採用担当者の学生に対するボヤキは、「画一的な答えが多いこと」。自己PRでは、「自分の言葉で話しているか」どうかを重視するという意見をよく見聞します。
自分の言葉とは、つまり「本気」で語っているかどうかということ。熱い思いに裏付けられた「自信」を持っているかどうかは、百戦錬磨の採用担当者はすぐに見抜きます。そして、最終面接で受かる自己PRとは……。
最終面接で受かる自己PRとは、「やる気」「自信」「熱意」「能力」「礼儀」などが、「見た目」ににじみ出ているかどうか。そしてそれを相手に伝える「コミュニケーション能力」があるかどうかです。
その際、話し方がハキハキしているかどうか、目をまっすぐ見ているかなど、「ブレない自分」を演出することも大切です。「やる気はあるんだけど、表現するのが苦手で……」というのは、ある意味“勝負”である面接の場では、ただの言い訳になってしまいます。
・採用されてから、どのように取り組むか強くPRする者(男性/総務・人事・事務/66歳)
・自己PRで長い会話ができるかどうか(男性/企画・マーケティング/30歳)
・自己PRと受け答えなど(男性/その他/44歳)
・「本人の姿」が感じられるか否か(男性/営業・販売/59歳)
何度かの面接をくぐり抜けてきた学生の最終確認とあって、採用担当者も真剣勝負。以下にあげたポイントを、なるべく多く備えた「自己PR」ができるかどうかが、合否の分かれ目といえるでしょう。
1位 やる気、熱意、自信
・私を採用してください、これだけやります、というやる気(女性/金融関係/52歳)
・「目は口ほどにものを言う」ということわざの通り、真剣さ、必死さが目や動作からあふれ出ているように感じるかどうか(男性/その他/51歳)
・入社したら何をしたいか、その熱意が伝わるかどうかです(女性/その他/47歳)
・強い意志があるか(男性/総務・人事・事務/65歳)
・自信を持ったハキハキとした応対に注目したい!!(男性/その他/66歳)
・しっかりした受け答え、全面から出る「入りたい」と思う力(男性/会社経営・役員/55歳)
・働きたいという強い意思(男性/会社経営・役員/47歳)
・入社して何をしたいかはっきり言えること(男性/総務・人事・事務/43歳)
2位 コミュニケーション能力、会話能力
・コミュニケーション能力(男性/公務員/35歳)
・会話の対応(男性/その他/69歳)
・会話の中でこちらの意図がどこまで伝わっているか。本人の聞き方を重視する(男性/その他/69歳)
・会話力(男性/総務・人事・事務/54歳)
3位 マッチング
・会社との相性(男性/総務・人事・事務/49歳)
・会社への思い(男性/コンピュータ関連以外の技術職/29歳)
・この会社に合い、長く勤めてもらえそうかどうか(男性/総務・人事・事務/44歳)
・一緒に働きたいかどうか(女性/営業・販売/39歳)
・自社に合った会社人間になれるかどうか(男性/その他/48歳)
4位 自分で考える力
・自分で考えることができるか(男性/総務・人事・事務/58歳)
・自分の考えを持っていること(女性/主婦/49歳)
・学力と判断力が高いか(男性/総務・人事・事務/64歳)
5位 見た目
・見た目(男性/その他/62歳)
・能力はもちろんだが、その能力が外に現れてきているかどうか(男性/その他/63歳)
・能力を持っている見た目の良い人(男性/その他/51歳)
・清楚でハキハキしていて臨機応変な人(女性/総務・人事・事務/32歳)
入りたいと思う会社への溢れる熱意があれば、話す内容はもちろん、見た目にもあらわれてくるもの。
まずは受ける会社に対し、本気で“向き合う”ことです!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年4月7日~2016年4月12日
対象:企業の採用担当者 計428名