「企業選びの軸は何ですか?」
面接でよく聞かれる質問です。
軸がない人間なんてダメ?人間なんて、矛盾だらけのブレブレの生き物じゃないですか!?
いえ、違うんです。恋愛に例えると…、企業選びの軸がいかに大切かわかります。
【講師】
年間300以上の就活セミナー講師を担当!
JOBRASS就活セミナー講師
小林 史明
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<ダイジェスト>
1. 軸=価値観・こだわり・タイプ
2. 恋愛に例えるとこうなる
3. 軸は3つ以上もつ!
4. タイプがたくさんある・ない人
5. 忘れないでほしいのは?
本日のテーマは、企業選びの軸です。
いったいぜんたい、軸とは何なのか、を中心にお話していきます。
さて、この「軸」の話、どこで使うかというと志望動機を問われる時が一番多いですよね。
軸を別の言葉で置き換えるなら「価値観」です。
仕事における「価値観」、つまり、
「どんなやりがいを感じたいのか」
「どんな環境で働きたいのか」
「どんなことを実現したいのか」
まさに一人ひとりのこだわりを聞いているわけです。
これをもっと簡単な言葉に置き換えると、「タイプ」です。
よく恋愛の話で、「好きな人のタイプってどうなの?」なんて甘いやり取りの経験があると思います。
就活もまさに同じで、「どんなタイプの企業が好きなの?」というのが「軸」です。
ここで、教室で恋愛トークを繰り広げる、A子・B子、その会話を盗み聞きしているC男を例にとってみます。
タイプが「優しい人」だけであれば、C男は「A子が自分を好きだと勘違いしない」わけです。
タイプが3つ自分に当てはまったがゆえに、C男には「説得力」のある話になりました。
何が言いたいのかというと、就活の軸は「1つだと弱い」のです。
例えば、「お客様からありがとうと言われることにやりがいを感じるので、お客様と直接やり取りできる環境がいいです!」と言ったとします。
しかし、企業にとってみれば、「そんな会社いくらでもあるよね」となるわけです。つまり、志望度が高いとは捉えられません。
一方で、「御社を志望する理由は3つあります」と言って、それらが全て当てはまる企業であればどうでしょう?
「この学生は志望度が高い」「うちで働く適性がある」と思うのです。
すなわち、軸は1つだと説得力に欠け、複数以上あると立派な志望動機となります。
軸(タイプ)は、3つである必要はありません。10個でも20個でも、価値観は多いからダメという法律はありません。
しかし、現実的に10個も20個も当てはまる究極の企業に出会うことはありません。恋愛でも同じですよね。なので、10個のうち該当する3つを志望動機として伝えるほうが良いです。
全く逆の話で、軸(タイプ)がないという方もいるかもしれません。「好きになった人がタイプ」「好きだと言われたから好きになった」と言う方もいらっしゃいます。
毎回見た目も性格も異なる人を好きになる。それは軸がブレているのではなく、軸が変わっている=広くなっている、ということです。
企業選びの軸でも同じです。だから、自己分析で軸を洗い出してみることが大切なんですね。
忘れないでほしいのは、企業から学生のベクトルでも「軸」があるということです。
それは就活用語で「求める人物像」のこと。
会社説明会では、
「うちでは行動力のある人を求めています!」
「いつもポジティブな人が活躍しています」
などを伝えているかと思います。
これをどこで判断・評価しているかというと、面接で、
「学生時代に力を入れたこと」
「自己PR」
など定番の質問を通して聞いています。
まさに、このマッチングが就活では大事になってくるということです。
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