、ヘアピンで髪を留める、ヘアスプレーで前髪も横に流すことをすれば、顔の輪郭がハッキリと見えて好印象を与えられるケースもあります。
金髪やメッシュ、アイドル触覚をやらないというのは当然として、毛先を遊ばせ過ぎている、パーマの感じが強すぎるなどは避けた方が無難です。その点、ボブカットは真面目な印象を与えることもできますので、普段使いできるという点でも魅力的な髪型と言って良いでしょう。
何と言っても明るい、柔らかいなど雰囲気を出しやすいことです。女性の髪型は多くありますが、こと就活となると多くの方が同じ髪型になりがちという点があります。それも全然悪くはないのですが、どうしても自分の個性を出したい場合や、面接官の印象に残りにくいということが挙げられます。その点ボブカットであれば、可愛らしさだけではなく綺麗さなども演出しやすいというメリットもあります。また、髪の長さに左右されず、仕上げることができる髪型としてもおススメです。
引用元:就活の髪型でボブにしても良いの?
相手が自分の印象を決定する要素は視覚情報が約6割、話し方や口調が4割という法則のことをメラビアンの法則と言います。ショートとロングヘアの場合、高確率でショートヘアの方が好印象を得る可能性が高いという結果がありますから、ショートヘアが好印象を獲得しやすい髪型としては鉄壁かもしれません。
髪型は、長すぎるとかえって邪魔になってしまうことも少なくありません。そして長く伸びた髪が乱れていると、不潔感を感じられてしまう可能性もあるでしょう。あるいは「髪もちゃんと整えられないのか」と、ガサツな印象に繋がってしまうかもしれません。それなら、むしろショートヘアのように短く切ってしまった方が、顔が明るく見えて好印象を与えられるとも言えます。就活では、ショートヘアもちゃんと適した髪型なのです。
女性の髪型がショートの方が良いという話はよく聞きますが、これは迷信です。正しいものというものはなく、清潔感があればどんな髪型でも基本的には問題ありません。今回ご紹介したようなショートヘアでも、ロングヘアでも一向に構わないと思います。そもそも社会人として働いている女性の多くは大分自由な髪の毛です。就活生だからダメということはないでしょう。
ただ、「就活をしています」という雰囲気を出すことは意外と大事な要素として考えられるのは間違いありません。
就活中にパーマだったとしても問題はないでしょう。ただ、パーマをしていることで髪の痛みが激しくなっている方は注意が必要です。基本的にダメージを与えるのがパーマですから、かけすぎで痛みが目立つようであれば、就活では不利になる可能性があります。
企業側の本音として、「過度なスタイルでなければそこまで見ていない」というのが実情です。例えばウェービーなヘアスタイルがパーマと見られて不利になるのであれば、生まれつきくせ毛でパーマのように見える人は、不利になってしまうことになります。反対にくせ毛の人は、矯正パーマをかけてうねりをなくしておくと良いでしょう。
どんな前髪でも、清潔感と好印象な雰囲気を醸し出している方が良いと言えます。では、どの程度の長さならベストなのかというと、眉毛の上あたりの長さになります。
面接でなくても、初対面の方に対して失礼な態度をとることはないと思いますから、人事の担当者に会ったら身だしなみの面も気をつけましょう。
髪の毛の生え方やクセは千差万別人ですから、分け目も作る際もその人にあった自然な感じにすることをおすすめします。
1999年に、髪の毛の分け方で人にどのような印象を与えるのを研究したものがあるのですが、簡単に解説すると、右に分けると男性的なかっこよさを感じる人が多いのに対して、左に分けると女性的なイメージを受けやすいということを言っています。
もっとわかりやすい例として「フジテレビ」が何かの番組で行った「右分け? 左分け? 髪の分け目で印象が変わるか調査!」という記事があったので、概要をご紹介しておきます。結論から言うと、「髪の毛を右に流すと大人っぽい印象」「左に分けると可愛い印象」を受ける人が多かったという結果が出ました。
分け目で印象が変わったかというアンケートでも、変わったと答えた方が100人中78人という回答からも、前髪の分け方で印象が変わると感じたる可能性は80%あるといっていいでしょう。
就活中は面接のたびにお辞儀をする機会が増えますから、その度にかがんで前髪が落ちてくるようなことがあれば、そのつど髪の毛の位置を直すことになりますので、あまり良い行動とは言えないでしょう。見苦しく思えますし、相手に良い印象を与えることはまずありませんので、長めで耳にかけている方は、ピンか何かで止めておくのが良いと思います。
就活における髪型では、何よりも清潔感が大切になってきます。履歴書などに添付する証明写真でも同じことですが、就活では相手に与える第一印象が、その後の活動を左右してしまうことも少なくありません。
例えばどの髪型でもそうですが、前髪の長さはその人の印象を変えます。目にかかってしまうくらい長い方は、短めに切っておくか、上やサイドにまとめるなど明るい印象になるように心がけると良いでしょう。
前髪をぱっつんにしている学生も今は多いかと思いますが、日本人形のような印象を受けることが多く、実はあまり就活生におすすめできる髪型ではありません。前髪ぱっつんも髪型としては確立しているものですから、決してNGというわけではなく、本人が似合っていると思ってやっていれば別に良いのですが、就活において少しでも印象を良くしたいのであればやめて置いた方が無難でしょう。
ぱっつん前髪が理由で不採用になるということはありえないとは思いますし、もしそれだけでおとされたのであれば、そんな企業は行くべきではないと思いますが、前髪がぱっつんであることで暗い印象を受けるようであれば調整が必要です。
ちょっと顔を下げただけで前髪が顔を覆い隠してしまい、それを直すのに頭を振ったり、手でよけたりする仕草。それを見て、企業の担当者はどのように感じるでしょうか。
ぱっつんであること自体は構いませんが、こうした動作は見ていて不快です。前髪をピンなどで留めないのなら、眉の多少上あるいは眉ギリギリまで切っておくと良いでしょう。ただし、あまり短過ぎるのも考えものです。見る側からすれば子どもっぽく見えてしまったり、ファッション性を強調してしまったりするかもしれません。
企業側の本音として、「過度なスタイルでなければそこまで見ていない」というのが実情です。例えばウェービーなヘアスタイルがパーマと見られて不利になるのであれば、生まれつきくせ毛でパーマのように見える人は、不利になってしまうことになります。反対にくせ毛の人は、矯正パーマをかけてうねりをなくしておくと良いでしょう。
女性の場合、仕事をしているのに就活時と同じ髪型でいることは少ないと思いますし、特に厳しい制限があるわけでもありません。ただ、就活時はフレッシュさが残っているほうが望ましいので、いかにも就活をしていますという雰囲気は意外と大事な要素になるとは思っています。
髪質とは、パサついた髪になるのは避けましょうという意味です。髪を染めたりする回数が多いとどうしても傷んだ髪になってしまいますので、トリートメントなどをして、髪質は一定の水準になるようにキープしておくのが良いと思います。
特にミディアムストレートで行く場合に痛みは目立ちますので、ツヤなどが消えていたら、事前に美容院に行くなどの対策を取っていただくのが良いでしょう。
—就活の際、どのタイミングで美容室に行けばいい? —
企業訪問や会社説明会、あるいは面接の日程が決まったら、1週間もしくは4~5日前頃に美容室などへ行き、ヘアスタイルを整えることをおすすめします。
もちろん、必ず美容室などに行かなければならないというわけではありません。しかし、例えば後ろでまとめやすい長さに切り揃えてもらったり、ぱっつんになっている前髪をすいて重苦しく見えないようにしてもったりと、印象を良くするための工夫は重要でしょう。小さなことが、相手から受ける印象に大きく関わってくるものです。
耳が髪の毛で隠れていないかも見られるポイントになります。顔の輪郭がはっきりと見えるので、嫌がる方も多いとは思いますが、印象アップにつながる部分ではありますので、やっておいた方が良いとは思います。また、ピアスなどを開けている方は要注意事項でして、もし開けている方がいれば事前に外しておくのはもちろん、目立たないようにする工夫は必要になるでしょう。
ここまで好印象の髪型関係について見てきましたが、次にNG項目についても確認しておきましょう。
社会人になるという自覚が足りないと思われてしまうと、内定からは遠ざかる要因です。身だしなみ、髪型ももちろんですが、態度や話し方にも気をつけていただくのが良いでしょう。
もしスーツがシワシワの場合はちゃんとクリーニングをしておくことが大事です。よれよれのスーツで面接に臨むことはよくありませんし、そもそも面接を受けにくる姿勢を疑われますので、ちゃんとした格好であるかを事前に確認して、ほつれなどがないことも気にしましょう。
匂いは好みが分かれる問題ですので、一概にどれが悪いとは言えないのですが、においの強いワックスや制汗スプレーなどはつけない方が良いでしょう。コンビニなどで売っているワックスやケープ類などであれば問題になることはないとは思いますが、特定のブランドや美容室のものを使っている場合は、一度気にして見るのが良いかもしれません。
面接にアクセサリー類を身につけているのもよくありません。おしゃれをしたいとは思いますが、面接時におしゃれはあまり必要がないので、面接に行く際は全て外して行くのが望ましいと言えます。
最後に、面接時に髪型以外の要素について気にしておくべき項目をいくつか提示しておきます。
内定が出た後であれば、比較的自由に髪型は変えても良いとは思いますが、いざ内定式に来た段階で派手な髪型になっているのは印象が最悪ですので、突然の来社要請に対しても対応できるように、内定が出た段階で社会人でも通用する髪型にしておくのが、よいのかなとは思います。
女性向けに、「パーマをかけたままで就活を成功させる方法」という記事を以前公開していますが、男性の場合でもくせ毛がひどい場合はストレートパーマなどをかけても良いとは思います。女性の場合はパーマぐらいかけるかもしれませんが、共通して言えるのは、やり過ぎはNGだということです。
面接官にアピールをする以上は、面接官に覚えてもらえるような言い方や話題を考える必要がありますが、面接官にこいつは違うと思ってもらえるような内容が考えつかない場合は、自己PRの方法をちょっと変える必要があります。
参考:面接でのアピールポイントがない!? 内定を勝ち取るための見せ方を伝授
一般職の面接ではどんな質問をされるのか疑問に思うことも多いと思いますが、学生時代やってきたことや志望動機などはもちろん、他にも様々な質問があります。そこでJOBRASS編集部では、先輩578名の経験談を集め、そこから明らかになった「よく聞かれること」をまとめてみました。
参考:一般職の面接で聞かれる特徴的なこと 先輩578名が赤裸々告白
面接の過程で、自分のことをきかれているのだけれど、突然聞かれると詰まってしまうような質問があります。あなたのことをより深く知るための質問なのですが、準備ができていれば困ることはない質問です。どんな質問があったでしょうか。
就活は、ただ「御社が好きだから」だけでは内定は得られませんし、もしそんな状態で入社したとしてもギャップが大きくなるだけです。つまり、「なぜその企業を一番に志望するのか」理由をしっかり説明できることが重要になります。
参考:採用担当者「なぜ同業他社でなく当社なの?」--企業比較チェックリストで面接対策しよう
人間的、能力的に大きな差が生まれることもありませんが、その「ちょっとした差」の積み重ねは大きな問題で、就活生の予想を超えて結果に反映してしまうようです。
参考:キャリアコンサルタントが教える「面接で落ちる学生はこんな学生」
「面接の練習をしているのになぜかうまくいかない」という方から「いまから広告業界やメーカー、インフラなど人気業界に挑戦したい」という方まで、今回は、面接官が感じる「面接で差がつくポイント」を中心にお伝えします。
参考:面接官が語る「惜しい学生」から「採用したい学生」に変わる方法
いかがでいたでしょうか。就活における髪型問題についていろいろまとめて来ましたが、髪型以上に大切になるのは笑顔です。笑顔は相手に好感を与え、ビジネスにおいては「こんな人と仕事したい」と思われるキッカケになります。
髪型も大事ですが、実際のところ様々な要素を加味した上で内定は出されていいますので、十分に準備して面接に望んでいただければと思います。