今や女性の割合が多い企業も珍しくありません。そんな企業で働く男性社員は、女性が多い職場環境について、どう思っているのでしょうか?
今回JOBRASS編集部では、就職先が、「女性の割合が多い企業(職場)」だったという男性34名に、「男で得したこと、損したこと」を聞いてみました。その結果、「得したこと」としてダントツ1位に挙がったのは「モテる」ということ。希少性の勝利といったところでしょうか。では、「損したこと」というのはあるのでしょうか? 男性陣が赤裸々告白してくれましたよ。
「モテる」「重宝される」「力仕事をすると感謝される」など、「得した」という声があった一方で、「損」とまではいかないけれど、男性の数が少ないからといって、必ずしもモテるわけではないし、別に「得」をした覚えもない……という男性の声も少なくありません。
・うちの会社は確かに女性は多いが、女性が多いからといって男で得したなぁなどというシチュエーションはほとんどない(男性/コンピュータ関連技術職/42歳)
・得も損も細かいところで少しずつあるのだろうが、基本的には同じなのではないかと思う。男特有のもので得したという感覚はない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/44歳)
・とても女性が多い職場ですが、基本的に男で得したと思ったことは、ありません(男性/研究・開発/41歳)
・今の職場では男女の格差なく管理職についているため、男子で得したなぁと感じることは特にない(男性/企画・マーケティング/32歳)
一方で、「損」という言葉が適切かどうかはさておき、同じ基本給なのに女性のほうが転勤や残業面で気を遣ってもらえている気がする……という声がありました。
・そんなこと思ったことはありません! むしろ女の方が働き方に気を遣われるなど、よいと思いましたので来世は女に生まれて男性に尽くしたいと思っています(男性/金融関係/49歳)
・男性で得した経験はありません。逆に男性だから、同じ職種でも全国各地へ転勤になったりすることがあり、男性だから得することはありません(男性/金融関係/48歳)
・女性よりも多い割合で、男性のほうが夜遅くまで働く職種につかされた(男性/総務・人事・事務/48歳)
職場の男女比が大事と思うか、関係ないと思うかは自分次第ですが、男女の扱いは企業によっても若干の差があるようですね。転勤や昇格についての“差”が気になるなら、男女比だけでなく、その会社がどんな社風なのかも調べると良さそうです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
女性の割合が多い企業・業種・職種に就職した男性 計34名