電車の事故などで、面接の時間に遅れそう! あるいは、突然の事情により、企業訪問にいけなくなった! など、突発的なことはあり得るものです。その時の連絡手段は、電話? メール? はたまたLINE? 電話をかけても、担当者だって忙しいだろうから、メールのほうがいつでも読めていいのかな……?
さまざまな連絡手段がある今、ちょっと悩みどころ。採用担当者側の意見は? JOBRASS編集部では、企業の採用担当者100名に、「学生からの緊急連絡がある場合は電話、メールどちらがベター?」という質問をぶつけてみました。
【学生からの緊急連絡がある場合は電話、メールどちらがベター?】
・電話 91.0%
・メール 9.0%
学生からの緊急連絡は、電話であるべきと考える担当者が9割! ほとんどの採用担当者は、緊急連絡はメールやLINEなどといったSNSではなく、電話が「常識」と考えているようです。その理由とは?
メールのほうがいいという人の理由は、「時間を拘束されずに」「行き違いがない」ことの2点。電話だと、自分がとることができなかった場合、連絡が漏れる可能性があるというのが、その理由です。
・いつでも連絡がとれる。行き違いがない(男性/愛知県/57歳)
・緊急の用件ならばメールのほうが確実だから(男性/福島県/49歳)
・時間を拘束されずに確認できる(男性/北海道/52歳)
しかし、対話ができる電話ではないからこそ、きちんとした対応が必要。中にはこんな意見もあります。
・いつまでも返信のないことが時折あり、驚かされる(女性/東京都/46歳)
一方、緊急の連絡は電話でするべき、という人の意見は、大半が「電話のほうが早く連絡がつく」「メールは見ない可能性がある」というもの。
電話のほうが、メールよりも“一生懸命さ”が伝わるという声や、「メール」を送りつつ「電話」と、“二刀流”を評価する声もみられました。その他電話のメリットは、相手の状況をその場で直接やりとりができるという点にもありそうです。
1)電話のほうが早く、直接話ができる
・電話の方が詳細を聞けるし、早い(男性/広島県/44歳)
・担当者が当日いろいろとアテンドしていることを考えれば、メールを確認できる状況にはないことは想像できる。メール入れとけばいいなんて 思うのなら即不合格(男性/埼玉県/47歳)
・メールでは伝わらない場合がある(男性/千葉県/46歳)
・事情をしっかり聞くことが出来るから(女性/愛知県/33歳)
2)採用担当者は声や話し方も見ている
・話し方でわかることがある(女性/神奈川県/26歳)
・メールだと気持ちも伝わらないからです(男性/東京都/46歳)
3)メールは見ない可能性も大
・メールだと見れない可能性がある(男性/東京都/46歳)
・電話のほうが早いし、時間を取ってくれている感じがする、礼儀として電話 メールの後、電話があった学生がいた(女性/東京都/33歳)
・メールは時間を問わず連絡事項を確認できるツールだから(男性/千葉県/47歳)
・メールは相手がいつ見るかわからないから(男性/神奈川県/54歳)
・メールだと誤送信など届かない可能性もあるため(女性/秋田県/34歳)
・緊急だから メールだと気付くのに時間がかかる恐れがあるので(女性/埼玉県/40歳)
4)常識
・緊急事態はあるものなので仕方がないが、 常識的には電話(男性/愛媛県/29歳)
・緊急の連絡をメールはあり得ない(女性/愛知県/44歳)
・メールで送ることはあり得ない(男性/静岡県/57歳)
・メールは不健全(男性/千葉県/45歳)
・電話が常識(女性/東京都/44歳)
・ある意味「常識」を問うことになる。 メールで済ませるのは緊急ではないと考える(男性/北海道/48歳)
・メールではおかしい(男性/東京都/48歳)
・メールは問題外(女性/大阪府/49歳)
・電話が礼儀の為(女性/東京都/41歳)
なかには「電話ができない状況であればメールでも仕方ないと思います」(男性/大阪府/47歳)という意見もありましたが、基本的には電話がベター。もし担当者がすぐに捕まらなければ、その間にメールを送り、改めて電話をかけ直すという方法が良さそうです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年12月11日~2015年12月17日
対象:企業の採用担当者 計100名