企業にとって、大学はその人を見る一つの目安です。いくら「学歴は関係ない」と(学生が)思っていても、大勢の学生のなかから採用する人を見つけるには、わかりやすい指標は必要だからです。
入学するときには「入れればどこでもいい!」なんて言っていても、就活のときに直面するこの問題。実際、大学名を気にする学生は多くいるようで、ネット上にも「○○大学ではダメでしょうか(大丈夫でしょうか)?」など、自信のなさそうな声が多数見られます。でも、そんなことを言っている場合ではありませんよね。大学名を気にしている人って、どのくらいいるのでしょうか?
JOBRASS編集部では、就活生100名を対象に「大学名を気にしているかどうか」を尋ねました。
【大学名を気にしている?】
・気にしている 57.0%
・気にしていない 43.0%
その結果、気にしている人が57%と、「気にしていない」という人の43%よりも上回りました。男女別では、男性で「気にしている」と答えた人は52.3%だったのに対し、女性は60.7%。女性のほうが大学名を気にしているようです。
就活生なりに考えた、就活において大学名が注目される理由は以下の通り。
・大学名は「その人の一部」だから
「その人の肩書きになるから」
「ネームバリューが大事だと思うから」
「ブランドだから」
「自分が生きていく武器や盾になると思うから」
「学歴を『頑張った証拠』として考えているから」
「学歴社会だから」
通った大学は、もう自分の人生の一部。就活にあたっても、「判断する基準として一番わかりやすい」「就職に影響する」と考えている人は多いようです。
大学名が気になるという人の理由には、
「全国的に有名な大学のわけではないから」
「学歴が低いと思われそうだから」
「学歴フィルターがあるから」
など、大学のレベルや知名度を気にする声が多数。その他「あまりいい評判を聞かないから」と、イメージを気にする声もみられました。
また、なかには「第一志望の学校ではなかったから」というものもありましたが、いつまでも引きずっていては、就活にも悪影響。「第一志望ではなかったけれど、通った大学でこんないいことがあった、こんな努力をした」というポジティブな点を見つけましょう。
一方で、「有名過ぎて気になる」という人も。
「旧帝大だから」
「名前を知っている人が多いから」
「有名すぎるから」
「有名」で、かつある一定のイメージが強いあまり、自分がそのイメージに合っているかどうかが気になるということでしょうか。そういう人の声の中には「名に恥じないよう行動している」というものがありましたが、まさしくその通り。自分の大学に誇りをもち、堂々としていましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年10月23日(金)~2015年10月26日(月)
対象:就職活動生[大学3年生、大学院生(修士課程または博士課程)] 計100名