企業や採用担当者は、就活情報を流すためにTwitterやfacebook、LINEのアカウントを持っていることがあります。でも、企業や採用担当者がSNSで発信しているからといって、学生が気軽にそれらに返信するのは、もしかしたら“地雷”かも?
これまでにJOBRASS編集部が採用担当者106名に、SNSの使い方について聞いた調査の結果では、「絵文字は論外」とする担当者が8割以上。ではLINEの「スタンプ」は? 絵文字に続き、採用担当者が考える「LINEスタンプ事情」を徹底調査しました。
■約85%が「一切ダメ」
調査の結果、採用担当者106名中、90名と全体の84.9%が「一切ダメ」。「馴れ馴れしい」「仕事は遊びじゃない」など、カジュアルなスタンプは使うべきではないという声が圧倒的多数を占めました。
・一切許せない(男性/公務員/41歳)
・減点する、一切のスタンプNG(男性/研究・開発/43歳)
・使ってきた時点で許せない(男性/その他/31歳)
・社会人としての連絡なので好ましくない(女性/その他/35歳)
・即アウト(女性/企画・マーケティング/43歳)
・スタンプなどもってのほか。なめている(女性/その他/41歳)
では、「一切ダメというわけではないけれど……」と、場合によっては理解を示す姿勢をみせた担当者の声は?
「今は仕方ないと思う」(女性/その他/44歳)など、使うこと自体には“時代の流れ”と理解を示す声もみられます。ただし、その場合であっても、
・文字を打ってきて頂いた方がよいが、「了解」や「OK」等、簡単な返事には絵文字、スタンプでも仕方ない(男性/営業・販売/40歳)
・基本はなしだと思うが、採用担当者が使ってきたら、それに合わせて使うのもありかもしれない。ただし多用しすぎない程度(男性/営業・販売/36歳)
など、“基本はナシ”。使ったとしても多用は避けるべきであり、とりわけNGなのは、
・やり取りの内容による。業務にかかわる内容に対してスタンプのみで返信してきたら許さない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/40歳)
・ありがとうございますなどの文面があって追加でスタンプならまだ許せますが、スタンプだけで会話するのは許せないです(女性/その他/38歳)
・会話の最後に1つ送るくらいなら許容範囲内だが、それ以上はふざけている印象を受けてしまう(女性/コンサルタント/35歳)
と、スタンプ“のみ”でのやりとりだという意見が散見されました。
以上から、絵文字であれ、スタンプであれ、あえて使う必要がないものは、使わないほうが無難といえそう。採用担当者が親しみをもってくれるからといって、学生側から馴れ馴れしくするのは“マナー違反”ということは、心しておきましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名