東京駅には改札出口が13か所あります。通常の電車乗り場は10個、新幹線乗り場も10個。さらに駅内には様々な飲食店やお土産屋さんが存在しており、もはや「迷路」とすら言える構造になっています。東京に住んでいる人でも使い慣れていないと、目的地にたどり着くまで少しばかり苦戦するでしょう。
就職活動の際、東京駅に初めて訪れた筆者の友人は、新幹線を降りてから目的の改札までたどり着くことができず、人に2回も道を尋ねたとか。結局、面接に遅刻してしまい、散々な結果に終わってしまったので「東京駅恐怖症」になったと言っていました。
そこで今回は、就職活動の面接に遅刻をしてしまったことがある人に、そのときのエピソードを聞いてみました。
・ありがちな交通トラブル
「電車が遅延してしまったが、結果的に採用までいけました」
「初めて降りた駅だったので迷ってしまい、遅刻してしまった。面接は受けさせてもらえたが、結果は不採用」
「バス乗り場を間違えて目的地とは逆方向へ。人事の人に連絡をしたら面接の順番を最後に変えてくれた」
・道に迷って…
「道がわからなくなり交番に行ったが、警察官が電話をしていて道を聞くことができず、数分待たされたので遅れてしまった」
「異常なくらいの方向音痴なので道に迷ってしまい、集合時間に遅れてしまった。途中何度も遅刻の電話を入れようとしたがつながらず、会場についてから報告する羽目になって赤っ恥」
「面接に向かう途中、区画整理のため道路工事が行われていて大混乱。スマホのGPSも電波の関係でうまく機能せず、結局逆方向へ行ってしまいました。やっと着いたのに会場に入れてもらえず、泣きそうになった」
・寝坊やら、スケジュールミスやら…
「連日の就活で疲れがたまっていて、起きられなかった。理由を聞かれたが、笑ってごまかした」
「前の説明会が長引いてしまい、遅刻した。焦りと申し訳なさと準備不足で、散々な結果だった」
「始まりの時間と終わりの時間を間違えていて、会場についたら終わっていました」
電車の遅延など、予想できないトラブルは防ぎようがないかもしれませんが、寄せられた遅刻の原因を見てみると、「準備不足」といえるものが多い傾向に。東京駅でなくとも、多くの路線が交わる主要な駅では乗り換えに十分な時間をとり、初めて行く会場までは、バス、タクシー、徒歩など、いくつかの行き方を調べるといった対策をしておきましょう。せっかくいただいた面接の機会を、自らの不注意で逃してしまうのは非常にもったいないですよ!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年12月24日(水)~2015年1月5日(月)
対象:入社1~2年目の社会人・就職活動を終えた2015年度卒予定の学生 計350名