就職活動も本格的にスタートし、企業の会社説明会など、ESの提出など、日々たくさんの活動をされている人も多いかと思います。
しかし中には、いまいちどういった会社にいけばいいのか、行きたい・やりたい仕事がなかなか見つからないという人もいるのでは?
今回は、みなさんを3つのタイプに分けて、それぞれに「行きたい会社を見つける方法」をお伝えしたいと思います。
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志望していた企業・業界の選考が終わり、残念ながら選考に落ちてしまったため、「行きたい会社がなくなってしまった」もしくは「行きたい会社がわからなくなってしまった」なんてことはありませんか?
そんなみなさんは3つのタイプに分かれるのではないかと思います。
では、簡単なタイプ別診断をして、これまでの自己分析や企業・業界研究を思い返してみましょう。
A群
□ 子どもの頃からなりたいものが決まっている
□ 自分が好きな商品の企画・販売に携わりたい
□ 趣味や“好き”を仕事にしたい
B群
□ やりたいこと、なりたいものは特にない
□ 好きなことや趣味はたくさんあるけれど、それを仕事にしたいわけじゃない
□ 一応、○○学部に所属しているから、知識が活かせればいいなと思っている
C群
□ 留学または研究をしていた
□ 公務員・教員試験の勉強をしていたけど、民間企業にも興味が出てきた
□ 正直、就活でやること(書類作成や面接など)に苦手意識があって、後回しにしてしまっていた
A群、B群、C群の3つのカテゴリーのうち、一番あてはまるものが多かったのがあなたのタイプです。
次は、タイプ別に解決法を見ていきましょう。
行きたい企業・業界を絞ることは、決して悪いことではありません。
しかし、人気の企業・業界に絞りこんでしまうと応募が集中し、ライバルも多数。内定獲得はかなり狭き門となってしまいます。
では、残念ながらどうしても行きたかった企業の選考に落ちてしまった場合、どうしたらよいでしょうか。
そんなあなたが行きたい会社を見つけるには【視野を広げましょう】
「やりたいこと」や「なりたいもの」を広義に解釈すればいいのです。
例えば……
[音楽が好き]→[音楽業界]→[レコード会社]に絞るのではなく
【音楽をつくる】
[楽器メーカー]
[オーディオメーカー]
[レコードレーベル(楽曲販売の企画・制作)]
[映像制作・デザイン会社(映像やビジュアルイメージの制作]
[ミュージシャンやアーティストのマネジメント事務所]
【音楽を届ける】
[広告]
[小売(書籍・音楽関連)]
[データ通信(音楽配信)]
[音楽プレーヤーメーカー]
[メディア(新聞・雑誌・TV・ラジオ・インターネットなど、音楽情報を配信)]
など、音楽がアーティストから個人に届くまでには、こんなにたくさんの職業が関わっています。
音楽が好きな自分が、どのように音楽と関わって働きたいか、という観点から業界を選びなおすのも良いと思います。
また[音楽が好き]だから[音楽業界]と決めつけなくても、自分が音楽を好きな理由が「人が楽しんでいる場が好き」や「人を癒す力に魅力を感じている」などであれば
[音楽が好き]→[人を楽しませたい]→[アミューズメント業界]
[音楽が好き]→[人を癒したい]→[福祉業界]
[音楽が好き]→[人に影響を与えたい]→[サービス業界]または[ソフトウェア業界]など
このように発想を転換させて業界を選びなおすのも良いと思います。
思いもよらぬ仕事が、実は自分の「やりたかったこと」や「なりたかったもの」に関わっていたりしますよ。
就活を始めて、「やりたい仕事がない」という人がいても、何もおかしいことではありません。
学生のうちから、具体的な仕事の内容やどんなワークスタイルで働いていくのか、イメージするのはとても難しいことだからです。
また、中には“趣味”や“好きなこと”と仕事は別に考えたいという人もいるでしょうから、「やりたいこと」や「なりたいもの」がはっきりと決まっていなくても焦ることはないのです。
ただ、行きたい会社が見つからないまま就活を進めていても、なかなか内定へは結びつきません。
そんなあなたが行きたい会社を見つけるには【自分をみつけてもらいましょう】
これまでは、やりたい仕事を無理やり見つけたり、あれもこれも「興味はある」程度で幅広く選考を受けていたりしたかもしれませんが、近年の就活では企業側から求人のアプローチメールが届く「逆求人型」の就活もある、というのを知っていましたか?
この「JOBRASS新卒」も逆求人型の就活サイトですが、今当サイト以外にも“一つの就活のカタチ”として逆求人型やスカウト型の就活サイトが増えてきています。
利用している学生からは
「効率よく就活ができて便利」
「企業側から“この学生はうちに合っている”と言ってくれるので安心」
「自己PRから企業の風土や特性に合っているか判断してくれるのがいい」
という声が多く寄せられています。
逆求人型の就活サイトは、企業が自分を見つけてくれるので、これまで知らなかった企業や思わぬ企業との出会いもあるでしょう。
ただし、逆求人型の就活サイトは登録しただけではあまり効果はなく、自分自身をアピールするために、企業へ自分を宣伝しなければなりません。
しっかりと自己分析をした上で、丁寧なプロフィールを作成し、より多くの企業に自分を見つけてもらえるようにすると、内定へ1歩も2歩も近づきますよ。
留学や公務員試験、研究などを理由に、就活に出遅れてしまうことは仕方のないことです。
また、エントリーシートなどの書類作成や面接などに強い苦手意識がある人、自分のことを話すことやアピールすることが苦手な人の中には、なかなか就活をスタートできないでいた、という人もいるでしょう。
そんなあなたが行きたい会社を見つけるには【他者の力を借りて自分を見つめなおしましょう】
自分を見つめなおす上で、もちろん1人で徹底的に自己分析を行うのも良いですが、第三者に協力を仰ぐことも悪いことではありません。
キャリアセンターで相談したり、家族や友人に相談したり、就活のプロフェッショナルに相談したり、相談相手はたくさんいます。
今は、既存のスタイルとは異なった就活の方法が多々あります。「逆求人型」や「紹介サービス」など、新しい採用選考を行っている企業やサービスを探してみるのもよいかと思います。
大切なのは、とにかく「動きだすこと」。
1人では限界のあることも、2人、3人と他者の力を借りれば遅れを巻き返すことも可能です。
行きたい会社がまだ見つかっていない人も、「自分はどんな仕事に向いているか」第三者の意見に耳を傾けることで、自分の知らなかった一面を知ることができるでしょう。
思いもよらない職種が、実はあなたに向いていた、なんてことがあるかもしれません。
自分に合った解決策を見つけていただけましたか?
まだ内定がない人や、出遅れてしまった人も、焦りは禁物。
一つずつ問題をクリアにして、次のステップへ着実に進むことが、実は内定への何よりの近道です。
行きたい会社が見つからない――
のではなく、まだ出会えていないだけ。
出会うための方法がわかれば、行動次第で自ずと内定へ近づくことができるはずです。