JOBRASS編集部では、社会人1年目~2年目の先輩260名に「社会人になる前、就職活動を始めた時期は、周りと比べてどうだったか」と聞いてみたところ、「周りより早かった」という人は19.2%。「周りと同じくらい」が55.0%で、「周りより遅かった」という人の割合は25.8%と4分の1を占めました。
では、「周りより就活を始めるのが遅かった」と答えた人たちの理由は、なんだったのでしょうか?
案外多かったのが、アルバイトが原因だったというもの。アルバイトにやりがいや楽しさを見出し、十分なお金をもらっていると、“もうこのままでもいいんじゃないかな”という考えが頭をよぎる人は、少なくないようです。そういう人は「アルバイト」という肩書を、一体いつまで続けるのか考えてみましょう。
・アルバイトのままでもいいかなと思っていたから(女性/その他/23歳)
・アルバイトで忙しく、それから就職活動をしたため(男性/その他/29歳)
・アルバイトを続けたかったため(女性/その他/26歳)
・特殊なバイト先だったため成功すれば普通のOLより稼げるので迷いました(女性/その他/28歳)
現実逃避型。「やらなきゃいけないのはわかっているんだけど、イマイチやる気が出ないなあ」というケースです。「やる気が出るのを待とう」と思っても、行動しなければやる気はでないものです。
・ギリギリまで遊んでいて遅くなった(男性/その他/23歳)
・気合が入っていなかったこと(男性/総務・人事・事務/29歳)
・面倒くさくてギリギリまで動かなかった(女性/その他/29歳)
・やる気がなかった(女性/営業・販売/24歳)
「就職活動」っていうけれど、何をしたいのか、何をやればいいのかわからなかったという人も多数。これは多くの就活生が直面する問題ですが、秋まで考え続けているうちに、採用を続けている企業がどんどん減っていってしまいます……。
・自分が何をしたいのかわからなかった(女性/その他/22歳)
・自分のやりたい仕事がわからなかった(女性/その他/23歳)
・特にやりたいことが見つからなかったから(女性/営業・販売/23歳)
・なんの職につきたいのか本当にはっきりしなかった(女性/総務・人事・事務/26歳)
ズバリ働きたくない! 現実逃避で、かつとことん消極的な人たち。勉強は大変なようでいて、やることが決まっていてラクなのかも……と思う人もいるようです。
・働きたくなかったから(男性/その他/26歳)
・勉強だけするという楽な生活から離れたくなかった。そもそも働きたくなかった(男性/その他/23歳)
現実逃避をする人がいる一方で、考えすぎて、就活スタートのタイミングが遅れてしまった人もいました。
・考えすぎた(男性/その他/23歳)
・厳選していた(女性/公務員/26歳)
・他の人と同じことをするのが嫌だったから(男性/その他/25歳)
特に理系の人にありがちなのがこれ。学業と就活の両立は、企業にとっても大学および学生にとっても悩ましいところです。
・学業が忙しかったから(男性/コンピュータ関連以外の技術職/29歳)
・卒業できないと意味がないと思い、卒業研究を優先させていました(男性/その他/26歳)
・大学での勉強、研究に集中していたから(男性/コンピュータ関連以外の技術職/27歳)
まずは国家試験の勉強に集中し、落ちたら就職を考えるケース。もちろん国家試験の勉強と就活を両立させる人や、国家試験一本という人もいます。
・国家試験に受かることを優先したため、就活は後回しにしてしまった(女性/その他/24歳)
大学院に行くか、それとも就職するか。人生の岐路ですね。
・進学か就職かで迷っていたので(男性/その他/27歳)
留学をしていた人あるある。1年待つか、帰国したタイミングで就活を始めるかは人それぞれですが、とりあえずチャレンジするのも経験です。
・留学から帰ってくるのが遅かったため、みんなより出遅れた(女性/金融関係/26歳)
秋スタートになった人たちがまず何をしたかといえば、当然ながら「とりあえず説明会を片っ端から受けた」が最多。何が自分に向いているかわからなかったという人のなかには、「まずは職業適性検査を受けた」「先生におすすめの会社を教えてもらう」と、他者の視点を求める人もいました。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年9月16日~2016年9月26日
対象:秋に就職活動を始め、内定を獲得した社会人1年目~2年目の男女 計67名