「インターンに参加したからといって、本採用されるとは限らない」とはよくいいます。確かにそれは必要条件ではないでしょう。でもその一方で、インターンに参加した学生から本採用するケースが少なくないのも事実。
JOBRASS編集部では、採用担当者111名に、「インターンとして働いてもらった学生を本採用したこと」があるかどうか、ある場合はどんな学生だったか、または採用となった決め手を教えてもらいました。
【インターンとして働いてもらった学生を本採用したことはありますか?】
・ある 30.9%
・ない 69.1%
1位:真面目
何よりもまず、仕事に対して真面目かどうか。いくら学生時代に何をやってきたことをアピールしても、実際の姿勢にあらわれていないと、何の意味もありません。
・真面目なのと仕事に対する姿勢がよかった。そういう子はえてしてコミュニケーション能力が高く、周りに好かれる(男性/営業・販売/39歳)
・真面目で几帳面なところ(男性/研究・開発/40歳)
・まじめでした(男性/総務・人事・事務/45歳)
2位:熱意、誠意
仕事に対する熱意、誠意。積極的、意欲的に取り組んでいる学生は高評価です。「この学生なら、ここで長く働いてくれそうだな」という判断につながります。
・意欲的に仕事に取り組む姿勢がある(女性/総務・人事・事務/37歳)
・熱意(男性/営業・販売/36歳)
・仕事に対する取り組み方(男性/その他/45歳)
・長くやってくれそうなガッツがあったので採用した(男性/研究・開発/37歳)
3位:対応力
学歴を問わず、現場では臨機応変・自発的な対応力が求められます。
・頭の回転が早いから(男性/研究・開発/40歳)
・臨機応変に対応していた(男性/その他/44歳)
・学歴だけでなく実際の流れ仕事での、頭の回転の速さから採用となりました。あと、やる気(男性/営業・販売/35歳)
・自発的に行動できる、不明な点を解決する努力が見られた(男性/営業・販売/39歳)
4位:協調性
会社の同僚として迎え入れる場合、自社の社員とうまくやっていけるかどうかが重要な判断ポイントとなります。
・協調性(男性/企画・マーケティング/40歳)
・適応度が高い人間(男性/その他/36歳)
・やる気があり、周囲との協調性がはかれた(男性/総務・人事・事務/39歳)
5位:意思表示がきちんとできる
「できているつもりで、できていない」という声が多かったのがこちら。わからないことを聞くことも、意思を表示することにつながります。その他、ハキハキしている、明るいといった元気の良さをあげる人もいました。
・『元気よく挨拶をする』、『分からないことはきちんと質問する』など意思表示がきちんとできる。(これは当たり前のことなのに、今の若い人はこの辺の積極性に欠ける子が多いため、とても魅力的に感じた。)』、『人の説明を聞くときに必ずメモを取る』、『ミスを指摘されたときに言い訳をせず謝罪をする』など、当たり前のようで実はなかなか出来ないことを難なくしていたため、また本人の希望でもあったので採用した(女性/その他/38歳)
・はきはきしていた(女性/公務員/29歳)
以上をまとめると、「この学生なら、ウチの会社でうまく、そして熱意をもって長く働いてくれそう。能力的にも、きっとウチの会社にとって有益な人材だ」と判断されたら本採用につながりやすくなる……かも。インターン参加するときの参考にしてみてくださいね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年6月16日~2016年6月22日
対象:企業の採用担当者 計111名