エントリーシート(ES)や履歴書を提出するときには、写真がつきもの。写真館のようなところでカメラマンに撮影してもらう人もいますが、最近では駅などにあるスピード写真を利用する人もたくさんいます。“証明写真に使えます”と表示されているところなら問題ありませんが、ある採用担当者によれば、「プリクラ」を貼ってくる人もいるのだとか。
確かにESや履歴書に、「どこで、どんな写真」という指定は書かれていません。でも、企業に提出するESや履歴書には「証明写真」が常識です。さて今回JOBRASS編集部では、採用担当者115名に、ES・履歴書に貼ってある写真で、印象に残っているものがあるかどうか、ある場合にはどんな写真だったかを聞いてみました。
【ES・履歴書に貼ってある写真で、印象に残っているものはありますか?】
・ある 19.1%
・ない 80.9%
「ある」と答えた担当者は19.1%と全体の約2割でした。では、どんな写真が印象に残っているのでしょうか? 良い意味で印象に残っている写真、悪い意味で印象に残っている写真、それぞれの例が寄せられました。
大口を開けたものではなく、ニッコリ微笑んだ笑顔や、髪型やスーツが清楚だと印象に残るようです。
・笑顔が素敵すぎた(女性/その他/35歳)
・清楚な格好をした女子学生(女性/その他/49歳)
悪い意味で印象的だったものには、いくつかの特徴があるようです。順番にみていきましょう。
■枠に対し、顔の大きさのバランスが悪い
・顔が大きい(カメラに近い)(女性/その他/33歳)
・近い。枠いっぱいに顔。髪の毛が若干切れている(女性/その他/30歳)
■サングラス、派手なアクセサリー
・サングラス(女性/コンピュータ関連以外の技術職/38歳)
・頭にサングラス、大きなイヤリングをつけた女子にはドン引きしました(女性/その他/30歳)
・派手なメイク(男性/総務・人事・事務/53歳)
・髪の毛がサイヤ人みたいに立っていた(男性/その他/44歳)
■目つき、表情、服装
・眉毛がない(男性/その他/45歳)
・目つきが悪い(女性/その他/35歳)
・笑いすぎる顔(女性/その他/48歳)
・普段着に近い服装(男性/コンピュータ関連以外の技術職/49歳)
・正面を向いてない(男性/金融関係/49歳)
■年齢が実物と違いすぎてみえる
・だいぶ年齢が違う印象の写真(女性/その他/41歳)
■プリクラ、普通の写真
・プリクラ(男性/その他/44歳)
・プリクラや自撮り写真(女性/その他/32歳)
・証明写真ではなく、普通の写真をハサミで切り抜いており、縁がガタガタだった(女性/営業・販売/44歳)
ES・履歴書にプリクラ、普通の写真などを使うのは問題外。また髪の毛やメイク、アクセサリーも派手だったり奇抜だったりすると採用担当者を驚かせるようです。顔の大きさについては、証明写真機ならだいたいの目安を教えてくれるガイドがありますよね。写真も、自分をわかってもらう大事な部分ですが、そこでの“個性”アピールは不要ということ。身だしなみをきちんと整えるのはもちろん、できれば目つきは悪くならないように。やわらかい表情が、印象が良いようです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年12月9日~2016年12月19日
対象:企業の採用担当者 計115名