学生のあいだで、一般職の人気が高まっているそうです。ただ、そんな人気の陰で、一般職採用で内定をもらったKさんは、一般職志望ならではの苦労もあったと明かします。
Kさん曰く、「総合職と比較すると一般職は、企業側も学生側も“どこ(誰)でも一緒でしょ”という気持ちになりやすく、自分に自信がなくなりがちな気がします。私の大学では、おそらく総合職を目指す女性のほうが多く、一般職を目指すのは“妥協”してるのかな、みたいに悶々としたこともあります」とのこと。
自信がなくなったときの対処法について、Kさんは「とにかく続けるのみでした」と振り返りますが、就活中に自信をなくす学生は少なくありません。皆どうしているのでしょうか? そこで今回JOBRASS編集部では、一般職として働く社会人100名に、自分に自信がなくなりかけたとき、何をしたかをアンケート。どうやって気分転換をしたり、自信を取り戻したりしたのかをまとめました。
多かったのは、「旅行」など、気分転換に外出したり、友人や先輩など、人に話したりしたという声でした。
自分に自信がなくなるのは、単純に視野が狭くなり、煮詰まっているだけということが多いもの。人と話したり、世の中にはいろいろな考え方や価値観があるということを知ったりすることで、気の持ちようも変わるのですね。
・気分転換に旅行に行きました(男性/公務員/40歳)
・買い物をする(男性/公務員/32歳)
・散歩(男性/その他/41歳)
・他の人と話をする(女性/企画・マーケティング/40歳)
・悩みを友人に相談した(男性/公務員/33歳)
・先輩の意見を聞いた(男性/営業・販売/48歳)
・友達と飲みにいく(男性/研究・開発/47歳)
そして、案外多かったのは「寝る」でした。睡眠不足ではイライラしてしまうのと逆に、ストレス解消にはいったん考えるのをやめ、寝るのも有効。たっぷりの睡眠が心の余裕につながります。
・とにかく寝る(男性/その他/33歳)
・早く寝る(男性/その他/45歳)
・食う寝る遊ぶ(男性/その他/30歳)
・食べた(女性/その他/43歳)
・一時休んだ(女性/総務・人事・事務/41歳)
・なにも考えないようにした(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
自信がなくなる原因を分析して自分をみつめ直したり、実質的に自分の身になることをしようとしたりした人もいます。
・自己分析(男性/その他/49歳)
・自分を見つめなおした(女性/その他/45歳)
・メイクを変えた(女性/その他/26歳)
・パソコンを習い始めた(女性/総務・人事・事務/36歳)
・心理学の本を読む(女性/総務・人事・事務/27歳)
・新聞を読んだ(男性/営業・販売/39歳)
その他、音楽の力を借りたり、他の何かに集中して気分転換を図る人も。
・好きな音楽を聴いた(女性/総務・人事・事務/33歳)
・カラオケなどに行きストレス発散(男性/総務・人事・事務/36歳)
・バイトをする(女性/金融関係/40歳)
・体を鍛えた(男性/総務・人事・事務/41歳)
・運動(男性/デザイン関係/27歳)
前出・Kさんは、
「自分に自信がなくなるのは、単純に視野が狭くなり、煮詰まっているだけということも多いものです。私の場合、1人だとどんどん“(気分が)落ちて”いっちゃうタイプなので、まずは人と話して、私のいいところを言ってもらったりして客観的な視点を知るようにしました。それから、自分がどうしてその会社で、そういう働き方で働きたいのかを見つめ直し、説得力をもつように自己アピールを練り直しました」
と話してくれました。
自分に自信がなくなるのは、“就活生あるある”。上手に気分転換をして、就活を乗り越えましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の一般職として働く男女 計100名