就活髪型シリーズとして、女性の髪型を中心に就活におけるあれこれをご紹介してきましたが、今回は就活中のパーマについて考えていきたいと思います。パーマといっても様々な種類のパーマがありますが、どのパーマが一番就活に適しているのかを考えた場合、よくわからないというのが本音かと思います。
そもそも就活中にパーマがOKなのかも気になる部分だとは思いますが、もしパーマがNGならどんな髪型にしていけば良いのかも不安になることがあると思います。
結論から言うとパーマは問題ありません! しかし、どうしてパーマがNGとされているのか、どんなパーマなら就活に適した髪型として認識されるのかなどをご紹介していきます。
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まず安心してほしいのは、就活中にパーマをしていても一向に構いません。そもそも、大学生にもなればパーマぐらいをかけている方は多いでしょうし、そのまま就活に臨むという就活生の方が大多数だと思います。
パーマとひとことで言ってその種類は様々で、ウェーブ、カール、ストレートだってパーマの種類です。自分の好きな髪型にしたいのであれば別に普段は問題ないと思いますが、個性を出すために派手なヘアスタイルのまま就活に望むのは避けた方が良いでしょう。
というのも、これまでは自分が良ければ問題ないという大学生から、髪型で相手に与える評価がそのまま自分の評価に繋がりかねないという意識を持つ必要がある社会人となるからです。
これまでの学生生活の中ではどんな風に見られても比較的よかったかと思いますが、社会人になれば学生以上に色々な方がいますし、原則的には信用で仕事をしている方々の集まりになります。それはつまり自分が社会にでたら、周囲からどう思われ、どう見られているかを意識する必要があると言うことです。
もしあなたがパンチパーマやドレッドで現れた人を見て、基本的には過度なヘアスタイルの方と一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。就活も一緒ということです。
企業側の本音として、「過度なスタイルでなければそこまで見ていない」というのが実情です。例えばウェービーなヘアスタイルがパーマと見られて不利になるのであれば、生まれつきくせ毛でパーマのように見える人は、不利になってしまうことになります。反対にくせ毛の人は、矯正パーマをかけてうねりをなくしておくと良いでしょう。
パーマ自体がNGということはないのですが、パーマをしている方でもし髪の痛みが激しい方の場合は注意が必要になります。基本的にダメージを与えるのがパーマですから、かけすぎで痛みがめだつようであれば、就活では不利になる可能性があります。
それは社会人になってからも同じですが、髪の毛に無頓着な方はそれだけでマイナスのイメージがついてしまうことに注意が必要ですね。
就活時のかパーマで最も良くないのはゆるふわ系のパーマをかけている場合です。就活では真面目なイメージと清潔感が何よりもモノをいう環境ですので、ふわふわのパーマで面接などに来られると、企業の面接官も「常識がない人」と思ってしまう可能性があります。
普段使いの髪型であれば全く問題なく可愛らしい髪型だとは思いますが、就活に望むのであればそれなりにきちっとした髪型で臨まれることをおすすめします。
就職活動において、清潔感は大事ということは何度もお伝えしていますし、どの就活に関する本などでも再三言われているかと思います。それだけ大事ということですが、その理由としては、新卒学生がポテンシャル採用であるという点と、社会人として自分がどう見られているかが重要になるからです。
まずポテンシャル採用という点に関して言えば、今後の伸びや期待値の高い学生を企業は取りたがります。
即戦力がほしいのであれば中途採用で事足りますから、新卒学生には「良い意味でその企業の考えを身に付けてほしい」という考えがあります。
それは残業が多くても文句を言わないのが良いということなどではなく、企業ごとに特色や方針がありますから、そういった企業独自の考え方や働き方に共感をしてほしいということです。
それと髪型と清潔感にどんな関係性があるのかという話ですが、企業の人事担当者はあなたのことを履歴書と見た目、そして発言の中でしか判断できません。見た目で最も目に付く髪型がもし清潔感のないものであった場合、初対面のかたの印象はマイナスになることが予想されますし、見た目の印象が悪いと企業にとってもマイナスになると判断される可能性が高くなります。
ここで二つ目の「どう見られるか」が出てくるわけですが、自分の働いている会社に来てほしいと思えない学生に対して、期待は持てませんし、自分がどう思われるかを気にしない学生は、基本的に採用されないのは自然な流れではないでしょうか?
清潔感一つでここまで思われてしまうのが就活というと、少し言い過ぎかもしれませんが、やはり見た目のインパクトは大きいのは確かですから、パーマがNGでないとは言っても、社会人の常識の範囲内に納める必要がありますね。
では、パーマでもOKな状態とはどんなものなのか、簡単にご紹介していきます。
まず大前提としてパーマで傷んだ髪の毛であることは避けましょう。パサついた髪毛ですと、中途半端な髪色になる可能性もありますし、黒髪に戻したとしてもダメージヘアは結構目立ちます。また、毛先のダメージがひどい場合はパーマのせいでまとまりにくく、広がりやすいという状態になりがちですから、湿気や強風でも負けない髪にしておくのがベストです。
一番安心で失敗がないのはストレートパーマですね。ロングヘアの場合でもショートヘアでもアレンジが効きやすく、そこまで遊ぶこともしないと思いますので鉄板のパーマかと思います。
先ほども少し触れましたが、パーマのせいでダメージが目立つのは避けなければいけません。毛先の広がりやボサボサなまま就活や面接に行くのは自殺行為ですから、そのあたり最低限の身だしなみは整えましょう。
逆に言えばその辺さえ押さえておけば就活パーマは何の問題もないと言っていいでしょう。
最後に、パーマで就活や面接に行く際に気をつけておきたい5つのことをご紹介していきます。
最後のまとめ的な形でもう一度言っておきましょう。パーマでも大丈夫です。あまりにも「ギャルっぽい髪型」や、「今時の学生風」な髪型で面接に行ってしまうと、確実に遊んでいるイメージを持たれますし、社会人としてちゃんと仕事をしてくれるのか不安になります。
寝坊や遅刻も多そうという偏見も持たれる可能性も高くなるでしょう。本当は無遅刻無欠席を貫いていたとしても、ギャル風な学生に真面目なイメージを持つ面接官の方が稀だと思います。
高校生の時に頭髪検査などがあったと思いますが、大学生のモラトリアムを経て意識が低くなってしまうのも仕方がないとは思います。ただ、やはり一人前の社会人として一歩を踏み出すのであれば、面接官に好印象を残して、辛い就活はさっさと終わらせることに集中した方が良いでしょう。
女性であればある程度髪を染めても良いとは思いますが、あまりにも明るい髪の毛にするのはNGです。やってもダークブラウン程度に留めるか、よく分からなければ黒に戻してしまうのも有効です。髪の毛の色で色々と言われたくないのであれば黒がやはり一番安全です。
髪型で人の印象が大きく変わるという話をしましたが、ハーフアップやショートは「明るさ」や「元気のよさ」を印象づけられる可能性が高くなります。プラスしてハキハキと話すことができれば、面接などでもその明るさが、より強調されるはずです。
ただ、ハーフアップやショートヘアにしたから完璧というわけではなく、ヘアピンで髪を留める、ヘアスプレーで前髪も横に流すことをすれば、顔の輪郭がハッキリと見えて好印象を与えられるケースもあります。
女性は特にそうかもしれませんが、就活中にはお辞儀やかがんだり、メモなどを書く際に下を向く行為が多いと、その度に髪の毛がかかってしまい、相手に良い印象を与えることが少なくなります。就活における髪型では、何よりも清潔感が大切になってきますから、就活では相手に与える第一印象を重視する傾向上、その後の活動を左右することも少なくないでしょう。
基本的にはどんな業界へ面接に行ったとしても、パーマだからといて高評価に繋がることはありませんが、パーマ系やちょっとおしゃれな髪型の方が面接でメリットになるケースもあります。代表的な例えばアパレル業界、モデルなどの服飾関係や、デザイン系の仕事に就こうと思った場合は髪型やファッションがプラスに働くこともあります。
就活の髪型で意識したいポイントにあげられるのは清潔感と、そしてビジネスシーンにふさわしいかどうかです。まず一番大事なのは清潔感を与えるために何ができるのかを意識しておくことです。
例えばおでこを出すと顔が明るく見えるとか、お辞儀したときに髪が降りてこないようにピンなどで止めておくことなどがありますね。
何度もお辞儀をする機会は多いと思いますので、その度に髪を書き上げているとあまり印象は良くありません。顔を上げた髪で顔を隠すのもマイナス評価に繋がる可能性もゼロではないため、髪の乱れは最低限注意しましょう。
また、前髪はぱっつんではなく横に流すと女性らしさを演出しやすいので、長い前髪でなくても、流すことを意識したり、襟元や肩にフケがないこと、出かける前には鏡を見るなど、いつもやっていることではあると思いますが、より意識していただくのが良いでしょう。