毎年、発表される新卒の「就職人気企業ランキング」では、ランキング上位のほとんどに大手企業が名を連ねています。雇用の安定や好待遇、できる仕事のスケールなど、大手企業が人気になる理由はたくさんありますが、「とりあえず知っているから受けてみる」という学生も少なくないようです。
一方で、全くそのような気が起こらない就活生もいるようです。JOBRASS編集部が行ったアンケートで、明らかになりました。
Q.大手企業には全く興味がない
はい:27.7%
いいえ:72.3%
就活生の約3割程度は大手企業には興味がないようです。女性のみに絞ってみると39.2%が「興味がない」と回答しました。全く興味がないとまではいかなくとも、大手か、ベンチャーかという部分で悩んでいる就活生も、おそらく多いはず。そこで今回は「ベンチャー企業に向いている人の特徴」をピックアップしてみました。
「考えながらもまずはやってみる」という行動力のある人が、ベンチャー企業では必要とされています。ときには「自分で仕事をつくる」ことも求められ、その会社では前例がないような仕事を任されることも珍しくありません。誰かが指示をしなくても、新規ビジネスの構想を考えて、新たな提案ができる人材はベンチャー企業でも活躍できるでしょう。
ベンチャー企業では常に結果が強く求められます。なぜなら個人が上げる収益が会社全体の経営に与える影響が、相対的に高いためです。会社の組織力やブランド力がないため、個人の力が要求されるため、その分、成功したときの快感や成長は大手企業と比べて大きいと指摘する人はたくさんいます。
ベンチャー企業に勤めている人は「自分のために仕事をしたい」と思っている人が多く、チームワークを大切にしつつも自分の能力がどこまで通用するかチャレンジしたいという想いや、自己実現欲求を持っている人が多いそうです。自分が将来どうなりたいのか、明確なビジョンがある人はベンチャー企業に勤めたほうが大きく成長できると言われています。
経営の不安定さや福利厚生の不整備さ、社会的な知名度・信用度の低さがベンチャー企業の懸念点であることは否めません。仕事とプライベートの線引きが曖昧になることも少なくないようですが、経営や福利厚生も含めて自ら改良していくことが求められます。前向きに次のキャリアステージに向かって走り続けられる人が向いていると言えるでしょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年2月10日(火)~2015年2月13日(金)
対象:2016年度卒予定の就職活動生177名