“OB訪問(OG訪問)を行うならいつの時期が良いのか? OB訪問(OG訪問)を検討している学生なら誰もが悩む問題かと思います。OB訪問(OG訪問)にもピークの時期というものが4月と5月にかけて存在し、結論から言うと2月から3月がベストな時期と言っていいでしょう。
ではなぜこの時期が最も良い時期になるのか、このあたりの詳しい解説をしていきます。
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冒頭でもお伝えしましたが、OB訪問(OG訪問)にはピーク時期というものが存在します。
4月から5月にかけては前年度の新卒学生の受け入れ時期であること、来年度の学生の就職活動の解禁日になっているということから、この時期にOB訪問(OG訪問)が集中するのが主な理由です。
とりあえず合同説明会や会社説明会に出てみて、企業選びの参考にしているという学生や、OB訪問(OG訪問)をして実際の生の話を聞きたい就活生が多く湧き出ることになります。ですので、この時期にOB訪問(OG訪問)をやる学生が多いということは、この時期にOB訪問(OG訪問)を行なってもアポイントが取れない可能性が高いということです。
同様に3月から4月にかけても新卒の受け入れ体制をとる企業が多いので、OB・OG側も受け入れができていない、時間的な余裕がないケースも考えられます。学生にとってはあまり忙しくない時期かもしれませんが、企業側も前期の大事な時である可能性も高いため、この時期は避けた方が良いでしょう。
なぜ、OB訪問(OG訪問)のピーク時期を外すとOBとアポイントが取れやすく、多くのOB訪問(OG訪問)を行うことができるのかというと、OB訪問(OG訪問)のピーク時期をずらすことで、ピーク時期よりもOBやOGが丁寧に対応してくれる可能性が高くなるからです。
OBやOGも暇なわけではありませんから、毎日毎日学生の相手をしていると当然疲れてきますし、5回目や10回目以降は正直面倒だと思っています。こうなってくると仕事に支障が出始めますので、断ろうと考えるOB・OGも増えてくる可能性がかなり高くなります。
1回目や2回目の早い段階であれば、OB訪問(OG訪問)を行ってもOBやOG自身も就活生と楽しく会話をすることができますが、何度もOB訪問(OG訪問)に対応しているとテンションも下がります。
あなたも、何度も同じ話を聞いてきたり、毎回同じ話をしていると面倒だと思うことがあると思いますので、できることならなるべく早くOB訪問(OG訪問)を行うことが大事になります。
早ければ早いほどOBから貴重な話が聞けたり、OBから想定以上の話を聞くことができるなどのメリットを享受することができるでしょう。
冒頭でOB訪問(OG訪問)の最適な時期は2月から3月だという話をしましたが、ではなぜ2月や3月が良いのかの理由を考えていきましょう。
2月や3月であれば、12月で駆け込み内定の学生の事務処理がひと段落し、新卒の学生を本格的に迎え入れ準備に入る前の、ちょっとした休憩期間に入ります。この時期にOB訪問(OG訪問)ができれば新しい気分へ切り替わる直前ですので、様々な話を聞き出せるチャンスが広がります。
例えば人事を担当している人であれば、毎年どのような学生を受け入れようと思っているのか、採用で重視していることは何か、どう言った採用フローで行うのかなどを聞いても答えてくれるかもしれません。
もし毎年同じ、あるいは似たような内容であれば、OB訪問(OG訪問)を行うこと最も内定に近いというアドバンテージを得ることになります。
逆に、この時期を逃すと準備や仕事に追われ始め、OB訪問(OG訪問)ができたとしても話し半分であったり、そもそもOB訪問(OG訪問)のアポイントが取れないという可能性もありますから、できれば早めに行動することをおすすめします。
この時期にOB訪問(OG訪問)をすると何が良いかというと、OBも対応が丁寧になることです。先ほども少しお話しましたが、忙しいと対応もおざなりになりがちです。その点、まだ学生からのOB訪問(OG訪問)がそこまで本格的でないなら、OB訪問(OG訪問)をして色々な話を聞くことができます。
あなたの話が面白い、聞き方が上手なのであれば、相手も色々話してくれる可能性が高いため、ちょっと聞きにくいことも聞いてみても良いかもしれませんね。
確実ではありませんが、OB訪問(OG訪問)を早い時期にやることで、紹介で入社できる可能性があります。裏口入社というわけではありませんが、紹介で入社できるのであればそれに越したことはありません。
ただ、入社したあとはなかなか期待値が高いかもしれませんので、その辺りは確約をもらった段階で自分のスキルや能力を高めるために、できることは全てやっておくことが必要になります。
OB訪問(OG訪問)をすると、場合によっては別の社員の方を紹介してくれたり、興味の業界や企業の知り合いを紹介してくれる可能性があります。紹介経由でOB訪問(OG訪問)を受けてくれた社会人の方は、紹介ですので自分で突然アポイントを取る場合に比べて対応も丁寧になる可能性もありますし、相談にのってくれる可能性が高くなります。
ただ、会いたいOBの方や紹介で人を紹介してもらうには、適切な時期だけでなく、あなたが紹介するに足る人間であることが前提ですので、こういった部分を重視していきましょう。
まず大きいのが、スケジュールを取りやすいということです。他の学生がOB訪問(OG訪問)をしていない時期に行うのですから、必然的にスケジュールに余裕がうまれることになります。
また、そのOB訪問(OG訪問)が、相手にとって初めてのOB訪問(OG訪問)であるという可能性も出てきます。そのため、相手はとても新鮮な気持ちでその場を楽しむことができ、裏話を聞ける可能性があるのです。
時期を早めるだけで、簡単にこのようなメリットを得ることができるので、OB訪問(OG訪問)の時期は、しっかりと考えなければなりません。
全部の企業ではありませんが、総合商社や金融機関の中には、「あなたはOB訪問(OG訪問)しましたか? 」という設問項目が設けられている場合もあるようです。もしOB訪問(OG訪問)をしていることが選考に関わるのであればやっておかなかったことを後悔することになるかもしれません。
もし、面接官にOB訪問(OG訪問)をしていないそのことがわかれば、面接で「御社が第一志望です」と言ったところで、採用面接官には説得力が伝わらないといったことが考えられます。
ただ、個人的に思うのは、採用にOB訪問(OG訪問)をしていることなどの項目がないのに、OB訪問(OG訪問)を求める企業はどうなの? と感じるところではあります。ただ、自分の頭で考えることを多く求められる総合商社などでは、自分でOB訪問(OG訪問)をするくらいの行動力を持った学生が欲しいということになるのでしょう。
採用側と求職者側の思惑は総じて乖離していることが多い問題でもあります。お互いにミスマッチのない雇用と就職を目指すのであれば、OB訪問(OG訪問)を求められて「なんだよ」と思うのであれば、その企業にあなたは向いていないということになるのかもしれませんね。
OB・OG訪問は、何月に行かなければいけないと言う決まりもありませんし、なんなら何年生の時に行ったって構わないわけです。そういった、ちょっとやる気のあるOB・OG訪問をする場合のオススメな時期をいくつかご紹介していきます。
インターンとして参加してしまえば、その企業の社員全員とも話すチャンスがあると行っても過言ではありません。ゴールデンウィークが明けた5月の中盤か、一年で最も暇な時期と言われる6月に行うのが良いかもしれません
自分がどんな会社に就いて、どんな働き方をしたいのか、情報収集の為にためにOB・OG訪問をしたいなら、この時期から初めてみても良いかと思います。ただし、OB訪問(OG訪問)をして社員の話を聞いたところで、あなたの人生はあなた自身で決めるべきだと思いますので、もしかしたらあまり参考にはならないかもしれません。参考程度にはなるかもしれませんが、これだけは言えることとして、影響されすぎるのはよくないでしょう。
この時期にOB訪問(OG訪問)をやっておくと、就職活動が本格的に始まる場合に、合同説明会などでもまわるべき企業が明確になるため、効率的に企業のブースを回れる可能性があります。できれば大学サークルの先輩や部活の先輩、研究室の先輩と関連性の高い人にOB訪問(OG訪問)をお願いすると良いかもしれません。
あまりないパターンではありますが、内定を貰った一定数の学生の中には、内定をもらったものの、どの企業に入れば良いのかを悩んでいる方もいるでしょう。正直この時期のOB訪問(OG訪問)であればどの企業もOB訪問(OG訪問)を受け入れてくれるとは思いますが、内定をもらっているということは言わない方が良いでしょう。
内定をもらったこの時期でもOB訪問(OG訪問)をしたいというのは完全にこちら側の都合ですので、すでに内定先があるのにわざわざOB訪問(OG訪問)に応じるほどOBも暇ではありません。ただ、どの企業にするか決めている段階でも、行ってみなければわからないことも多いのは確かですから、ひとつの企業に入る前に行ってみることは、有意義な時間になるとは言えます。
外資系の企業の場合は就活解禁が少し早めの開始のため、3年生の5〜6月、8月〜10月の段階でOB訪問(OG訪問)をしたり、インターンなどで情報収集をする必要が高いでしょう。外資系企業は日本の採用基準を大きく無視しており、採用解禁もほとんど守っていないイメージがあります。
エントリーをしようと思ったら終わっているケースも多いため、早めに動かなければ後手に回る可能性が高いことに注意しましょう。外資系企業が少し特殊なのは、できるだけ早期に優秀な学生を取ろうとする動きが他の業界に比べて早いことが挙げられます。
OB訪問(OG訪問)もできることなら3年生が始まった瞬間や、2年生の10月には情報が出回っていないかを確認し、もしなくてもOB訪問(OG訪問)を自分で動き出してみることをおすすめします。
ちょっと特殊ですが、もし公務員を志望している場合、OB訪問(OG訪問)をしても内定には全く寄与しませんので行くだけ時間の無駄です。ただ、1次合格者の説明会などにいくとOBの方がいますので、公務員志望であればどの庁に行くのかについての悩みなどは相談できるでしょう。
また、公務員の仕事はどんなことをするのかもイメージがつきにくい部分ではあるのでゼミの先輩やサークル・研究室の先輩の話を聞くといいでしょう。
究極的な理想としては、大学の1年生や2年生のうちに企業のインターンに行ったり、個別にOB訪問(OG訪問)をするためのアポイントを取り始めることをおすすめしたいです。大学は正直、4年間のモラトリアム期間です。
部活、サークル、飲み会、勉強、バイト、あらゆることを好きにできる期間ではあります。そんな時期にインターンをやったりOB訪問(OG訪問)を行う学生はかなり少ないです。
ですが、早い時期に社会人と触れ合うことで、より自分のやるべきことや、今何ができるのかが明確になっていきます。もちろん、3年生が遅いということではありません。たくさんの社会人に無条件で会える機会は、就活生の特権ですし、競合他社に就職すれば簡単に会うこともできませんから、是非早めにスタートしてみてください。
早い時期からOB訪問(OG訪問)をやっている学生は、本当に大学1年生のころからOB訪問(OG訪問)やインターンに参加しています。特に多いのは広告業界の企業や総合商社、イベント系の広告代理店などが多いのですが、この時期からインターンに参加している学生は高確率で内定をもらっています。確実なデータではありませんが、当時筆者が新卒の頃にイベント系の企業に就職した学生はほとんどがインターン経由でした。
3年生で一斉に就活が解禁された時には、そういった学生と一緒になって選考を戦って行く必要があります。そうなると、内定の数は平等ではありません。
大手企業に就職したいとなれば「OB訪問(OG訪問)は何人しましたか?」と聞かれるケースは結構あります。もし「これから予定しています」と言った学生と、「大学1年生の夏から初めました」という学生、志望度だけでもれば一目瞭然になってしまいます。
最近は意識高い系などと揶揄されがちですが、何もしなかった学生よりは、はるかに企業側はほしがります。何故企業側はOB訪問(OG訪問)にこだわるのか、過去の実績から考えると、高い確率でOB訪問(OG訪問)を行うと内定が取れることを知っているからでしょう。
ここまでの流れを見ると、OB訪問(OG訪問)をどんどんやれば内定に近づくことになるかと思いますが、OB訪問(OG訪問)をしたからと言って、必ずしも内定が獲得できるわけではありません。
もちろん、OB訪問(OG訪問)をしない学生に比べて、OB訪問(OG訪問)をしている学生の方が印象は良いですし、内定をあげたいと思うのは行動力のある学生ですから、積極性のある就活生たちと戦っていくのは、ないもない学生は不利になるのは確かです。
また、超大手企業への内定が絶対に欲しいのであれば、OB訪問(OG訪問)は避けては通れない問題です。ぜひ、OB訪問(OG訪問)に取り掛かることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。OB訪問(OG訪問)の時期に関して、個人的な考察などを交えて検証してきましたが、数学と違って正解はありません。他のメディアによっては忙しい時ほど行けという内容の記事もあります。
正解のない中で、内定を勝ち取らなければ行けないのは酷な話かもしれませんが、それは社会人になってからは毎日のようにあることです。その予行練習だと思って、今回の内容を読み返した時に、お役に立てば幸いです。”