「ハーフアップ」「ショートヘア」など、就活女性の髪型に関する内容をいくつかご紹介してきましたが、今回はミディアムヘアと就活に関する内容をご紹介していこうと思います。
就活中の髪型なんてなんでも良いと思っている方も多いとは思いますが、面接中や就活というシーンにおいて、お辞儀やかがむ、メモを書く際に顔に髪の毛がかかると、相手に良くない印象を与えることが少なくありません。
就活では清潔感や真面目さも一つのウリになりますので、相手に与える第一印象はできるだけ良いものにする必要があります。
これはどんな髪型にしても言えることですが、顔の印象はできるだけ明るくしておくことが、女性の就活を成功させる秘訣と言っていいでしょう。
では、そのなかでなぜミディアムヘアをおすすめする理由を詳しく解説していきます。
ミディアムヘアならではのメリットをご紹介します。
ミディアムヘアの良いところは、何と言っても知的感や爽やかさの演出がカンタンにできるという点でしょう。そこまで長い髪でないとできない髪型でもありませんし、面接中に何度もお辞儀をしたとしても崩れる心配が少ないので、応用力の高い髪型と言っていいと思います。
社会人の女性にも多い髪型ですので、面接官も働いているイメージを掴みやすいと思いますし、おしゃれすぎず、でも暗すぎずのいい感じのスタイルを保つことができますので、自分も髪の毛を意識しすぎるということはないでしょう。
例えば、金融系や商社などの業界を選ぶのであれば、ある程度業界に見合った髪型で臨むのが良いとはされていますが、特に業界にこだわりがない場合は、どんな職種の面接に臨んだとしても安心です。
そもそも業界によって髪型を変える必要は、あまりないと思います。もし髪型で内定率が変わるのであればみな同じ髪型になってきているはずです。何度も登場してしつこいですが、就活生が一番気にすべきところは清潔感と、礼儀正しさ、そしてやる気です。
もちろん企業側は「優秀な学生」を採用したいと考えていますが、何を持って優秀とするかに明確な基準はありません。学生時代にサークルを頑張ったり、何か企画を考えて成功させた、あるいはアルバイトを頑張ってきたというエピソードは有利に働くこともありますが、もっと大事なことはそのひとの見た目や人柄です。
採用面接の担当者はその方がどんなことをしてきたかよりもどんな人なのかが知りたいので、そうなると一番最初の印象などが大きなウェイトを占めてくるのはなんとなくお分かりいただけると思います。
例えばデートに行くとします。相手によく思われたい時、まずは見た目を気にするところから始めるのではないでしょうか? 就活の交流会などでも同じで、相手がどんな人かもわからない状態では、まず顔や服装などの見た目から入って第一印象が決まります。かっこいい、優しそう、お金持ってそう、そして最後に内面・考え方が面白そうなどがきます。
受け答えや自分の考えをしっかり持っている方が選ばれますが、第一印象も気を付けていきましょう。
モブっぽさは服装や髪型などの要素が強いですが、全身ユニクロで出勤する方でもモブっぽさはないケースが多いです。そなればやはり髪型だけでも多少オシャレにしておくことが良いという結論になりますね。
ミディアムヘアは就活においてもオシャレ感を前面に出すことは少ないので、ある意味ちょうど良い髪型と言っていいかもしれません。
ミディアムヘアにすると照明写真の写りがよくなるといった効果があります
光を当てても前髪が顔を隠していると暗くなってしまいますので、できるだけ顔がよく見えるように、おでこや目元、輪郭などは出して撮影することで、印象の良い写真を撮ることができます。
ミディアムヘアは少しのアレンジで顔の印象を大きくイメージアップさせられますので、こういったことを意識して行くだけで、内定に近づくこともできると思います。
さて、ミディアムヘアが就活で悩まない髪型である理由はご紹介した通りですが、実際にミディアムヘアと言ってもいくつか髪型がありますので、その中でも好印象な髪型をいくつか厳選しました。
できれば黒髪に近い色にして、多少毛先を遊ばせる程度に止めれば、顔の印象も悪くありません。また、ボブカットの良いところは女性らしさを失わず、可愛らしさだけではなく綺麗さなども演出しやすいというメリットもあります。
さらに、真面目な印象を与えやすく、遊んでいる風に見られたり、不真面目な印象を与えてしまうこともすくないでしょう。
いわゆる「大人かわいい」で雑誌や美容室で人気のある髪型です。下記のイメージでもご紹介しますが、ミディアムヘアの王道ともいえるスタイルですね。暗い感じの髪色でも似合いますし、就活中なら大抵黒かそれに近い色にしている味ですのでちょうど良いのではないでしょうか。
イメージの方は少し色が明るすぎるかもしれませんので、美容師の方と相談しながら適度な色を決めていただくのが良いかと思います。
ナチュラルストレートなミディアムヘアもおすすめです。小顔効果も期待できますが、前髪をもう少し短くして、耳を出すようにできれば完璧かと思います。抜け感を出しすぎるのは就活ではあんまりおすすめできませんので、多少のアレンジは必要になりますが、うまくハマればオフィスシーンでも使い勝手が良い髪型になるでしょう。
最後に、ミディアムヘアにする上で、最低限抑えておきたいコツをご紹介していきます。
すでに何度か話題に上っていますが、前髪は単純におろすことはせずに、できれば前髪を分けておでこを出すようにしていただくのがおすすめです。顔全体が明るくなると何が良いのかというと、好感度が上がるというのがあります。
好感度は新卒採用においては最も重視されるポイントになるのです。普段の生活の中でも印象が良い人がいると思いますが、そういう方ってなぜか人に好かれる傾向にありませんか?
好感度が高い人の話はよく聞いてもらいやすいという特徴もありますので、もし髪型ひとつでそれが演出できる可能性があるのであれば、やらない方が損だといえます。
耳も出すことで、さらに好印象な髪型にすることができます。やはり面接官と1対1、1対複数での面接の場合でも、相手の方を向いていることがすぐにわかった方が良いですし、目を見て話すのが基本です。
またCAを思い出していただければすぐにわかると思いますが、前髪でおでこを隠さず、耳が出ていると、パリッとした印象になります。顔の正面は最も相手の視界に入るパーツですから、ここで手を抜かないことが大切です。
前髪ぱっつん系の方も多いですが、日本人形のような印象を受けることが多く、あまり就活生におすすめできる髪型ではありません。
前髪ぱっつんもファッションの一つですので、本人がよければ別に良いのですが、就活において少しでも印象を良くしたいのであれば積極的にぱっつんにするのは避けた方が良いでしょう。
ぱっつんに切った前髪。それだけが理由となり、就活で不採用になるということはほとんど無いでしょう。ただし前髪が目にかかるような長さならば、調整が必要です。
ちょっと顔を下げただけで前髪が顔を覆い隠してしまい、それを直すのに頭を振ったり、手でよけたりする仕草。それを見て、企業の担当者はどのように感じるでしょうか。ぱっつんであること自体は構いませんが、こうした動作は見ていて不快です。前髪をピンなどで留めないのなら、眉の多少上あるいは眉ギリギリまで切っておくと良いでしょう。
ただし、あまり短過ぎるのも考えものです。見る側からすれば子どもっぽく見えてしまったり、ファッション性を強調してしまったりするかもしれません。
髪質とは、パサついた髪になるのは避けましょうという意味です。髪を染めたりする回数が多いとどうしても傷んだ髪になってしまいますので、トリートメントなどをして、髪質は一定の水準になるようにキープしておくのが良いと思います。
特にミディアムストレートで行く場合に痛みは目立ちますので、ツヤなどが消えていたら、事前に美容院に行くなどの対策を取っていただくのが良いでしょう。
—就活の際、どのタイミングで美容室に行けばいい? —
企業訪問や会社説明会、あるいは面接の日程が決まったら、1週間もしくは4~5日前頃に美容室などへ行き、ヘアスタイルを整えることをおすすめします。
もちろん、必ず美容室などに行かなければならないというわけではありません。しかし、例えば後ろでまとめやすい長さに切り揃えてもらったり、ぱっつんになっている前髪をすいて重苦しく見えないようにしてもったりと、印象を良くするための工夫は重要でしょう。小さなことが、相手から受ける印象に大きく関わってくるものです。