2017年卒の学生は、もう就職活動を終えたという人も多数。でも第一志望には受かっていないという人や、まだ決まっていないという人、諸事情でこれから就職活動をするという人もいます。
卒業までにはまだ半年もあり、諦めるのはまだまだ早い! でも、効率のよい就職活動をしたいものですよね。JOBRASS編集部では、企業の採用担当者232名に、内定が少ない(ない)学生、あるいはまだ第一志望から内定をもらっていない学生に“足りないもの”と、これからすべきことを教えてもらいました。
■アピール度
・アピール度が足りないし、自信がなさそう(男性/総務・人事・事務/41歳)
・一緒に働きたいと思わせる工夫が足りない(女性/その他/50歳)
・どうしても内定をもらうという努力や意気込みが足りない(男性/営業・販売/48歳)
■表現力
・自分の言葉で自分をアピールしていなのでは?(男性/総務・人事・事務/44歳)
・自身の魅力が言葉で表現出来ていない(男性/その他/42歳)
・自分自身を見つめ、そのことを表現出来ない。志望した会社への熱意(男性/金融関係/48歳)
■元気さ、明るさ
・元気さがない。将来に希望がなさすぎる(男性/その他/41歳)
・愛嬌が足りないのではと思う(女性/総務・人事・事務/39歳)
・覇気がない(男性/企画・マーケティング/50歳)
・明るさがない(男性/総務・人事・事務/48歳)
■真剣さ
・真剣に取り組む姿勢(男性/金融関係/48歳)
・真面目さ・誠実さ(女性/総務・人事・事務/45歳)
■自己分析、自分の意思
・はっきりした自分の意思がないのが良くない(男性/その他/45歳)
・自己分析が足りない(女性/その他/38歳)
■運、縁
・運が悪いこともあるのでは(男性/その他/48歳)
・縁がない、あきらめないこと(男性/デザイン関係/45歳)
■自己分析、自分が何をしたいのかを考える
・自分を見つめ直し、自分が会社で何をしたいか、何が出来るかをアピールしたら良いと思う(女性/その他/38歳)
・自分が具体的に何がしたくて、会社を選んだかを細かく意思表示すべきである(男性/その他/42歳)
・何故そこに行きたいのか、何をしたいのかを一度考えてみるべき(男性/その他/36歳)
・会社に入って何ができ、社会に貢献出来るかを常に問題視する意識があるか(男性/その他/43歳)
■積極的な姿勢、仕事をしたいという気持ちを伝える努力
・その会社の業務内容をよく調べて、こういう仕事をしたいとか積極的にアピールすべきかと思う(男性/その他/43歳)
・ある程度の面接マニュアルは頭に入れておくべきだが、一番重要なのは本気でその会社に入って仕事をしたいかどうかという事。本気なら自ずと自分をPRしなければならないという意識になる。内定がもらえないのは気持ちが伝わっていない証拠(男性/営業・販売/31歳)
・お金は欲しいが仕事はしたくないという雰囲気は駄目、最初はお金をもらって仕事を教えたもらえることを理解しているという態度が必要(男性/その他/47歳)
・こちらの質問に、正確に答えてるかどうか? 質問とずれた回答をする人がいる(女性/総務・人事・事務/46歳)
・志望企業のことをしっかりと調べてない。マニュアル通りではなく、しっかり企業に貢献できることをアピールする(男性/その他/37歳)
・仕事に対する取り組み姿勢を前面に押し出すこと(男性/その他/42歳)
■偽らない、大きく見せようとしすぎない
・しゃべりすぎない、入社したい理由をきっちり話す(男性/会社経営・役員/45歳)
・その会社や人事の人との相性があるので、あまり気にしなくても良いと思います。変に自分を偽って就職活動してしまうと、本当の自分には合わない環境に置かれることもあるのでしないほうが良いです。何がしたいか、よりも何ができるか、というのを考えてみたらどうでしょう(男性/その他/41歳)
・てんぱっていないか(男性/公務員/36歳)
■笑顔、元気の良さ
・笑顔で相手の質問に丁寧に答える(女性/その他/48歳)
・ハキハキと元気よく受け答えする(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・一番は熱意・元気(男性/総務・人事・事務/47歳)
■自分の意思をハッキリさせる
・ふんわりした話ではなく、具体的に何をし何をしたいのかを明確にする(男性/総務・人事・事務/37歳)
・まだ真っ白な状態で働くのだから、選び過ぎないことが大事である。ある程度の希望職種を目指すのは良いが、幅を狭めるようなことは避けるべき。内定が少ない学生の多くは、自分を知ろうとしていない。自分を知らないから、自分をアピール出来ない。自分と向き合うことが出来るように、内面のトレーニングをすべき(女性/その他/41歳)
■マニュアルを捨てる
・マニュアル的な内容。自分の言葉で話していないので言いたいことが伝わってこない。気に入ってもらおう、失敗しないようにしたいという気持ちが前面に出過ぎ。高学歴で自信過剰、上から目線の学生はNG。謙虚な態度が必要(男性/会社経営・役員/41歳)
・マニュアル本を捨てる事から始めて欲しいです。“その他大勢”の中に自ら埋もれていっているようなものです。必ず、自分に正直に、自分の言葉で何かを伝えるという事を大切にしていれば、そこにビビっと来る採用担当がいるはずです(女性/その他/31歳)
・やはりマニュアル通りに就活をしているは、内定が少ないですね。もう少し個性と気持ちをはっきり表せる学生が採用されるものだと思います(男性/その他/37歳)
■個性を出す
・やる気があるのは当たり前なので、自分だけの個性を出した方が良いでしょう(男性/コンピュータ関連以外の技術職/58歳)
・何か一つでも強烈にアピールできる物があると良いと思う。それは、仕事と関係がなくても良いと思う(女性/その他/49歳)
まとめると、足りないものは「その企業に入りたいという熱意」と、それを表現する力。運や縁ということもあるので、諦めないことも肝心です。そしてこれから大事にすべきは、あくまでも「自分の言葉で自分自身の人間性、意思をハッキリと伝えること」。人に話をするときの明るさ、元気の良さも大切です。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年9月16日~2016年9月26日
対象:企業の採用担当者 計232名