「面接はうまくいったと思ったのに、不合格だった……」という経験をする人は少なくありません。その理由は、もしかすると、他のところに原因があったのかも!? JOBRASS編集部では、全国の採用担当者に、採用するとき、面接の質問に対する回答以外にみているものがあるかどうかを大調査。さらに、何をみているのかも聞いてみました! 面接のときには、是非注意したいポイントです。
【採用するとき、面接の質問に対する回答以外にみているものはありますか? あるのなら、それは何ですか?】
もっとも多かったのは「目」という回答。目つき、目が泳いでいないか、やる気がある目をしているかどうかなどで、その人を判断しているという担当者は多いようです。
・ある。目の輝き(男性/東京都/56歳)
・目。目が生きているか、死んでいるか。すぐにわかる(女性/愛知県/44歳)
・目が泳いでいるかどうか(男性/埼玉県/52歳)
・目の動き、頭の動き、足元など(女性/東京都/46歳)
・その人の顔つきを見ています(男性/神奈川県/36歳)
目つきと重なりますが、視線も同様。それとともに、姿勢がきちんとしているかどうかも重要ポイントです。
・姿勢(男性/北海道/54歳)
・姿勢と目線(女性/愛知県/33歳)
・姿勢や態度(男性/愛知県/39歳)
・視線を合わせていられるか、体幹がぶれていないか、落ち着きがあるかについて(男性/東京都/43歳)
ハキハキした話し方はもとより、ふとした言葉遣いも担当者は見逃しません。丁寧語、尊敬語、謙譲語などの違いも含め、言葉遣いや話し方・口調にも気を配りましょう。
・しゃべり方(男性/愛知県/57歳)
・口調。緊張していてもしっかり喋れているか等(男性/広島県/44歳)
・話す表情、態度、目線(女性/秋田県/34歳)
・服装・態度・声のトーン(男性/神奈川県/51歳)
・発声口調(男性/静岡県/57歳)
表情ひとつで、採用担当者はエントリーシートに書いてあることが“盛っている”内容かどうか、また人柄などを見抜きます。暗い表情、自信のなさそうな表情はNGです!
・表情、入室時の礼儀(男性/埼玉県/49歳)
・表情・態度(男性/千葉県/53歳)
・表情としぐさ(男性/東京都/38歳)
これは言うまでもありませんね。頭のてっぺんから靴の先、指先まで、身だしなみは念には念を入れて。大切なのは清潔感です。
・靴の汚れ(男性/埼玉県/48歳)
・身なりやしぐさ(男性/大阪府/47歳)
・服装、清潔感、挨拶(女性/東京都/50歳)
学生の態度は、待合室から見られています。他の人への態度、面接官への態度、ちょっとしたときの歩き方、等々。担当者は、学生のそういったところから、普段のその人の姿をみているのです。
・仕草や服装全般(男性/神奈川県/54歳)
・挙動(男性/千葉県/34歳)
・言動。性格や人柄が散見されるので(男性/千葉県/47歳)
・手や足の細かな動きや視線の先など(男性/福島県/49歳)
・全体的な態度(男性/兵庫県/45歳)
・他の回答者の回答を聞いているかどうか(女性/愛知県/40歳)
・待合室での待機状態。気が抜けているときに素が出ることがあるから(女性/神奈川県/50歳)
・態度。声の大きさ。人となり(男性/北海道2/39歳)
・第一印象、表情、動作、しぐさ、話し方、声のトーン、服装、身なり…… 総合的に判断します。 入室してすぐに、教えるのに手こずりそうだなぁって思う学生も多いです(女性/兵庫県/47歳)
・入館・退館の様子(男性/広島県/58歳)
・貧乏ゆすりをしているかどうか。貧乏ゆすりをする馬鹿者は必要ない(男性/愛媛県/24歳)
まとめると、採用担当者がエントリーシートや面接の質問以外にみているのは、以下の6ポイント。
1)目の輝き、顔つき
2)姿勢、視線
3)言葉遣い、話し方
4)表情
5)身だしなみ
6)立ち居ふるまい
企業を受ける時の勝負は、面接の質問内容だけではないということ。逆にいうと、面接の受け答えで見ているのは、内容以上に目の瞬きや姿勢、言葉遣いなどから受けるあなたの雰囲気であり、このポイントが合否のカギになってくるといえます。面接に向かうときはすべての言動が評価されていると思って、臨みましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年12月11日~2015年12月17日
対象:企業の採用担当者 計100名