面接の際、一人暮らしか実家暮らしかの質問をされることがあります。一体面接官は何を見ているのでしょうか? 答え方の違いで、合否に影響が出てくるのでしょうか?
JOBRASS編集部では、企業の採用担当者111名に、「女子学生は実家暮らしを優遇する傾向がある?」という質問をぶつけました。
【女子学生は実家暮らしを優遇する傾向がある?】
・そう思う 15.9%
・そう思わない 84.1%
その結果、「実家暮らし」かどうかは関係ない、という人も84%いるものの「実家暮らし」のほうが有利とみる人も約16%いることがわかりました。
ネット上では、
「就活関連のサイトを調べれば調べるほど、女性の一人暮らしは就活に不利である実情を目の当たりにし、不安になります」
など「女性の一人暮らしは就職に不利なのか」という悩みが多数投稿されています。面接では総合職よりも一般職の方が、一人暮らしか実家暮らしか聞かれる可能性が高いようです。「女性の一人暮らしは心配される傾向がある」という実態について、推察されている主な理由をみてみました。
実家暮らしと比べて、防犯上で注意しなければならない点は増えています。住まいの立地やセキュリティなど、男性よりも女性の方が注意をする必要があります。
会社で守ってあげられる範囲内であればは、守ってあげたいものですが……ライフスタイルとなると口出しできないからこそ、採用の段階でふるいにかけてしまう場合もあるのかも??
近年では一言でくくれませんが、女性=一般職というイメージが未だに根付いているのも現状。一般職では総合職と比較して、給与が低く設定されているケースが多く、あまり昇給の幅が設けられていないことも。実家暮らしに比べて、お金のかかる一人暮らしではやりくりがしっかりできるかどうかも、大切であるということ。
会社としては、社員一人ひとりの生活を支える義務があるので、金銭面にルーズさが見えると評価が下がってしまうかもしれません。
地方や担当者の世代によっては、「家に何か事情がある」から一人暮らしをしているのでは? とみられる場合があるのでは……と推測も!?
ただ、「女性の一人暮らし」で就活をした先輩たちは、実際には「あんまり関係なかった」という声が多数寄せられていますし、もちろん採用側も「選考に影響はない」という企業も多数あります。
とは言え、職場から住んでいるところまでの距離や通勤時間は、選考でみられる項目の一つです。一人暮らしであっても実家暮らしであっても、あまりに遠い場所に住んでいるようであれば、質問されると思います。
いずれにしても、なぜ実家暮らしなのか、一人暮らしなのか、そして就職したらどうするのかをきちんと説明できれば、どちらでも気にする必要はありません。
「一人暮らしだから……」と不安に思うよりも、しっかりと企業研究・自己分析をして、就職後はどんな風に働きたいか、と言うビジョンを固めておくと良いでしょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年9月25日(金)~2015年9月28日(月)
対象:企業の採用担当者計111名