理系出身だからといって、みんなが研究職に就くわけではありません。また、マスコミや広告代理店など、“文系”の印象が強い企業にも、理系出身者はたくさんいます。
JOBRASS編集部では理系出身なのにもかかわらず、文系の人が多い職場に就職した社会人に、なぜ文系の割合が多い企業・業種・職種を選んだのか、その経緯や理由を聞いてみました。
・研究職も面接を受けましたが、採用されませんでした(女性/その他/31歳)
・自分が希望する技術系の会社を何社か受けてはみたが、コネもなかったため就職は叶わなかった(男性/その他/41歳)
・将来的な安定を求めて決めた会社。理系の方が少なくてやりづらい事はあるが、とても満足している(男性/研究・開発/41歳)
・自分のやりたい職種であったため希望しました。例え文系が多くても、理系であることは不利にならないと聞いていた(男性/営業・販売/31歳)
・研究者を目指していたが、室内での業務・作業が多いことは気性に合わないことが判明したので、貿易業界への就職を選んだ(男性/会社経営・役員/49歳)
・文系とか理系で仕事は選びませんでした。理系だと工場要員にされることが多いのが現実ですが、経営に直接携わる仕事がしたかったので、そのようなことができる会社を選びました。それがたまたま文系だったという感じです(男性/会社経営・役員/45歳)
・自分の得意分野でない業種を選ぶことで、自身のスキルアップが図れると思ったから、あえて文系の多い業種に就いた(男性/その他/30歳)
・私の職種自体はSEで、社内システムの企画、開発、運用を担当している。しかし、会社自体は理系の会社ではない(男性/コンピュータ関連技術職/42歳)
・大手のアパレル会社にコンピュータ要員として就職しました。コンピュータの会社でプログラムの仕事をすることも考えましたが、個別の会社でコンピュータの担当者という仕事も良いと思いました(男性/その他/40歳)
例えば理系で研究をしていても、職業としてそれを続けるかどうかは人それぞれ。「お金をもらって研究ができる」と捉える人もいれば、「研究は好きだけれど、もっと人と接したい」という人や、「あえて苦手な分野に飛び込むことで、自分の新たな扉を開けるのではないか」と考える人もいます。大切なのは、企業に対し、どうしてそこに入社したいかが自分で説明できるか、ということに尽きますね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年10月14日~2016年10月20日
対象:学生時代に理系だった社会人の男女 計35名