「人と話すのが苦手だから、営業職は無理だと思います」なんて言っていませんか? 会社にとって、なにはともあれ営業職は大切な職種。営業がいなかったら、受注もできないのです。そして、実はいろいろと良いこともあるのが営業職。JOBRASS編集部では、「営業職をやっていて良かったと思うこと」を全国の営業職の会社員138名に聞いてみました。
実際に営業として働く人々の生の話を聞けば印象が変わったり、先入観が解ける人もいるかもしれません。
普通に過ごしていたら出会えないような人たちと出会えるのが営業。もちろん「好き」な人ばかりではなく、なかには自分が苦手と思うタイプの人もいるでしょう。でも逃げるわけにはいかない状況のなかで付き合っていくうちに、自分の対応力が磨かれます。
・いろいろな出会いがある(男性/営業・販売/31歳)
・たくさんの社長と話せる(男性/金融関係/48歳)
・普通では会えない方々=社長やそれに準ずる階級の方々の話を聞けること(男性/営業・販売/46歳)
・社外の人とコミュニケーションがとれる(男性/コンピュータ関連以外の技術職/35歳)
・人間関係が広がる(男性/営業・販売/40歳)
・人脈が増えた(男性/会社経営・役員/42歳)
いろいろな人との出会いがあれば、様々なタイプの人がいます。そんな様々な人と様々な会話をすることで、当然コミュニケーション能力も高まっていきます。そのコミュニケーション能力が高まることで仕事以外にもその能力が活きてくるのは魅力的な点です。
・コミュニケーション能力が上がったこと(女性/営業・販売/25歳)
・コミュニケーション力がつく(女性/デザイン関係/36歳)
・たくさんの色んなタイプの人と簡単に接することが出来るようになった(女性/会社経営・役員/42歳)
・人見知りを克服出来た事(男性/総務・人事・事務/30歳)
・人の感情の機微に敏感になった(男性/営業・販売/47歳)
・人の裏の裏が見えるようになった(男性/営業・販売/45歳)
取引先と話すためには、その会社のことをや業界のことを知らなくてはいけません。必然的に勉強し、結果知識が増えていきます。仕事だから知ろうとするのであって、仕事じゃなかったら興味がないことも多いもの。そのため、営業職についたことで「こういう考え方もあるんだ」など、視野が広がるようです。
・広く考えられるようになった(男性/公務員/36歳)
・考え方が広がる(男性/営業・販売/27歳)
・視野が広がる(男性/コンピュータ関連以外の技術職/42歳)
外回りも多い営業では、いろいろなところに行くことができます。「今日は銀座だから、ランチタイムにはあそこで**を食べようかな」なんていうことを楽しみにしている営業職の会社員は多そう。
・いろいろなところに行ける(男性/総務・人事・事務/33歳)
・お昼ご飯をいろいろな場所で食べることができたこと。(女性/会社経営・役員/34歳)
これも営業職ならではですね。喜びの声を直接聞くと、嬉しいものです。
・クライアントから本気で感謝された瞬間(男性/営業・販売/41歳)
・お客様から感謝された時(女性/金融関係/49歳)
数値目標がある営業職では、それを達成したときの喜びはひとしお。それがボーナスや歩合につながります。
・ノルマ達成した時の報酬(男性/営業・販売/49歳)
・結果が賞与となって返ってくる(女性/営業・販売/30歳)
・歩合給をもらったとき(男性/営業・販売/31歳)
・努力した分成果が出る(男性/営業・販売/50歳)
・数値に対する達成感は非常に良いものがある(男性/企画・マーケティング/37歳)
ある程度、自分でその日のスケジュールを組むことができるため、時間に融通がきくと答えた営業職の会社員も多数。外出してそのまま帰宅するなど、時間をコントロールすることができます。
・時間に融通が利く(男性/営業・販売/44歳)
・時間の融通がきくこと(女性/総務・人事・事務/48歳)
・時間を自分でコントロールできる(男性/総務・人事・事務/26歳)
・自由時間が多い(男性/営業・販売/45歳)
会社の売上最前線にたつ営業職。会社のなかで、トップがその人を昇進させるときにも、トップは現場のことがわかる管理職として「営業を経験しているかどうか」を重視する傾向があります。いちど経験することで「物事をいろいろな方向から考えられるようになった。全体像を一瞬で把握でき、今、自分のかかえている仕事の環境や状況がどこにあり、次に何をやったら良いかを見極められるようになれる」(男性/営業・販売/49歳)など、仕事としての基本を学べる職種といえそうです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年5月13日~2016年5月30日
対象:企業の営業職 計138名