ロジカルシンキング(=論理的思考力)とは、筋道を立てて物事を考え伝えることです。
志望動機を考えるときに役立つだけではなく、今のうちに身につけておくと就活・ビジネスの場で一生役立つスキルになります。
就活を機にロジカルシンキングを強化していきましょう!
普段の生活でこんな経験はありませんか?
・思いついたことをそのまま話してしまい、話が飛躍してしまう
・大事なことを最後に言う癖がある
・「どうして?」とつっこまれると困ってしまう
思い当たる方はロジカルシンキングが得意ではないのかもしれません。
筋道を立てて物事を考えるスキルを身につけておくと相手に伝わり易く、会話やコミュニケーションが円滑に進みますし、もちろん就職活動でも有利になることもあります。
ロジカルシンキングを身につけると……
★履歴書・エントリーシートで得する!
・自分のスキルや経験が志望業界、職種に活かせることを具体的に
・狭いスペースでも言いたいことを端的にアピールできる
★面接で得する!
・自分自身の強みをわかりやすく伝える
・正確に質問の意図を汲み取る
・質問に対して簡潔に回答する
・想定外の質問にも落ち着いて対応できる
面接や社会人になってからの会話には「伝わりやすさ」が重要です!
質問の意図を正しく理解できることや、分かりやすく伝えるスキルは社会人になってからも必ず役立ちます。
もちろん就職活動でも、志望度の高い企業で自分の強みや熱意をしっかり伝えられる力は大きな武器になります。
ロジカルシンキングのポイントは4つです。
①結論から言う
②なぜ?を繰り返し「理由」を伝える
③理由の「根拠・エピソード」を伝える
④書いて整理する
このポイントを「志望動機」に当てはめて考えてみましょう。
【例文】
①結論:私はA社を志望しています。
②理由:
□なぜ?:●●の仕事をしたいから(取り組みたいこと)
□なぜこの仕事?:私の就職活動の軸は●●だからこの仕事をしたい(企業選びの軸・価値観)
→ ③根拠・エピソード:△△の経験を通して、●●をしたいと思った
□なぜこの職種?:自分の長所である△△を活かした仕事をしたい(性格・特長)
□なぜこの業界?:他の業界ではなく××業界のここが良い(業界理由)
□なぜこの会社?:××業界の中でもA社のここが良い(同業比較)
→ ③根拠・エピソード:市場での強み、業績や商品、説明会での印象が魅力的だった
【IT企業の志望動機にあてはめると……】
私はシステムエンジニアの仕事を通して、社会の基盤づくりに関わりたいと考えています。(取り組みたいこと)
私は大学時代に情報学部でアプリ開発に取り組みました。チームで協力して1つのアプリを生み出したことでチームの連帯感も生まれ、将来はより大きなシステムを仲間と作ってみたいと思うようになりました。(根拠・エピソード)
IT事業は社会インフラとして生活に欠かせないものとなっており、私はITを通して、社会全体をより豊かにしたいと思い志望しました。(業界理由)
その中でも御社を志望した理由は、●●という公共性の高い事業をしている企業であることや、海外事業に積極的に取り組むチャレンジ性に魅力を感じたからです。(同業比較)
システムエンジニアとして社会の基盤づくりに取り組むことで、情報化社会の更なる発展に貢献したいと思い、御社を志望しました。(結論)
理由を挙げていき、理由の根拠やエピソードを整理していくことで志望理由を具体的に明確に伝えられるようになります。
まずは「言いたいこと」⇒「なぜ」を思いつくだけ出してみましょう!
志望動機だけでなく、自己PRも同様に考えていくと、自分の強みや価値観を確認し、アピールポイントを見つけやすくなります。
残念ながらロジカルシンキングは1日ですぐに身に付くものではありません。しかし、意識していくことで当たり前にできるようになります。
地道ではありますが繰り返し練習して、面接や書類選考など、就活での武器にしてください!
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