履歴書やエントリーシート、面接でも「授業や学んだこと」についてアピールしなれけばいけない場面は数多くあります。
例えば研究職志望の理系学部なら、勉強したことが仕事内容に直結しますが、文系(特に文学部)のように、学業が仕事内容に直結しづらい場合は困ってしまう方も多いのでは?
学校によっては学校指定の履歴書に「学業・ゼミ」の欄もあるかと思いますのでポイントと注意点をお伝えします。
▼あわせて読みたい!
履歴書・エントリーシートの「趣味・特技」の欄……なにを書く? 面接官との話が広がる回答例
https://agent.jobrass.com/magazine/measure/191/
意外かもしれませんが、人事担当者アンケートによると、「人柄」「身だしなみ」「志望動機」の次に「学生時代に勉強してきたこと」が重視されています!
学業をアピールできると、真面目さや勤勉さ、目標意識を伝えることが可能です。 履歴書やエントリーシートで「学業・ゼミ」について問われた際には積極的にアピールしていきましょう!
意外と重要とはいえ、履歴書やエントリーシートで学業を書く欄を見ると、「書くネタがない」と思う方やうまく説明ができないと悩むも多いのでは?
実は、重要なのは「勉強した分野や内容」ではありません。
学業・ゼミの内容や実績を語るのではなく、どのように取り組んだのか、将来的にどのように活かしていきたいのかなど、学業を通してあなたの人柄や取組みを伝えることが重要です。
学業についてアピールするときには下記の3ポイントを意識しましょう。
企業が知りたいこと
【1】その分野/テーマを選択した理由やきっかけ
【2】テーマや課題に対してどのように取り組んだのか、工夫したこと
【3】その勉強を通して得られた/培ったことを社会人になってどのように活かしたいのか
特に専攻内容と企業の事業内容があまり関係ない場合には【3】を意識して伝えることが大切です。
【例】
私は日本文学を専攻し、ゼミでは「源氏物語」の研究をしています。
各章ごとに登場人物の言動や心理、歴史的背景などあらゆる観点から分析することで、先入観を持たず広い視野で物事を考えるようになりました。
また、チームで議論することで、自分の主観に頼らず、周囲の意見も積極的に取り入れることができるようになりました。
この経験を活かし、仕事でも新しい情報や周囲の意見を取り入れられる柔軟な対応をしたいと思います。
ゼミ・学業への取り組み方を説明するときは専門用語を避け平易な文章で書きましょう。
人事担当があなたの勉強した分野に詳しいとは限りませんし、知りたいのはあくまであなた自身のことです。
▼あわせて読みたい!
新卒の就活生向け! 見本のようにきれいな履歴書を書くためのポイント
https://agent.jobrass.com/magazine/measure/274/
面接で聞かれた際など、更に詳しく伝える必要がある時には、個人の取り組みだけでなく「チームや集団でどのように取り組んだか」を伝えるとなお良いです。
社会人になれば普段の仕事や会議などチームで活動することも多くなりますので、チームで活動するときにどのような行動をしていたのかという視点は重要になってきます。
積極性や協調性をアピールするチャンスにもなりますので、ゼミなど集団で取り組んだ経験がある場合にはぜひ伝えましょう。
▼あわせて読みたい!
採用担当者の記憶に残ったES・履歴書の写真とは?
https://agent.jobrass.com/magazine/measure/191/
就活生は必見。学生時代に頑張ったことと、自己PRの違い
https://agent.jobrass.com/magazine/measure/191/
採用担当者「ぱっと見て8割埋まっていない履歴書はスルー」説の真偽
https://agent.jobrass.com/magazine/measure/191/