皆さんは大学のレポートを作成するとき、何を使って書きますか? おそらく、パソコンやスマートフォンを使うことが多いでしょう。近頃は、提出もオンライン上でできるケースも増えてきているので、昔に比べると随分楽になったのではと思います。
しかし、作業が楽になってもついさぼってしまい、いつも締め切りギリギリになって慌てるという人も少なくないでしょう。時間がない、そんなときに脳裏にチラつくのが…そう、伝家の宝刀「コピーアンドペースト」。いけないとわかっていても、「バレないのでは?」と思ってしまうこともありそうです。手書きではなくなった今の時代だからこその誘惑かもしれませんね…。
就職活動においても時間がないとつい、志望動機などでコピーアンドペーストを使いたくなることもあるでしょう。「見る人は違うから大丈夫」と、同じ文章を使いまわしていませんか? それ、本当に採用担当者にはバレていないのでしょうか…。
そこで今回は、企業の採用担当者を対象に、以下のような項目のアンケート調査を実施しました。
・「コピーアンドペーストしているようなエントリーシートは、ひと目みてすぐわかる」
はい:72.9%
いいえ:27.1%
就活生の皆さん、落ち着いてアンケート結果をご覧ください。コピーアンドペーストしているようなエントリーシートはひと目みてすぐわかる採用担当者はなんと、72.9%! 実はかなり数が見破られていたようです。もちろん、面接官はその場で、「これコピーアンドペーストで、使いまわしているでしょ?」と、ツッコんできませんが、あなたが一生懸命話している間に、もう不合格が決定している場合もあるかもしれません…。
さらに今回は、同じ回答者に「コピーアンドペーストはどのようなところからわかりますか?」という質問を投げかけ、具体的な意見を聞いてまとめてみたので紹介します。
「文章の言い回しや使用している単語などが、どうも全体の文とマッチしていない感じがする。段落ごとに文体が異なっている場合、文章の一部分をネットで検索にかけてみるとだいたい出てくる」
「面接でエントリーシートに沿って質問をしているのに、書いてある内容を本人が理解できていない」
「志望動機に具体的な業界研究からつながるような動機が感じとれない。会社名や業界を入れ替えても意味が通じる文章であるかどうかでわかる」
「面接で話していても、本人の言葉ではないような違和感を抱く。コピペでないところ(自分で書いた部分)について話しているときと、明らかに差が出るから」
「採用側も毎年、多くの若者に接し、就活マニュアル本もしっかり読んでいるので、態度や文章に違和感があるとすぐにわかる」
やはりコピーアンドペーストしているようなエントリーシートや、使いまわしているセリフなどは、すぐにわかるようです…。バレてないだろうという考えは捨てた方がいいのかもしれませんね…。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年12月24日(水)~2015年1月5日(月)
対象:企業の採用担当者207名