面接の場では、限られた時間の中で、みんなが必死に自分をアピールします。しかし、どれだけ必死に自分の良い所を話したとしても、面接が始まって3秒で結果が決まっていたとしたらどうでしょう?
「そんなバカな!」と思う方が多いかもしれません。実際の面接は15分~30分が一般的です。しかし、「人間の判断に対する第一印象の影響力はとても大きい」という説もあります。一体、採用担当者は“面接は3秒で決まる”説についてどう思っているのでしょうか…? さっそくJOBRASS編集部は聞いてみました。
「『面接は最初の3秒で決まる』というのは、あながち間違いではないと実感したことがありますか?」
・ある:58.5%
・ない:41.5%
なんと、58.5%もの採用担当者が「面接は最初の3秒で決まる」と実感した経験があると回答しました! この結果を見て、「じゃあ残りの時間は無駄なの? 一生懸命考えた自己PRと志望動機は…?」と困惑する就活生も少なくないでしょう…。
どうすることもできないのでしょうか。JOBRASS編集部が行った採用担当者へのインタビューをもとに、以下の3つをおすすめします。
また、面接官が待つ部屋へ入る瞬間も重要です。緊張しておどおどした様子にならないように、堂々とした姿勢で、ハキハキと行動しましょう。ここで、「自信がない学生だ」という印象を持たれてしまうと、その後の面接での発言も頼りなく聞こえてしまいます。第一印象は自分では評価しにくい部分なので、友人にアドバイスを求めるなど、客観的な意見を集めてみることをおすすめします。
初対面の相手に印象を与えるポイントとしては、服装・表情・ボディランゲージの3点が挙げられます。これらを少し意識するだけでも、第一印象は大きく変わってくるそうです。
例えば、笑顔が苦手な人は「口角を1センチ上げる」とだけ意識することから始めてみてください。しかし、常に作ったような笑顔を見せていればいいというわけではありません。相手と話す前はそれほど笑顔を意識せず、むしろ無表情でも構わないそうです。そして、話すときは明るく軽快に、笑顔は「ここ一番!」というときに使って、ギャップを見せるとより効果的だとか。
たとえ面接の結果が最初の3秒で決まってしまうとしても、一生懸命考えた自己PRや志望動機が無駄になるわけではありません。入念な準備によって得られる自信や熱意は、確実に第一印象にも反映されるでしょう。
いかがでしたか?「開始3秒の壁」を突破したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年12月24日(水)~2015年1月5日(月)
対象:企業の採用担当者207名