最近の女性の理想の結婚相手の条件は、「三平」と言われているんだとか。「三平」とは、「平均的な年収・平凡な容姿・平穏な性格」。“そこそこ安定”した生活を望む人が増えているともいえそうです。確かに安定の代名詞ともいえる公務員は、結婚相手として親が喜びそうな職業。
実際、モテる職業ランキング1位は公務員という調査結果もあります。では、2位以下は?
婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントが2013年、25~39歳の未婚女性300名を対象におこなった「結婚相手の職業に対するこだわり」に関するアンケートの集計結果によれば、人気の職業トップは「公務員」「医療関連」。詳細をみてみましょう。
「結婚相手の仕事に、どの程度こだわりを持っていますか?」という質問に対し、最も多かったのは「好きになった相手次第で、あまりこだわらない」と答えた人(44.3%)。
2位は「多少はこだわる」で34.3%。「あまりこだわらない」(44.3%)と「全くこだわらない」(7.7%)とを合わせると52%で、 半数以上の女性が結婚相手の職業にこだわりは持っていないと回答しています。
続いて「結婚をするなら、どのような仕事をしている男性が良いと思うか」と女性に希望の職業を聞いたところ、
1位(同率) 公務員 27.3%
1位(同率) 医療関係(医者/薬剤師など) 27.3%
3位 事務・管理 22.7%
4位 専門(士業/コンサルタント等) 20.3%
5位 研究開発 18.0%
6位 企画・マーケティング 16.3%
7位 経営 14.7%
8位(同率) プログラマー 10.7%
8位(同率) 営業 10.7%
10位 制作・クリエイティブ関連 9.3%
という結果でした。
また、結婚相手の職業にこだわる理由を質問してみると、
「給料が良くて安定している職業だと将来安心」
「子供のためにも転勤族にはなりたくない」
「自分より年収が低い人と結婚しても苦労するから」
「不安定は心配だから」
など。職業にこだわらないといいつつ、やはりある程度の「収入」と「安定性」は譲れないようです。
別の婚活サービスに携わる女性(32歳)の話。
「確かに公務員は人気です。でも、公務員といっても、政治家から自衛隊、消防隊員、地方自治体に勤める公務員、国公立学校の教師などさまざま。不規則な勤務時間や、命の危険がつきまとう職種もあります。何をもって安定とするか、ということになりますが、収入は安定でも、職種によっては生活時間がすれ違うこともあり、気持ちが不安定になる人も少なくありません。
そのなかでは、教師が人気といえば人気です。夏休みや冬休みはあるし、地域での“ステイタス”になるというわけです。ただ今度は、街なかで常に緊張するという実態もあります。学校の先生というのは、生徒や親にとって、格好の噂の的なんです。
あと、公務員を目指す人は、早めに結婚を意識し始めたほうがいいかもしれません。出会うチャンスが会社員より格段に少ないためです」