昨年、ヤフーが一部週休3日を導入すると報じられて大きな話題となりました。全社的な導入はまだまだ難しいようですが、ケース・バイ・ケースで在宅勤務を認めるなど、企業の間で、社員の“働き方”を見直す機運が高まっていることは間違いなさそう。
ただし、休みが増えたり、“自分の都合”で仕事ができたりすることを歓迎する声がある一方で、“働く時間が短くなり、結局もらえる賃金(給料)が下がる”ことを懸念する声もあるようです。
そこで今回、JOBRASS編集部では、20代~30代の若手社会人101名に、週休3日になったら、嬉しいかどうかを聞いてみました。
【週休3日になったら、嬉しいですか?】
・嬉しい 77.0%
・嬉しくない 6.0%
・どちらでもない 17.0%
アンケートの結果、「嬉しい」と答えた人が77%。「嬉しくない」という人は6%にとどまり、「どちらでもない」という人が17%でした。では、それぞれの理由をみてみましょう。
■単純に、休みは多いほうがいい
今に不満があるわけではなくても、休みは多いに越したことはない、という意見です。
・ただ単純に休みが多ければ多いほど嬉しい(女性/金融関係/27歳)
・休みは多いに越したことはない(男性/総務・人事・事務/35歳)
・自由に使える時間が増えるから(男性/その他/25歳)
■成果主義にすべき
なかには、“出社第一”という風潮に疑問を呈する人もいました。
・形だけでも出勤しないといけないという風潮がいや。成果主義の会社なら、出勤日数はあんまり関係ないと感じる。成果による評価を厳しくするだけでいいと思う(男性/その他/34歳)
■プライベートの時間を充実させられる
プライベートを重視したいという意見の人からは、趣味や自分の時間を多くもつことができ、結果としてスキルアップや仕事の充実につながるという考えが寄せられました。
・仕事もプライベートも充実しそうだから(女性/コンピュータ関連以外の技術職/32歳)
・人生が充実すると思うし、仕事もうまくいくと思う(女性/その他/28歳)
・休みが増えた分メリハリができる(女性/その他/29歳)
・業務外で自己研鑽に使える時間が増える(男性/企画・マーケティング/27歳)
・休みが増え、プライベートの時間が充実できるから(女性/総務・人事・事務/26歳)
・趣味や自己啓発にあてる自由な時間が増える(女性/その他/25歳)
・リフレッシュできる(男性/コンピュータ関連技術職/27歳)
一方、「嬉しくない」「どちらでもない」という人からは、「仕事のシワ寄せ」を懸念する声や、給料の減少を心配する声も。
・あまり休みが多すぎてもダラダラしてしまいそう(女性/コンピュータ関連以外の技術職/26歳)
・休みが増える分、勤務日の仕事が大変になるから(女性/その他/30歳)
・給料が減りそう(男性/総務・人事・事務/27歳)
また、「仕事がない日はお金を使い過ぎてしまいそう」(男性/営業・販売/27歳)、「週3日の休みが取引先とバランスがとれるのかが疑問」(男性/営業・販売/31歳)という意見もありました。
現状でも、さまざまな業種で、いろいろな働き方をする人がいます。就職するにあたっては、業種や職種だけでなく、その働き方の実態に目を向けましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年4月14日~2017年4月19日
対象:社会人1~2年目の男女 計101名