会社説明会の参加、エントリーシートの提出……
さぁ、次はいよいよ面接です!!
紙やwebの上でしか自分をアピールできなかったこれまでとは違い、いよいよ面接では採用担当者の方に直接自分の考えや思いを伝えられます。これまでどんな学生時代を過ごしてきたのか――、これから社会人になってどんな風に活躍したいのか――、溢れる思いがたくさんあることでしょう。
しかし面接というと、「緊張しちゃうな~」「やだな~」「どうしよう~」といったネガティブなイメージを抱いている人も少なくないのでは?
緊張する理由は人それぞれですが、多くの場合……
■失敗したくない、成功したい
■恥をかきたくない
■良く思われたい
上記のような感情から“緊張”は生まれます。
緊張は人間なら誰しも起こることで、健康な証拠ですが、その度合いが高すぎるとアガった状態になり、自分の能力を発揮しきれません。
今回は、緊張してしまい面接で失敗してしまった例から、それを教訓に一緒に学んでいきましょう。
【緊張して頭が真っ白に】 自分の話をしている途中に、質問の内容がわからなくなってしまい撃沈…… ≫≫≫教訓≫≫≫ 事前に「よくある質問」などはある程度まとめておきましょう。ここで注意するのは「答えの丸暗記」。暗記した答えをしゃべると早口になってしまいますし、面接官に「暗記してきたな」と伝わってしまいます。コツは、伝えたいポイントだけを覚えて、自分の言葉でうまくつないで自然にしゃべれるようにすることです。 |
【緊張して早口になってしまった】 自分では早口でしゃべっているつもりはなくても、緊張で息継ぎを忘れてしまい、ベラベラと1人で喋り続けてしまった。 ≫≫≫教訓≫≫≫ 早口でしゃべり始めると、その早口自体が緊張に拍車をかけてしまうので、なかなか止めることができません。話すことは「聞く人とのキャッチボール」です。面接官に「自分のことを理解してもらう」ということを念頭に、相手の表情から、自分の言っていることがわかってもらえているか、スピードは適切かを読み取りましょう。 |
【緊張して笑顔がつくれない】 面接中、終始表情が硬くなってしまい、面接官にいい印象を残せなかった。 ≫≫≫教訓≫≫≫ 顔が引きつってしまったり、うまく笑えなかったり、表情がこわばってしまうのは、第三者の評価を“気にし過ぎて”しまうから。面接では特に「自分を良く思われたい」という気持ちが強くでてしまいます。ただ、そればかりに集中してしまうと表情が硬くなってしまいがちになるので、そうなる前に深呼吸を。ありのままの自分を正直に表現することで、緊張もほぐれ、虚栄心も薄れるはず。できる限り自分を良く見せようとしないようにすれば、自然な表情で話すことができますよ。 |
【緊張してお腹が痛くなってしまった】 面接中にお腹が痛くなってしまい、全然集中できなかった。 ≫≫≫教訓≫≫≫ 緊張からくる腹痛の原因は、体に余計な力が入ってしまっているから。ストレッチや深呼吸をすることで全体の筋肉がほぐれます。また、すぐにリラックスできるようにお気に入りの香りがするハンドクリームやアロマオイルを携帯するのもオススメです。大切なのは、過度な緊張でストレスを溜め込まないこと。お腹が痛くなりやすい人は、リラックスした状態で面接に挑みましょう。 |
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「面接なのに腹痛!?」就活中、おなかが痛くなる人に読んでほしい5つの対策――過敏性腸症候群とは――
≪前日の夜編≫
□ 応募企業の研究は行ったか
□ 同業の動き、業界の動向はチェックしたか
□ 自己紹介が2~3分で行えるか
□ 志望動機について、伝えることを整理したか
□ 企業への質問を準備したか
≪当日の会場前編≫
□ 髪型は乱れていないか
□ ネクタイは曲がっていないか
□ ストッキングは破れていないか
□ スマホ/携帯電話の電源はOFFにしたか
□ 靴は汚れていないか
≪面接の直前編≫
□ 笑顔の体操(表情、特に口角を上げたり下げたりして動かす)をしましょう
□ 伸びやストレッチをして体をほぐしましょう
□ 意識的に息を吐きましょう(2秒かけて鼻から息を吸ったら、4秒かけて鼻から息を吐きます)
□ 気持ちがラクになる言葉を唱えましょう(例:終わったら美味しいもの食べよう)
□ 緊張している自分を客観的に受け取り、緊張していることを認めましょう
準備が万全なら、自ずと自信も湧いてくるはず。
上記のチェックリストを活用し、自信をつけた上で面接に臨んでいただけたら幸いです。
面接は、程度は人によりますが誰もが緊張してしまうもの。面接の前、周りを見てみてください。みんな緊張しています。自分だけではないとわかると、それだけでもリラックスできるでしょう。
他にも、面接会場へ向かう移動中は自分の好きな音楽を聴くなど、自分なりの方法を見つけてみるのもいいと思います。
また、面接の前日は持ち物の準備もぬかりなくチェックすることで、安心して眠れます。睡眠時間が減ってしまったり、不安要素を抱えていたりすると、余計に緊張を高めてしまう恐れがあるため、忘れ物がないようにすることも大切なことです。
ここまで、「緊張しないように」と話してきましたが、程よい緊張は逆に集中力や本来の自分以上の能力を発揮できる場合もあります(「火事場の馬鹿力」と同じような原理です)。緊張の度合いを自分で調整することができれば、面接ももう怖くありませんね。
みなさんの、就活の成功を祈っています。