公務員といえば、安定しているけれど華々しくやりがいがあるかというと、よくわからないという人も多いのではないでしょうか? JOBRASS編集部では、全国の公務員100名に、いまの仕事にやりがいを感じるかどうか、またどういうときにやりがいを感じるのかを聞いてみました。
【いまの仕事にやりがいを感じますか?】
・とてもそう思う 18.0%
・そう思う 44.0%
・あまりそう思わない 31.0%
・全くそう思わない 7.0%
「とてもそう思う」「そう思う」の合計は62.0%。6割以上の公務員がやりがいを感じていることが明らかになりました。男女別では、「やりがいを感じる」とした男性は60.5%、女性は68.4%。女性のほうが公務員という職業にやりがいを感じやすいようです。
では、どういうときに「やりがい」を感じるのでしょうか?
やはりというか、公務員としてやりがいを感じるときは、「市民から感謝されたとき」というものが圧倒的。その他、「自分の業績を他の人が知っていたとき」(男性/神奈川県/その他専門職・45歳)というように、生活する人が知る仕事を手がけるのも公務員ならではです。
1)人から必要とされるとき、感謝されたとき
・人から感謝されたとき(男性/秋田県/一般事務・33歳)
・必要とされているので。たぶん。(男性/茨城県/一般事務・50歳)
・市民の生活向上(男性/北海道/総務・59歳)
・市民から不可欠であると、感謝された時。(男性/山口県/総務・30歳)
・感謝されたとき(男性/東京都/一般事務・59歳)
・住民から感謝の言葉をいただいた時(女性/東京都/一般事務・51歳)
・職員のためになる仕事をしているから。(男性/東京都/一般事務・48歳)
・人と会い、その人に感謝されたとき。(女性/神奈川県/一般事務・59歳)
・人の役に立っているとき(男性/岐阜県/一般事務・36歳)
・仕事で人に喜んでもらえたとき(男性/広島県/一般事務・42歳)
・人に感謝されたとき(男性/山口県/一般事務・50歳)
・ありがとうと言われた時。(女性/徳島県/一般事務・42歳)
・県民のためになっていると思うから(女性/福岡県/一般事務・37歳)
・思いが伝わったとき(男性/茨城県/その他専門職・32歳)
2)仕事がうまくいっているとき
・企画を無事達成できたとき(男性/岐阜県/一般事務・39歳)
・自分の仕事が狙い通りの結果を出した時。(男性/東京都/法務・40歳)
・自分の考え方で行った仕事が支持されたとき(男性/京都府/法務・59歳)
・大きなプロジェクトをまかされた時。(男性/埼玉県/その他専門職・34歳)
・苦しくても頑張ったあとに成果が上がったとき。(男性/岩手県/一般事務・52歳)
・自分の意図通りに事が運んだ時(女性/群馬県/一般事務・40歳)
・困難な仕事をやり遂げたとき(男性/埼玉県/一般事務・47歳)
仕事が成果を出したときに、やりがいを感じられるのは一般企業でも同じ。ただ、目の前で手応えが感じられるかどうか、広く人々の生活に深く関われるかという点が一般企業と公務員の違いかもしれません。
就活をするにあたり、公務員という職業も考える人は、地場で地元の人の役に立ちたいのか、グローバルに活動したいかなど、そして“どういうときに自分が喜び(やりがい)を感じられそうか”ということを想像してみるとよいでしょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年12月11日~2015年12月17日
対象:全国の公務員 計100名