就活ガイダンスなどでよく耳にする「インターンシップ」という単語。
ここ数年で多くの企業が実施、参加する先輩たちも増えています。
インターンシップに対して、職業体験・企業研究・業界研究を目的としたり、
「選考に有利らしい」と期待する人も中にはいるはず。
ただ、いまいちピンと来ていない人のために、
入社3年目のわたしが就職活動を振り返り、参加した新聞社のインターンシップについて
[第1回] 参加するまで(きっかけや選考について)
[第2回] 参加しているとき(学んだことや雰囲気について)
[第3回] 総括 (みなさんへのアドバイス)
の3回シリーズで、インターンシップを受ける就職活動生のリアルな動きをみなさんにお伝えしていきます。
学生時代は…
・文系女子。教育系の学部。
・インターンシップの参加は2回。
1回目は1年生のとき、授業で参加した区役所のインターンシップ。
2回目は3年生のとき参加した、新聞社のインターンシップ。
当時(2011年) は、「インターンシップ」という言葉も知る人ぞ知る、というレベルで、今のようにインターンシップへ積極的に行きましょう!ということもありませんでした。
知人や先輩にもインターンシップに参加している人は少なく、経営学部の学生が授業の一環で参加しているというイメージでした。
新聞社のインターンシップを知ったきっかけは、大学3年生のころキャリアセンターで見つけたお知らせのリーフレットでした。
そのあと企業のホームページで内容を確認し、
(1) 5日間という期間
(2) 少人数制(規模)
(3) プログラム内容
にとても興味を持ちました。
今のように就職活動にはインターンシップが必須! ということを強く言われなかったので、「選考へ有利かもしれない」といった先入観などもなく、おもしろそうだなと思い、それだけで応募を決めました。
その時点での新聞業界への知識は、全くありませんでした。
というのも、新聞を読むのは好きだったものの、新聞社には記者以外にも広告や販売、営業といった様々な職種があることを、リーフレットやHPではじめて知るくらいでした。
ちなみに友人などを誘ってみたところ「意識が高すぎるので遠慮しておく」という、とてもあっさりとした返答をいただきました。
「就活にはインターンシップ」と言われはじめたのは、ここ1~2年のことなんですよね。
しかし、いくらインターンシップがマイナーだったとはいえ、当時からも全員参加できるわけではなく、簡単なWebエントリーシートのようなものがありました。(今よりずっと簡単だとは思いますが)
アルバイトで履歴書を書いたことはありましたが、企業へのWebエントリーシートは、はじめてのこと。対策などまったく行っていなかったので、正直とても慌てました。
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※慌てたことのダイジェスト
・書く内容に迷う(何をPRすればいいのか…)
・「やっと書けた!」とテンションがあがったところで、文字数オーバー
・エントリーフォームに直接入力し、保存されないまま電源が切れる
(この時点でまずはメモ帳かワードに書いた方がいいことを学びました)
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出題された設問の中で印象に残っているのは「あなたの気になる新聞記事とその理由」。
わたしは大学の研究の関係で、ちょうど教育に関わる記事をスクラップしている他に、個人的に気になる記事をためていたのです。
その中から、紙とWebの広告費の推移に関する小さな記事を選び、未来のメディアはどのように変化するのか興味がある…という趣旨の内容にしました。
大きなニュースや難しいニュースは語る自信がない
もっと知っている応募者がいたら差別化ができず、埋もれてしまうだろう
と思い、本当に面白いと思った記事を素直に書いてみました。
数週間後、自宅にインターンシップ招待のお知らせが届き……
第2回につづく!
・就活は情報戦なので、キャリアセンターなど情報の習得手段を知っておく
・テクニックを追求するだけでなく、「面白そう」「参加したい」という熱意も大切
・普段何気なく行っていることが、思わぬところで役に立つ(わたしの場合は新聞記事のスクラップでした)