インターンに採用されたからといって、本番で受かる保証は全くありません。むしろ、インターンと本番では、それぞれの面接においてチェックするポイントが全然違うのです! それって、何がどう違うのでしょうか?
JOBRASS編集部は、「インターンと本番の面接において、重視するポイントの違い」をインターン受け入れ経験者104名に聞いてみました。
本番の面接で、インターン時にはみていなかった重視ポイントとは……?
ダントツで多かったのが「人柄」という回答。インターンで学歴、やる気などは一通りみているため、本番ではそれらは、すでに「前提」。インターンのときよりも一対一で話すことができる本番の面接では、「実際にこの人と一緒に働けるかどうか」などを見られています。
能力に加えて「一緒に働けるかどうか」が見られている理由としては、
「インターンは学生の経験値を上げてもらうため、本番は将来企業の利益になる人」(男性/営業・販売/39歳)
「インターンでは業界全体の目線、本番は弊社目線で見る」(女性/総務・人事・事務/40歳)
という声がシンプルに説明しているといえそうです。
・考え方、価値観など人物重視(男性/学生・フリーター/42歳)
・インターンでは学歴、経歴重視、本番では人柄を見る(男性/総務・人事・事務/41歳)
・本番では人柄をみる(女性/公務員/45歳)
・インターンは熱意、本番は人柄(男性/総務・人事・事務/39歳)
・インターンでは平凡な時事問題などを問うが、本番は人間性を問う(男性/営業・販売/36歳)
・インターンではやる気の問題。本番では人間性などを基本にやっていけそうか見る(男性/その他/38歳)
・本番ではよりその人の人となりを重視する。実際に一緒に働きたい人物かどうか(男性/その他/36歳)
・インターンは学歴等のデータ重視。面接では対話があるので、人柄・直感を重視していた(男性/その他/36歳)
・人柄がよくなければ内外ともにいい仕事は出来ないとの判断から、本人に多角度から視点を当てたエピソードを披露してもらっていた(男性/営業・販売/35歳)
与えたことをやってもらうインターンと違い、本番の面接では、質問に対する回答の仕方をみて、臨機応変に対応する能力や応用力があるかどうかをみられます。
・質問に対しての受け答え(女性/その他/33歳)
・学歴や試験の成績だけでなく、面接に於いて頭の切り替え、回転の速さとコミュニケーション能力を見ていた(男性/営業・販売/39歳)
・インターンでは履歴書のみを見るが、本番ではこれまでの経験、考え方、また会話の受け答えを見る(女性/その他/31歳)
・こちらの質問に無難なことを答えることができるか。自分で考えて受け答えができているか(女性/その他/28歳)
本番の面接は、インターンでは見逃していたかもしれない、社会人としての言葉遣いや礼儀を細かくチェックできる場。加えて、明るいか、元気かなどの“雰囲気”もみられています。
・本番では言葉遣い、礼儀、態度を見る(男性/公務員/43歳)
・インターンでは行動力重視、本番は身だしなみ重視(男性/営業・販売/44歳)
・言葉づかい(男性/総務・人事・事務/45歳)
・明るいか明るくないか(男性/その他/32歳)
本番にこぎつけたからといって油断は禁物! 企業側は「一緒に働きたいかどうか」をみているということを、忘れずに。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年6月16日~2016年6月22日
対象:企業のインターン受け入れ経験者 計104名