一般職か総合職か。それぞれの違いはよく解説されていますが、そもそも「向き不向き」があるという説も。JOBRASS編集部では、一般職会社員578名に「一般職に向いていると思う人、あるいは向いていないと思う人の特徴を教えてください」と聞いてみました。
1.コツコツとした仕事が得意で真面目な人
数字(計算)を扱ったり、書類作りをすることも多い一般職では、とりわけ几帳面さが求められる場合が多々あります。
・まじめ、デスクワーク等に向いている(女性/その他/44歳)
・まめかどうか(男性/公務員/35歳)
・決められた時間に決められたタスクを毎日こなして行くことが科せられるので、これに耐えられる性格、健康、体力、気力、意欲が求められる(男性/その他/73歳)
・ルーティンワークが好きな人(女性/総務・人事・事務/29歳)
・地味でもコツコツできる人材(男性/営業・販売/67歳)
2.柔軟に何事にも取り組める人
一般職ではいろいろな人からの、さまざまな仕事をこなせる人が重宝されます。
・マルチになんでもこなせる(男性/出版・マスコミ関係/40歳)
・器用な人ならオッケー(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
・柔軟な対応が誰に対してもできる人(女性/総務・人事・事務/36歳)
・臨機応変になんでも対応できる(女性/総務・人事・事務/32歳)
3.コミュニケーション能力がある人、協調性
職場全体から仕事を依頼される一般職の立場では、コミュニケーション能力が高い人のほうが、周囲の人から仕事をやりやすいと感じてもらえます。
・コミュケーション能力がある(男性/公務員/63歳)
・人から好かれる人(女性/その他/29歳)
・話し上手聞き上手かなど(女性/コンピュータ関連以外の技術職/47歳)
・協調性(男性/総務・人事・事務/64歳)
4.気配りができる人
これもコミュニケーション能力と通じます。話をしなくても、人の様子をそれとなく把握しておくのも大切です。例えば体調について気を配るとか、忙しそうであれば“何かできることはありますか?”と声をかける、といったことです。
・周囲に気を配ることが出来る人(女性/その他/53歳)
・周りの空気が読める人(女性/その他/56歳)
・思いやりがある(女性/その他/36歳)
5.出世欲がなく、あまり不満を抱かない人、我慢づよい人
「出世欲がそれほどない」人。転勤や残業はしたくなく、基本ベースのお給料がもらえて、趣味などに費やす自分の生活時間は守りたいというタイプです。
・あまり出世を望まず与えられた仕事をそつなくこなす(女性/その他/65歳)
・あまり不満を抱かない人(女性/その他/33歳)
・おとなしくて我慢つよい人(男性/総務・人事・事務/61歳)
6.管理されたほうがラクな人
クリエイティブな仕事ではなく、人に何かをお願いされ、それを真面目にこなすのが得意というタイプ。
・ある程度管理された方が楽だと思う人は向いている(女性/その他/47歳)
・争いごとがきらいで素直に人の意見が聞ける人(女性/その他/42歳)
向いていない人は、上記と反対のタイプですが、大きく以下の3つに分けられそうです。
「目立ちたい人」(女性/その他/31歳)
「出世欲の強い人」(男性/その他/54歳)
「独立心が高く人に指図されるのが苦手なタイプ」(女性/その他/54歳)
自分はどちらのタイプ? 一般職を目指す人は、一般職・総合職それぞれの条件を考えることも大切ですが、向き・不向きを見つめなおしてみるのも良いでしょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年4月7日~2016年4月12日
対象:企業の一般職 計578名