公務員といえば安定、休みバッチリというイメージが強いもの。そんな公務員たちは、自分たちのことをどう思っているのでしょう? 勝ち組? 公務員になってよかった? それとも、一般企業に勤めている会社員がうらやましい?
JOBRASS編集部では、全国の公務員を対象に、一般企業の会社員よりも優越感を感じる人はどれくらいいるのか、ぶっつけ調査してみました。
【一般企業で働く友人と仕事の話をするとき、感じることが多いのは?】
・優越感(公務員でよかった) 13.0%
・劣等感(一般企業がうらやましい) 17.0%
・どちらもない 70.0%
もっとも多かったのは「どちらでもない」という意見。理由は「一般企業にも公務員良い点と悪い点があるから」というもの。当たり前といえば当たり前ですが、コメントをみてみると、
「身分が保証されていて安定している点は良いが賃金の安い点は悪い」
「公務員は福利厚生がしっかりしてるし、民間は給料が高いから」
「お金の面では地方では恵まれていると思うが、精神的には結構厳しいと思っている」
など、ツラい部分を挙げるものが多数。優越感を感じる部分があるのは認めつつ、劣等感を感じることも多いようで、「考えないようにしている」という声もありました。
では、「公務員で良かった」点が、「公務員で悪かった」点を上回る人たちの意見は?
・雇用や給与が安定
もっとも多かったのは、雇用や給与が安定しているというもの。
「給与が安定している」
「雇用の安定、労働条件」
「解雇の不安がない」
・理不尽な残業が少ない、休日がしっかりとれる
「残業が少ない」
「休みの多さ」
・身分が守られている、世間体がよい
「身分や社会保障の点で公務員は守られていると感じます」
「世間体がよい」
やはり「安定」というのがキーワードになるようです。そして雇用・給与面が保証され、安定しているということは、「金銭面でも、精神面でも安定している」という声にあるように、精神的な安定にもつながりやすいといえそう。
反対に、「一般企業がうらやましい」という人は、どういう点でうらやましいと感じているのでしょうか。
・一般企業のほうが「成果が(給与として)評価される」点
「給与が高い。仕事の成果が評価されている」
「年下の人がボーナスが高いと聞いた時」
「働いた分だけ評価される、拘束時間の割りに給与が少ない、副業が事実上不可能」
「年功序列ではないため」
・一般企業のほうが自由度が高く、「やりがい」「プライド」をもてる
「プライドがある」
「ある程度、仕事に自由度が高く、やりがいがある」
「自由度が多い気がするから」
「やりがい」
・一般企業のほうが、刺激が幅広く、多い点
「民間企業の人の会話の内容が幅広いから」
「周囲の同僚から、多くの刺激をもらっているんだなぁと感じる点。また、上司も面白味のある方、人間的魅力のある方だなぁと感じる」
その他、「公務員バッシングが長く続いてる。公務員に関しては給料の引き下げ等の問題が論じられることが多い」と、“公務員”というだけでひとくくりにバッシングされがち……というボヤきもみられました。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年11月10日~2015年11月13日
対象:全国の公務員 計100名