飲食業や観光業など、接客を主とするような業界では、土日祝=休み、というわけではありません。アパレルショップで働くOさん(女性/30歳)は、「就職したからそういう働き方なので、別に“フツー”です。祝日も別に休みではないので、世間一般の休みの日に疎くなりますね」といいます。ただ、やはり休みがなかなか合わないため、「どうしても友人は同じ業界の人が多くなります」とも。
そこでJOBRASS編集部では、サービス業に従事するなど、「土・日・祝が休みというわけではない」社会人109名に、その「メリット」と「デメリット」を教えてもらいました。
メリットとしてもっとも多かったのは、平日が休みだと、通勤ラッシュとは無縁であるほか、娯楽施設も空いているというものでした。
また、土日祝が休みの会社員であれば、自動車免許の書き換えや役所での手続き、病院に行くなどといった用事を片付けるためには、有給休暇をとらなくてはならないことも多いもの。平日休みなら、わざわざ休みをとる必要はないとして、メリットを感じる人は多いようです。
■道や電車、娯楽施設などが空いている
・平日勤務のラッシュ通勤をしなくていい(男性/その他/43歳)
・通勤電車が平日より空いてる(女性/その他/49歳)
・週末だと混んでいる所に、平日の空いている日に行きやすい(男性/その他/41歳)
・外出の際どこも空いているし、旅行とかも安く行けるし観光地が混みすぎていない(女性/その他/32歳)
■役所や銀行に行きやすい
・平日の休みの方が銀行まわりが出来るしどこへ出掛けても混雑していないので楽ちん(女性/その他/39歳)
■平日に実施しているサービスを享受できる
・平日ランチが食べられる(男性/研究・開発/42歳)
・平日料金で少し安くてお得なところがあること(女性/その他/28歳)
一方デメリットは、「会社員の友人と、休みをあわせられない/(始業・終業の時刻もイレギュラーであることが多く)飲みに行けない」「“2日続けての休み”がなく、旅行などがしにくい」という声のほか、家族がいる人からは、「家族サービスができない」という声もありました。
■休みの予定がたてられない
・休みが不定期なため予定がたてられない(男性/その他/27歳)
・連休がない(女性/その他/40歳)
■家族と休みを一緒に過ごせない
・家族と休みをともにできない(男性/コンピュータ関連技術職/49歳)
・子供の行事などの時に休みを取らなければいけない(男性/その他/38歳)
・家族で旅行にいけないこと(男性/その他/42歳)
■土日や祝日のイベントに参加できない
・土日のイベントに参加できづらい(女性/その他/35歳)
・祝日のみやっている行事に参加できない(女性/営業・販売/48歳)
・興味があるイベントやセミナーなど土日祝開催が多く行けない(男性/営業・販売/45歳)
■曜日感覚がなくなる
・一週間のメリハリがない(男性/その他/47歳)
その他、メリットとしては「(土日祝の)手当がつく」(男性/その他/46歳)という声も。通勤ラッシュに揉まれながら土日祝=休みがいいのか、連続した休日はなかなかないけれど、平日休みがいいのか。自分の理想は、どちらでしょうか?
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年10月13日~10月23日
対象:土日祝が休みではない仕事をしている社会人 計109名