就活を進めていれば、避けて通れない面接試験。1つの企業に対して複数の学生が応募することから、どうしても面接に落ちてしまうことがあるでしょう。面接を終えて「失敗した」と悔いが残ってしまうことも、少なくないはずです。
しかし、時間を戻すことはできません。どんな結果になったとしても、終わってしまったことをいつまでもくよくよと考えていては仕方ないでしょう。むしろ気持ちを切り替え、次の面接に向けて新たに取り組むことの方が重要です。
とはいえ、失敗して落ち込んだ気持ちを切り替えるのは難しいこと。「次の面接も失敗したらどうしよう」などと心配になり、ネガティブな思いを引きずってしまうことがあります。しかしそうした思考のままでは、次の面接まで上手くいかなくなってしまうのではないでしょうか。
ここでは、就活の面接に失敗した時に気持ちを切り替える方法についてご紹介します。取り上げる内容を参考に内定獲得に向けて前進していってください。
物事の捉え方一つで、心境は大きく変わります。例えば「面接で失敗した」ことをダメなことだと思うのではなく、次に活かせる良い材料が出来たと捉えてみましょう。面接を失敗したことを貴重な経験だと考え、ポジティブな思考に変化させるのです。
人間は誰しもミスするもの。失敗したことのない人など就活に限らずほとんどいません。ではそんな中、内定を得られる人と得られない人との違いはどこにあるのか。重要なのは、失敗しても気分転換して前向きに次へ進んでいく高いモチベーション形成を図ることです。そのためにはネガティブな気持ちを切り替える方法を日頃からつかんでおくと良いでしょう。ときに就活から頭を切り離し、楽しく元気が出ることを実践して気分転換を図ってみてください。
「楽しくなる」「元気が出る」ということは、自分の心身が喜びを味わうということにつながります。ここで、多くの方にとって身近で取り組みやすい気分転換の方法をいくつかご紹介しましょう。
音楽を聴くとリラックスして気分が落ち着いたり、アップテンポなら気持ちが高揚したりしてきます。そのために、「この曲でなければいけない」という決まりはありません。自分がその曲を聴くことで、どのような気分になれるのか。それに合わせてそのときに合った音楽を選びましょう。いくつか「気分が楽しくなる」「リラックスできる」といった曲を持っておくと、使い分けられて便利です。
自分の好きな歌を思いきり熱唱すればストレス解消につながります。いつしか落ち込んでしまった気持ちも復活できるでしょう。「大声を出す」ということで呼吸量が増え、沢山の酸素を吸収し体が活性化していきます。このことは、医学的見地からもストレス発散を促すと言われています。大声で歌って嫌なことを忘れ、明日への活力を生み出しましょう。
映画鑑賞して気分転換。アクション映画を観てスッキリ気分爽快になったり、コメディ映画で思いきり笑ってリラックスしたり。ハッピーエンドのストーリーなら幸せ気分を映画からもらえます。いろいろなタイプの映画で気分を切り替えましょう。
スポーツで汗をかくと、気分がリフレッシュします。また、体を動かすことは適度の疲労を伴い、質の良い睡眠をとることも可能となるでしょう。汗と一緒に、嫌なことも外に流してしまってください。
自然からは、不思議なエネルギーを感じることができます。澄んだ空気を吸ったり美しい景観を目にしたりすると、なんだか元気になったという経験をお持ちの方は多いでしょう。自然の中で森林浴するとストレス発散して活力が湧いてきたり、自然の音(鳥のさえずり、風の音、小川のせせらぎ)を聞くことによるリラックス効果で元気になれたりするわけです。生命の源ともいえる自然に触れることで、生命力も強くなるのではないかとも言われています。
普段の生活とは違った体験をして気分転換を図るための小旅行。いつもルーティンな行動をしていると、知らない間にストレスを抱えてしまうことでしょう。小旅行と言っても、泊まりがけで遠くまで行く必要はありません。近場への日帰り旅行で十分です。大切なのは日常にちょっとした変化をもたらすことで、気分転換によりネガティブなことを忘れるきっかけをつくること。サイクリングで遠乗りするのでも、神社や寺院にお参りをするのでも構いません。日常から離れることで自分を見つめ直し、心身ともリフレッシュして先へと進みましょう。
失敗するのには、必ず原因・理由があります。つまりそれらを改善すれば、今後同じ失敗はしません。しかしくよくよと後悔ばかりしていては、その改善すらできないでしょう。気持ちを切り替えることで「なぜ失敗したのか」を冷静に考えてみることも、面接を成功させるために大切なことです。自分なりの気分転換法を見つけ、前向きに就活へ取り組んでください。