就職活動では避けては通れない面接ですが、新卒の就活面接の8割は第一印象、そして残りの2割はマナーと人柄で決まります。よく人物重視という謳い文句を聞く機会があると思いますが、印象と人柄を含めた人物重視であることは忘れてはいけません。
そこで今回は、就活の面接においてできるだけ好印象なイメージを残し、内定に一歩でも近づけるよう、どういった部分を押さえておけば良いかをご紹介していきます。
まず大前提として、面接では何よりも印象がものを言います。見た目はもちろんですが、受け答え、質問に対する回答、電話での応対など、マイナス点をいかに減らすかが勝負になります。
最初のマナーが試される場面が、面接をしに会社の受付に来た時です。学校名や自分の氏名を名乗り、何時から約束の、担当者名を噛まずに言えたら完璧ですね。
例
お世話になっております。本日●●時から面接をさせていただきます、●●大学の●●と申します。担当の●●様をお願いできますでしょうか。 |
受付で長々と話すのはよくありませんし、受付で対応してくれる方が全員人事の方とは限りませんので、最低限の情報があれば問題ないでしょう。
よく10分前には到着しておくのが良いと言われていますが、これまで面接を担当して来た経験から言うと10分前は少し早いくらいです。担当の方にも別の仕事がありますので、あまり早くこられても対応が難しくなります。
あなたとしても、早めに来て受付で待たされるくらいなら、すぐに面接に移れる方が良いのではないでしょうか。ですので、受付に来るのは5分前が理想です。もちろん受付自体には何分に来ようが構わないのですが、電話を取るのは5分前で良いかと思います。
会社によってどのような入室の方法がとられるのかによって、多少形態が変わりますので、ある程度パターンに分けてご紹介していきます。
おそらく名前を呼ばれますので、名前を呼ばれたら元気多めで「はい」と返事をし、部屋に向ってください。
一応就活のマナーとして、3回ノックをしてから「失礼します」といって入室するのがビジネスマナーだとされています。
男性の場合は手を横、女性は前に添えて、約30度のお辞儀をするのが基本です。ちなみに、面接が終わって時の礼は45度とされています。
お辞儀をした後は入り口に近い側の席の横に進み、「●●大学▲▲学部◆◆科の○○と申します。よろしくお願いします」という挨拶をして、また一礼をします。ここまでが一連の入室時マナーの流れです。
この場合はノックの部分を飛ばします。一緒に入室した時点で「失礼します」と一礼をして、椅子の横で大学名や氏名を名乗ります。そのあとは担当者からないかしらの指示があるはずです。
参考:就活生が面接で受付から入室までに知っておくべき7つのマナー
マナーというほどのものではないのですが、面接に適した好印象の髪型と言うものがあるのは事実です。あとはスーツがシワになっていないかとか、アクセサリー系を外していくといったことは最低限やっておくべき服装のマナーですね。
髪型に関しては下記の関連記事を参考にしてみると良いでしょう。
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当たり前ですが、携帯電話が鳴ることほど気まずいことはありません。マナーモードにしておきましょうという記述も多いですが、マナーモードでもバイブで振動するとかなり気になりますので、切っておいた方が無難でしょう。
丁寧語や敬語で話すこと大前提ですが、難しい言い回しを無理に使う必要はありません。横文字がかっこいいと思っている学生もいますが、かえって逆効果ですので、避けることをおすすめします。
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元気に、はっきりと、はきはき話すというのを心がけておけば大丈夫です。あとは、質問された時にはちゃんと相手の目を見る、返答の際もキョロキョロしないということを意識していただくのが良いでしょう。
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面接が終わればその場でお礼を言って立ち上がり、退室する場合にもう一度お礼を言って退出します。これで、面接は一通り終了です。
担当者との面接が終われば、その場でその企業における面接が終わったわけではありません。会社の外に出るまでにすれ違った社員の方や、電話の応対をしてくれた方も面接マナーをチェックする対象です。
もしすれ違った方を無視して通り過ぎた場合、その学生のことは確実に悪い印象で残りますし、電話対応がどうだったかは担当者も絶対に確認してきます。
どこで誰が評価をするのかわかりませんので、会社を出て、駅に向かうまでは、気を抜かない方が良いでしょう。
面接マナーに関しては以上になりますが、今回の内容を参考に、一歩でも内定に近づけたら幸いです。
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