華やかなイメージのあるマスコミ業界。就活中のMさんは、マスコミ業界に興味を示しつつ、「なんとなく、クラスで目立つ人とか、イケメンとか、美人とかしか、行っちゃダメな雰囲気があるような気がするんですけど……」と、気後れしていることを明かします。確かに他の業界に比べてルールが自由で、“イケてる”人が多いような印象もなくはないですが、実際のところはどうなのでしょうか? マスコミ業界の人に、「業界はルックスがいい人が多いのか」「採用にルックスは関係あるのか」を聞いてみました。
【マスコミ業界は、他業界に比べてルックスがいい人が多いと思いますか?】
・思う 26.7%
・思わない 73.3%
その結果、「別にルックスがいい人が多いとは思わない」という人の割合が7割以上。華やかな業界というイメージがあっても、その人の見た目とはあまり関係ない……?
「ルックスでの得はない」と断言する人たちが大半でしたが、その理由は、ルックスで勝負するというよりは、実作業も多いからというもののようです。ただ、やはり流行には敏感な人や、考え方や気持ちが若い人が多いためか、「若く見える人は多い」という報告もありました。
・ルックスでの得はない(神奈川県・男性/出版・マスコミ関係/59歳)
・他の会社や業界とあまり変わらないとはず(埼玉県・女性/出版・マスコミ関係/38歳)
・関係ない(東京都・男性/出版・マスコミ関係/46歳)
・仕事が華やかだからそのように見えるのだと思う(神奈川県・女性/出版・マスコミ関係/29歳)
・芸能人はきれい、かっこいい人が多いですが、業界人はそんなことありません。若く見える人は多いです(大阪府・男性/出版・マスコミ関係/48歳)
ある広告代理店の男性社員(36歳)は、
「確かに、マスコミ業界全体でみると、ルックスが必ずしも関係あるとはいえないかもしれませんが、広告代理店の女性は、ルックスが重視される気はします。好感度が大事なので、容姿ということではなく身なりやファッションセンス、キャラクターなど、すべてを総合させた“ルックス”です。
その他の新聞や出版、テレビ局、ラジオ局といった企業の場合、アナウンサーは別として、どちらかというと知識だったり、コミュニケーション能力だったりします。
結果として、ルックスがいい人がコミュニケーション能力が高い割合も多いのですが、先にルックスありきではありません。また、地道な仕事も多いので、クラスのリーダーっぽい人が向いているとかは、まったく関係ありません」
と分析してくれました。
まとめると、マスコミ業界を志望するのに、イケメンかどうか、美人かどうかは直接関係ありません。ただし自分に合ったファッションセンスや、人に対する接し方などは重要ということ。マスコミ業界の面接を受けるときに、“あえて”髪型をイケメン風にしたり、ファッションをくずしたりして、誤爆しないように……。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年2月16日~2016年2月23日
対象:マスコミに勤務する会社員 計100名