就職活動もいよいよスタート。
就活が始まると、自分は何に向いているんだろう?就職できるんだろうか?
適職が見つかるのか……などいろいろと悩み始めることも多いはず。
就活中はいきいきと働いている社会人をみて、あんなふうに働きたいな~と、うらやましく思ってしまうことも。
JOBRASS編集部では、みなさんより一歩先に社会人デビューした入社5~10年目の先輩に
「いま新卒で就職活動をするとしたら、当時とは別の業界を志望するか」を聞いてみました。
【いま新卒で就職活動をするとしたら、当時とは別の業界を志望すると思いますか?】
・そう思う 60.0%
・そうは思わない 40.0%
なんと6割は今就職活動をするとしたら、別業界を志望するという結果に!
更に男女、年齢別で調べてみると……
【いま新卒で就職活動をするとしたら、当時とは別の業界を志望する人の割合(性別・年代別)】
・男性
20代 50.0%
30代 58.1%
40代 70.0%
50代 85.7%
・女性
20代 63.6%
30代 62.5%
40代 33.3%
50代 33.3%
男女ともに5割を超え、年代によっては8割を超えることも!!
理由としては以下のように考えられます。
(1)働く前と働いた後のギャップ
いくら憧れの職業に就いたからといって、就職活動中に抱いていた業界へのキラキラとしたイメージと同じ
ように働けている人は少ないでしょう。逆に楽だと思って入ったルーチンワークを行ううちに、、
もっと幅広い業務を行いたいと思った人も多いはず。
(2)社会背景
就職活動をしているときは業績が良かった、将来性があると思った業界でも、技術の開発やユーザーのニーズの
変化によって、数年で大きく状況が変わってきます。今就職活動をするとしたら、当時と全く違う業界に入る
という選択肢を取る人も少なくないでしょう。
(3)学生の視点/社会人の視点の違い
学生のころはキラキラして見えた仕事も、いざ働いて現実を見てみると「あの業界の●●な部分がいいよな」
「もっと●●な点を重視して就職活動をすればよかった……」など、働いたからこそわかる価値観が出てきます。
学生時代に考えていた働く企業の軸が、働くうちに変わってくることも多いのです。
実際に代理店に勤める入社8年目の社会人に同様の質問を投げかけてみたところ、答えは「YES」。
理由を尋ねてみると
「就職活動の時はお客様にいろいろな製品を紹介できる代理店に興味を持っていたし、それが面白さだと思っていた。
ただ、逆に代理店はあくまでも仲介者。
お客様からサービスへの指摘や意見をいただいたときに、自分でサービスを直すことができない、
つまりお客様と“深い”コミュニケーションがとりづらいことに気付いたときに、
学生時代には考えもしなかった、“自社で製品を持つ”企業へのあこがれが生まれてきた。
いまやり直すとしたら、まずメーカーを選ぶかもしれない」
といった回答が返ってきました。
業界研究や企業研究を進める皆さんがいま持っている業界へのイメージは確かに間違っていないかもしれません。
ただ、いろいろな理由でイメージが変わってしまうことも往々にあるのです。
「後悔しない就職活動」をすることも大切ですが、そればかりを意識しすぎることなく、
「今の自分」は何がしたいのかを問いかけ、「今の自分」が後悔しない活動を続けていきましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年11月10日~2015年11月13日
対象:社会人5年~10年目の会社員 計100名