その会社が、いわゆる「ブラック企業」だと自分が思っても、人によって受け取り方は違うもの。というのも、もしその会社にどうしても入りたい憧れの会社であれば、少々のことは妥協できるかもしれないからです。
とはいえ、就職前から(自分にとって)「ブラック企業」だとわかるところで働きたくはありませんよね。そこで今回JOBRASS編集部では、いくつかの企業を渡り歩いたことのある転職経験のある社会人150名に対し、「オフィスを見学した際、『ブラック企業』かどうかを知るために見るべきポイント」を教えてもらいました。
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ポイントをまとめると、3つ。まず多かったのは「オフィスが汚い」ということでした。
オフィスが汚いというのは、それだけ片付ける余裕もなく、また気持ちの余裕もないのかなというあらわれ。特定の人の机の上が乱雑、とか、何か仕事のための資料が積み上がっていて、一生懸命なんだなというのはもちろん別で、全体的に汚らしいかどうかということです。
・オフィスが汚い、整理整頓されていない(男性/営業・販売/32歳)
・オフィスが整理整頓清潔清掃されているか(男性/その他/36歳)
・机の上が乱雑、言葉遣いが横柄(男性/その他/44歳)
社員の表情や身だしなみをあげる声も多数。「死んだような目をしていないかどうか」「疲れた顔をしていないか」といったことのほか、泊まり込みが多そうな格好だと、休みを確認したくなるものです。
・社員に活気があるかどうかを見極める(男性/その他/44歳)
・社員の顔に覇気がない(女性/その他/43歳)
・社員の目が死んでないか(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・顔色。目にクマが出来ていないかなど(男性/その他/44歳)
・会社員の身だしなみ。何日かお風呂にも入れず泊まり込んでいる人がいるかどうか(女性/その他/38歳)
そして、何気ない社員同士の会話や、職場の雰囲気。働いている人同士が殺伐としていないか、高圧的な話し方をする人がいないかどうかなど。
・働いている人が笑顔かどうか。挨拶がきちんと出来るかどうか。各年齢層の人が均等にいるか(女性/総務・人事・事務/28歳)
・ブラック企業は社員同士の雑談がなく、声を押し殺して黙々と作業をしている(男性/総務・人事・事務/38歳)
・会話の多い会社かどうかを見ると、人間関係の良し悪しが分かることがある。20代と50代ばかりで30代40代の社員が極端に少なければ怪しい(女性/その他/35歳)
・上司っぽい人の怒号が聞こえる(女性/金融関係/36歳)
感じ方は人それぞれ。全体的な雰囲気や、整理整頓されているかどうかを見つつ、基本的には「そこで自分が働く姿を想像できるかどうか」を自問自答すると良いかもしれませんね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年6月9日~2017年6月15日
対象:転職経験がある社会人の男女 計150名