面接は、自分で手応えがあったと思っても不合格だったり、その反対に手応えは感じられなかったのに合格したりといったことがよくあります。
JOBRASS編集部では、20代の社会人105名に、就職活動において、「なんで通過したんだろう?」と自分でも思うような面接があったかどうかを直撃。「あった」という人には、それはどういった感じの面接だったのかを聞いてみました。
【就職活動において、「なんで通過したんだろう?」と自分でも思うような面接はありましたか?】
・あった 40.0%
・なかった 60.0%
「あった」と答えた人は全体の4割。では、自分でも「なんで通過したんだろう?」と思うような面接とは、どんな感じのものだったのでしょうか?
もっとも多かったのは、「うまく話せなかった」「言いたいことを伝えられなかった」というもの。自分ではそう思っていても、面接官は発言内容だけを見ているのではありません。うまく話せなかったとしても、気持ちを切り替えることが大切です。
・明らかに緊張し、何を話したか自分でもあまり覚えていなかった。身振り手振りだけが大げさに映ったような気がする(女性/その他/24歳)
・一次面接は一対一の質疑応答形式だったが、二次面接は一次面接の合格者数名と社長含む会社の人数人で、居酒屋で食事をしながらの面接。緊張でガチガチで食事もお酒も会話も進まずでした(女性/その他/29歳)
・まともに喋れてないのに通過した(男性/その他/26歳)
・あまり言いたいことが言えずに終わってしまった(女性/その他/22歳)
・熱くしゃべりすぎて、途中で何を言ってるかわからなくなってしまい、今何の話してましたっけ? と言ってしまった(男性/その他/27歳)
これも多かった声ですが、自分なりに必死に回答しようとする姿勢が評価されることもあるようです。
・相手の求めていることを答えられなかった(女性/その他/23歳)
・質問に対して上手く答えられなかったのに(女性/総務・人事・事務/28歳)
・面接官の質問にきちんと答えられていなかった。何の仕事がしたいか聞かれたときに明確に答えておらず、悩みながら自分でも何がしたいか決まってないということを伝えた(女性/コンピュータ関連技術職/27歳)
緊張して臨んだものの、何も質問されなかった……。そんなとき、学生は面接官は自分に興味がないということなのかと悩んでしまいがちですが、案外ひと目で採用が決まっていただけなのかもしれませんね。
・特に質問されず会社の求める人材ではない気がした時(男性/営業・販売/23歳)
・特に問題もなく、アッサリ終わった面接(女性/その他/27歳)
面接では志望動機などを話し、自己PRをしっかりする場。にもかかわらず、趣味などの雑談の話に終始してしまった場合。雑談をするなかでも、面接官は、その人となりを見抜いているのです。
・雑談のような終始和やかな面談だったため(女性/その他/22歳)
・談笑してるだけの面接(女性/営業・販売/23歳)
・志望動機も聞かれず、ほぼ雑談だった面接(女性/その他/25歳)
・日常的な会話が中心に進んだ面接(男性/営業・販売/26歳)
・ほとんど趣味の話しかしなかった(女性/その他/29歳)
遅刻したらもう絶望かと思いきや、選考を通過したという人もいました。基本的に遅刻は厳禁ですが、遅刻の理由や、その時の対応によって、次のステップにつながるケースはあります。
・遅刻したから(女性/その他/24歳)
・自分が面接時間を勘違いして遅れてしまったが、対応してもらえた。時間を守らない者は就業においてもそうだと思われるので不採用になると思っていた(女性/その他/28歳)
投げやりな気持ちだったのに、それが結果として「素」の自分を見せることになり、受け入れてもらえたという声も。面接官は、学生が“さらけ出す”のを待っているのです。
・不採用が続き、もうどうでもいい!と、投げやりに受けに行った面接が通りました(女性/営業・販売/25歳)
・その会社のマイナスな部分を言ってしまったこと(女性/その他/23歳)
緊張しているとき、他人は自分より優れている気がするものです。気にしない、気にしない!
・一緒に受けた面接の子が優っていた(女性/営業・販売/25歳)
その他、圧迫面接に近い内容で、回答もしどろもどろだったのに、受かったという人もいました。もともとそういった面接は回答内容よりも質問に食らいつく姿勢などを見るもの。繰り返しになりますが、面接官が見ているのは回答内容だけではなく、学生の表情、姿勢、全てです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 105計名