面接の自己PRで「大学ではめっちゃバイトを頑張っていて、何を頑張ったかっていうと、自分的には、なんか~」などと言っても、言葉づかいがNGなうえにまとまりがなく、説得力ゼロ。また反対に、丁寧に話そうと思うあまり、自分に対して尊敬語を使ってしまって面接官に苦笑いされる就活生も少なくありません。
そこでJOBRASS編集部では今回、社会人130人に、就活において、言葉づかいや話し方に失敗したことがあるかどうかを聞いてみました。すると52人、4割もの人が「失敗したことがある」と回答! どんな言葉づかいや話し方が、内定を遠ざけてしまったのでしょうか? 先輩たちの二の舞いにならないよう、“気をつけるべき言葉づかい、話し方”を総特集。今回はその【前編】、言葉づかいで失敗したエピソードを集めました。【後編】では、話し方で失敗したエピソードをご紹介します。
尊敬語・丁寧語・謙譲語がスムーズに使えなかった、という声多し。とってつけたような敬語になったり、使いすぎておかしなことになったり……。
・かしこまりすぎて語調や喋り方が可笑しくなってしまったこと。緊張しすぎてどもってしまったこと(男性/その他/35歳)
・学生地代、日常的にあまり尊敬語などを使わなかったので、突然面接で流暢に話せるわけがなく、「いらっしゃる」という尊敬語が出てこず、舌がまわらず恥ずかしい思いをしました(女性/その他/31歳)
・敬語が誤っていてゆとり世代だとバカにされることがしばしばある(女性/総務・人事・事務/28歳)
・敬語を使うときに二重敬語を使ってしまった(男性/総務・人事・事務/32歳)
・自分に対して「~らっしゃいますか?」と聞かれてそのまま「~らっしゃいます」と答えた(自分に敬語を使って答えてしまった)(女性/営業・販売/30歳)
・尊敬語、謙譲語などの使い分けがうまくできなくて、自分で話しててわけがわからなくなった(女性/公務員/25歳)
話す内容に意識が向かいすぎて、言葉づかいまで気が回らなかったというほか、多かったのは、「面接官がフレンドリーだったため、ついつられて友だちに話すように喋ってしまった」というもの。あくまでも自分は「試験を受けに来ているのだ」という意識を忘れずに!
・面接前のくだけた雰囲気の1対1の面談の際、気持ちが面接にいきすぎて、普段の話し言葉やタメ口が出てしまった(女性/コンピュータ関連技術職/27歳)
・ついついクセで、「そうなんですよ~!」など、馴れ馴れしい言葉遣いを面接官にしてしまったこと(男性/その他/34歳)
・会話に集中しすぎてしまって、タメ口になってしまいました。その時点では気付かず、「おいおい」と笑いながら指摘されてようやく気付き、とても焦りました(女性/その他/25歳)
・気さくな面接官ですと普段の話し方が所々に現れるので、気をつけないと巧みな面接官ではぼろが出ます(女性/その他/33歳)
・想定外の質問が来たときに、答えていたら普段友だちに話すような言葉になってしまった(女性/総務・人事・事務/31歳)
・面接官がフレンドリーだったので、学生言葉で話をしてしまったら落ちてしまった(女性/公務員/34歳)
敬語は、言葉を知るだけでなく、その適切な使い方まで身についていないと意味がありませんね。自信がない人は、ぜひ早いうちから社会人と触れ合う機会を増やすなどして慣れておきましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名