就活生は、面接で自分が何を話すことができるかなど、自己PRばかり注力しがち。でも、大切なのは黙っているときの雰囲気や立ち居振る舞い、常識的なマナーだったりもするのです。
JOBRASS編集部では、企業の採用担当者260名を対象に、「受付ですでに選考が始まっている」という説の真偽について調査してみました。
【自社での選考の時、受付の人が既に学生をチェックしているというのは本当ですか?】
・あてはまる 46.5%
・ややあてはまる 25.8%
・あてはまらない 27.7%
調査の結果、約7割の企業が「受付時から学生をチェックしている」という結果に。では何がチェックされているのでしょうか?
1)入ってきたときの態度、表情、挨拶、言葉遣い
面接官の前でだけ、丁寧な話し方をしたり、頭を下げるなどといったことをしてもダメ。企業人になるということは、“どこにいってもその企業の看板”を背負うということ。企業にとっては、採用する人間がどこに行っても恥ずかしくない態度をとれるかどうか、つまり「見られていないときの仕草」(男性・54歳)が肝心ということ。
受付のときや部屋に入ってきたときの印象など、「最初」が大切ということを忘れずに。
・入って来た時の態度(男性・49歳)
・表情などですね(男性・36歳)
・顔の表情(女性・32歳)
・挨拶がしっかりできるか、言葉遣い(女性・24歳)
・話し方など応対の仕方(男性・74歳)
・立ち居振る舞いなど礼儀作法を意味する(男性・61歳)
・言葉使い(女性・36歳)
2)身だしなみ
身だしなみも、ここからチェックされています。「とりあえず受付を済ませて、それからトイレに行って……」など、余裕のない状態で企業に行かないように!
・髪の毛(男性・42歳)
・身だしなみ(男性・44歳)
・服装(女性・25歳)
ちなみに、1)と関係してくるのですが、「受付では横柄な態度をとり、面接官の前でだけでいい顔をする」学生がいる、という報告もあります。受付は、企業の“顔”。その顔に向けて横柄では……いけませんよね。
・人によって態度が変わるかどうか(女性・39歳)
・ある程度、どのような応対をするのか、人柄など見ていると思います(男性・43歳)
受付を済ませたからといって、油断していてはいけません。面接に臨むまでの間にも、こんなにチェックポイントが!
・面接までの待ち時間(男性・57歳)
・廊下やエレベーターなどの移動中(女性・23歳)
・ドアをノックした時点から(男性・64歳)
・ドアから入り方。もしくは挨拶の仕方(男性・69歳)
・入った瞬間(男性・46歳)
なかには、受付時などでの「名前の書き方」(男性・66歳)をみている担当者も。字の丁寧さはもとより、手を添えずにいい加減に書くのか、などなど、細かいところからチェックされていますよ。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年2月16日~2016年2月24日
対象:企業の採用担当者 計260名