面接、内定に近づける可能性が高まるとして人気のインターンシップ。でも、その反対に「この学生は採用しない」とチェックされることもあります。
一体どのくらいの採用担当者が、インターンシップで「NG」だと思ったことがあるのでしょうか? また、その理由は?
【インターンをしている様子を見て、「この学生は採用しない!」と思ったことはありますか?】
ある 62.5%
ない 37.5%
6割以上の採用担当者が、「ある」と回答! では、その理由は?
まだ社会人になっていないとはいえ、お辞儀をする、尊敬語・丁寧語・謙譲語などの言葉の使い方などができるかどうか。身なりもマナーのうちです。
・学生インターンとはいえ、一般的なマナーが出来ていない場合(男性/総務・人事・事務/38歳)
・口のききかた(男性/広報・宣伝/45歳)
・家庭で身につく程度の一般常識が出来ていなかったから(女性/金融関係/39歳)
・挨拶もできない学生であった(男性/会社経営・役員/39歳)
・不潔な服装(男性/公務員/28歳)
時間を守るのは最低限のルール。やむを得ない事情で遅れるなら、事前にその理由を連絡しましょう。
・遅刻する(男性/公務員/41歳)
・時間にルーズ(男性/コンピュータ関連以外の技術職/38歳)
担当者が話しかけたときは、どんな内容であれ、コミュニケーション能力をみられています。相手が何を求めているのか、きちんと汲みとって答えるようにしましょう。
・こちらの質問に対して答えをかわしている学生(男性/営業・販売/35歳)
・受け答えに、特にありませんというようなネガティブ発言をする人(男性/公務員/20歳)
・やり取り全てがムダに見えた(男性/金融関係/35歳)
・ミスをした時に謝る前に言い訳を言う(男性/営業・販売/49歳)
インターンシップに参加しているのに、やる気がないのはもっての外。また、雰囲気が暗い、主体性がない姿勢もNG。
・主体性がない(男性/公務員/40歳)
・無表情で無反応のやる気が感じられない人でした(男性/営業・販売/36歳)
・態度、礼儀、雰囲気が暗い(女性/金融関係/27歳)
・気が弱そうな人。おどおどしている人(男性/公務員/37歳)
主体性がない学生がいる一方で、アピールばかりする学生も。採用担当者にしてみたらウンザリです。
・アピールに終始する様子を見て(男性/コンピュータ関連以外の技術職/37歳)
・媚びをうる学生(女性/総務・人事・事務/40歳)
例えば「ですよね~!」「わかります!」というような、“テキトー”っぷり甚だしいセリフ。軽々しい発言は、「学生に何がわかるんだ……」と思われることもあるかもしれません。
・ノリが軽い(女性/総務・人事・事務/27歳)
・発言が軽い(男性/会社経営・役員/42歳)
・会話、行動の節々に仕事というものをなめているのが垣間見える(男性/営業・販売/37歳)
社風と合うかどうかは、インターンシップの大きな目的の一つ。入社後、お互いに「こんなはずでは……」というミスマッチを避けるため、社員と合わないと思われる学生は、インターンシップの段階でチェックされます。
・性格が合わない(男性/会社経営・役員/37歳)
・一緒に働くのはパソコンではなく人間ですので、共に働く人たちと合わなさそう、合わすことができなさそうな人は避ける可能性が高いです(女性/広報・宣伝/29歳)
その他、「会社の中と外での態度に違和感があったとき」(男性/企画・マーケティング/37歳)という声も。インターンに応募してきた学生のことは、採用担当者も「やる気があるんだな」ということで、注意してみています。インターン中の態度はもちろん、SNSや会社を出たときの様子にもアンテナが張られていると心しましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年5月13日~2016年5月30日
対象:企業の採用担当者 計78名