面接やESで「この業界を志望している理由は?」と質問されることも少なくありません。
志望動機にもつながるこの質問にどのように答えればよいのでしょうか?
今回は、実際に開催されたJOBRASSの就活セミナー「実践で磨き上げる面接集中トレーニング【基本編】」より
抜粋してポイントをお届けします。 (2020年1月開催時のもの)
動画では、セミナーの雰囲気などを感じられるので、ぜひ視聴してみてくださいね。
【講師】
年間300以上の就活セミナー講師を担当!
JOBRASS就活セミナー講師
小林 史明
▼動画での説明はこちら▼
〈ダイジェスト〉
回答に必要なポイント
業界ならではの理由
自分ならではの理由
「この業界を志望している理由は?」という質問は、志望動機につながる質問です。
その業界にあえてこだわった理由があることを伝える必要があります。
その業界ならではの明確な理由が語れるかがポイントになります。
自身の経験・価値観に基づく根拠が含まれていると説得力が増します。
「その企業の業界以外にも複数の業界を受けている…」
「やっぱり業界を絞らないとダメなのかな…?」
このように複数の業界を受けていて不安な方も多いと思います。
しかし、業界を絞る必要はありません。
逆に、一つの業界しか見ておらず、他の業界の理解が全くないと比較できないため理由に説得力が弱くなってしまいます。
ポイントとなる二つの理由を理解して、明確にしましょう。
よくある理由が、食品系の企業で「食べるのが好きだから」というものは、
食品に関連する企業に広く言えることであり、理由としては浅いです。
業界ならではの理由とは言えません。
ビジネスモデルというものは業界によって共通しています。
自社の商品サービスをどのような形で提供し、利益をあげているかの構造がビジネスモデルです。
例えば、弊社の属する人材業界は、求職者と採用したい企業を繋ぎ、企業からお金を頂くというビジネスモデルになっております。
この構造は同業他社も同じです。
ビジネスモデルは、会社で働き続ける限り不変のものであり、営業から企画へ仕事や部署が変わっても変わりません。
企業にとって普遍的な事業内容に魅力や価値を感じていれば、どんな部署に配属され人事異動等があっても頑張れる要素になると考えられます。
そのため、その業界ならではの不変的な理由を言えるようにしておくと良いでしょう。
また、企業の商品が好き、先輩が良いなどその対象が変化し得るものである理由は、あまりおすすめしません。
商品が生産終了になった、先輩が退職した場合、理由がなくなって辞めてしまうかもと思われてしまいます。
「そこが変わると辞めてしまうかも?」と思われるような理由は避けましょう。
さらに、志望動機ではその企業ならではという要素も追加する必要があるので、業界研究や企業研究はしっかりと取り組みましょう。
その業界ならではの理由だけでは、業界理解を深めた人であれば誰にでも言えるような理由になりがちで、まだ少し弱いです。
他の学生との差別化のために自分ならではの理由を追加することが必要です。
ここの理由の内容は、自分の経験や価値観に結び付けましょう。
大学で学んだこと生かしたい。幼少期から興味があったことに仕事で関わっていきたい。
アルバイトでこういった瞬間にやりがいを感じた。学園祭実行委員みんなで1つのプロジェクトを動かすことに喜びを感じました。
など自分の経験に基づいて具体的に説明してください。
こういった経験や価値観に繋がるエピソードを交えた理由は、他の人には真似できません。
自分の経験や価値観は、就活における自分の軸にも繋がっていきます。
業界の志望理由= その業界ならではの不変的な理由 + 自分ならではの経験や価値観のエピソードを含めた理由
この二点の理由を明確に話せるように十分な準備をしましょう。
実際のセミナーでは解説だけでなく実践とフィードバックも行っています。
全て無料で行っておりますのでご予約の上、ご気軽にお越しください
※WEBセミナーの受講方法は、下記のご案内からご覧ください。
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https://jobrass.com/gakusei/ARCM70101/seminar
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